わざわざ嫌われなくても良くない?…「君が心をくれたから」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

私めはどうもこのドラマを見ていて感情移入がしにくく困っています。




そもそも、好きな太陽(山田裕貴)のために雨(永野芽郁)は自らの五感を失っていく…という不条理な初期設定に納得がいかないまま見ているからなんでしょうね。




脚本家の考えか、プロデューサーの考えかは分かりませんが、切なさを高めるために恣意的に雨と太陽をツラい状況に追い込もうとしているように思えて、どうも引っかかるんです。だから素直に泣けません。




フジテレビ  月曜21時

「君が心をくれたから」第4話


主演…永野芽郁

脚本…宇山佳佑

演出…松山博昭




太陽に告白されてふったんだから、もうそれで良くないですか。

自分から会わないようにすればいいんですから。




なんで、五感を失ったら迷惑をかけるからあえて嫌われようとするのかが、よく分かりませんでした。




そのために司(白洲迅)を巻き込んで恋人のふりをさせるわ、観覧車でホントは太陽に言いたい思いを、わざわざ司への思いとして言って太陽を残酷なまでに悲しませるわ、




あげくは心をもらいたいからって第2ボタンをこっそりとむしり取るわ…




いくら五感を失っていく自己犠牲の可哀想な子とはいえ、そこまでしなくても…でした。




この2人、切ないでしょう?

可哀想でしょう?

という製作者の意図が透けて見えすぎて私めは冷める一方でした。




永野芽郁も、山田裕貴も、白洲迅も良い演技をしているだけに、余計に残念でなりません。




特に山田裕貴の泣き笑いなんて、グッとくるものがあるんですけどね。




嗅覚を失うのに合わせて、マーガレットは思い出の香りなんて切ないお膳立てもできているのに、やはり初期設定を受け入れきれてないと、このドラマ見続けるのがツラいです。




最後は五感を取り戻すハッピーエンドになることを信じて見続けるしかないんでしょうか。





今回の評価は…7