今回も良い話でしたね。
1年後に届けてほしいという変わった依頼でしたが…
テレビ東京 金曜24時52分
「ハコビヤ」第6話
主演…田辺誠一
脚本…當銘啓太
演出…松本拓
依頼通りに白鳥(田辺誠一)が指輪と花束を指定された場所に行くと、そこにいたのは依頼した当人の早坂(水瀬裕也)でした。
早坂は女性に性転換し、満男から美月に名も変わっていました。
洞察力の鋭い白鳥は指輪のサイズや、バラの花言葉などから、気づいていたようです。
勇気を出して、本来の望む姿になった自分を祝ってあげたいという気持ち。
そこに至るまでの苦しさや壁がさぞあったでしょうから、その気持ちは理解できました。
最近、このようなLGBTネタのドラマを多く見てきたために、私めもかなり理解できるようになっておりますので…。
…で、そんな早坂の背中を押して、両親に会いに行くようにすすめ、早坂を実家へと運びました。
終始淡々とした白鳥の対応が今回はとりわけ良かったです。
女性になった息子の姿を見て、両親は複雑な表情でした。
父親は受け入れがたかったようです。
理解してくれるまで時間がかかるでしょうね。
一方、母親は外に出て満月を見上げてました。
満男が生まれた日も美しい満月が出ていて、それで満男と名付けたそうで、女の子だったら「美月」とするはずだったと幼い満男に話したことがありました。
それを覚えていて満男は美月になったのです。
男であることに苦しみ続けてきたであろう息子をいたわるように、母親は「美月」と呼んで抱き締めてくれました。
心温まるエピソードでした。
今回の評価は…8