何だかうまくいきすぎるくらいどこもかしこも関係性が良くなる最終回でしたね。
脚本の遊川和彦は、最近の遊川脚本らしからずに最後まで真っ当にひねり無しで終わりました。
テレビ朝日 日曜22時
「アイのない恋人たち」最終回
主演…福士蒼汰
脚本…遊川和彦
演出…綾部真弥
まず雄馬(前田公輝)と奈美(深川麻衣)ですが、仲直りをし、雄馬の祖母(丘みつ子)も元気になり、改めて2人の背中を押してくれて、婚姻届を出そうってことに。
しかし、奈美は両親の許しを得てからにしたいと、両親と会い、母親(岡まゆみ)との思い出を語り、母親は別人のように殊勝になり許してくれました。
いきなり変わって面食らいましたけどね(笑)
父親(おかやまはじめ)の介護のために実家に帰った栞(成海璃子)を追って長野まで来た多聞(本郷奏多)。
スマホを放り投げて覚悟を示したら、栞が冷静に探してくれたのがいかにもで可笑しかったですが、
人の良さそうな父親が急に険しく厳しい表情になり親友はいるか?と多聞に聞いたのにはドキっとしました。
親友がいると答えて信用してくれました。多聞も長野で働くことにしました。
栞も多聞もナイーブな人なので良い選択でしたね。
多聞は自分の家族に栞を紹介します。
あんなに仲悪かった義父とも、父親だと素直に紹介し、義父も面食らってましたね。
そして、真和(福士蒼汰)ですが、愛(佐々木希)は大切な初恋の人と尊重しつつ、絵里加(岡崎紗絵)とやはり恋人同士に。
絵里加に尻を叩かれてこれからも脚本を書いていくんでしょう。
絵里加の兄は絵里加のブックカフェで働くことになったようで、別人のように爽やか青年になってました。
そして、親友3人も仲直りをしました。
何だかあっちもこっちもうまくいきすぎてファンタジーのようでもありました。
脚本の遊川和彦の願望でもあったかもしれませんね。
ギスギスした人間関係になりがちな現代ですが、こんな人たちがいても良いでしょう?という願望のようなものが。
キャストは実力者ぞろいでしたから、最終回まで見てしまいました。
余談ながら真和の高校時代を演じた役者さんは、福士蒼汰より前田公輝の方に似てませんでしたか?
ちょっと混乱しました。
最終回の評価は…7