まぁ~そういうことなんですね。
死んでしまうはずだった太陽(山田裕貴)は雨(永野芽郁)が五感を差し出す約束をしたので、死なずにすみましたが、
雨がくれた心(=五感)を太陽がまた差し出したら、太陽は死にますが、雨は五感を取り戻し夢に向かってまた歩き出せた…ってことでした。
フムフム…雨にとってはハッピーエンドなのかもしれませんが、結局太陽は死んじゃうのか~という失望感は拭えませんでしたね。
フジテレビ 月曜21時
「君が心をくれたから」最終回
主演…永野芽郁
脚本…宇山佳佑
演出…松山博昭
視覚を失い、遂に聴覚だけになってしまった雨を連れ、太陽はせめて五感すべてが無くなるまでの日々を笑って過ごそうと、
初めて出会った高校の校舎や、思い出の場所をめぐっていきます。
1週間はあっという間に過ぎて、至ってあっさりと最後の日になります。
今までもそうでしたが、特に最後の聴覚すら無くなるんですから、それに対する恐怖心や怯えがもっといいはずなのに、割と雨は平然としているんですよね。
そこがやはり不思議でなりませんでした。どれだけ肝がすわってるんだ?と。
…で、せっかく太陽が考えた最後にかける言葉を聞くことなく、太陽に伝えた時間より1時間早くに雨は聴覚も無くなり、生きる屍みたいな状態になります。
またも絶望感にうちひしがれる太陽。
そんな太陽の前に日下(斎藤工)が現れ、
また後出しじゃんけんで、雨から差し出された五感を戻せば、太陽は死ぬが雨は元の姿に戻れるというルールを伝えられ、太陽はそれに従うのでした。
それは誰が考えたんだよ?という謎のルールでこのドラマは展開していくので、もう慣れてはいるのですが、
何だかルールに支配されたまるでゲームの中で生身の人間が翻弄されてるみたいで、どうもそこが最後まで引っ掛かりました。
太陽は生前にメッセージを録音していたので、伝えたい思いは伝えられたし、陽一(遠藤憲一)や春陽(出口夏希)に託されていたので、
雨に見せたかった太陽が作った赤い花火も打ち上げて、雨に見せることもできました。
生きながらえて、かえってツラい思いもした太陽でしたが、猶予ができてこの花火を作れたのは良かったかもな…とせめて思うようにした最終回でした。
永野芽郁も山田裕貴も演技はずっと良かったです。だから何とか見続けられました。
山田裕貴の涙の出方は毎度スゴいなと感心しました。
またこの2人の共演作を見たくもあります。
最終回の評価は…7