今回のサブタイトルは「分類しなきゃダメですか?」
渚(仲里依紗)が不本意ながらパワハラ上司にされてしまうエピソードと、マッチングアプリで細かな点まで合うはずの相手にふられてしまう秋津(磯村勇斗)のエピソードで、何だか現代のやたらと分類される窮屈さが描かれました。
TBS 金曜22時
「不適切にもほどがある!」第9話
主演…阿部サダヲ
脚本…宮藤官九郎
演出…古林淳太郎
特に渚がパワハラのレッテルを貼られてしまうプロセスは、いかにも最近ありそうな出来事で、リアルな怖さを感じましたね。
腹を割って話せばそんな誤解は生まれないはずなのに、少ないコミュニケーションで決めつけられたり、分類されたりしてしまう…
情報量が多くなってるからもあるでしょうが、もっとファジーにとらえて、相手に寛容でないと、お互い神経がすりへりストレスがたまる一方ですよね。
今回のミュージカルは古田新太演じるゆずるが1人で、娘の渚をかばい、異を唱えるものでした。
病身なのに歌い踊ってはグッタリしてしまうのがおかしいやら、切ないやら…
純子(河合優実)のお墓を市郞(阿部サダヲ)がサカエ(吉田羊)や、井上(三宅弘城)らとお参りするのも、何とも切なかったですね。
いよいよ今夜が最終回。
資金難でタイムスリップができるのは昭和へのあと1往復だけ。
市郞は渚を伴い、昭和に戻るようですが、純子や市郞の震災での死はどうなるんでしょうか。
逆にキヨシ(坂元愛登)は令和に戻れるのか?サカエと安森(中島歩)の恋は?
最終回は枠拡大ですがそれでもおさまりきれないくらい、ぎっしり詰まった最終回になりそうです。
今回の評価は…8