とりあえずクドカンを信じて…「季節のない街」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回、期待しすぎて見たせいか、正直言って「なんじゃ、こりゃ?」状態でした。




ただ、良くなる片鱗は散見しましたので、脚本・演出のクドカンを信じて見続けはしますが…。




読者の皆さんも初回離脱せずにしばらく様子見されることをおすすめします。




テレビ東京  金曜24時52分

「季節のない街」第1話


主演…池松壮亮

脚本、演出…宮藤官九郎




宮城出身の宮藤官九郎は地元が東日本大震災に被災したので「あまちゃん」でも

がっつり描きましたし、




「不適切にもほどがある!」でも主人公と娘は阪神淡路大震災で亡くなるという設定でした。




で、このドラマは12年前に起きた「ナニ」の被災者が住む仮設住宅が舞台で、あからさまには扱わないものの震災へのクドカンなりのこだわりの強さを匂わせています。




原作の山本周五郎の小説や、それを映画化した黒沢明監督の「どですかでん」は貧しい人々が住む貧民街が舞台になってますが、それを現代に置き換え住む人が減った仮設住宅にしているところがこのドラマのミソと言えそうです。




初回では主人公の新助(池松壮亮)が飼い猫のトラを連れ、この仮設住宅に引っ越してくるところから始まります。




新助は三本木(鶴見辰吾)にこの仮設住宅の住民たちについてリポートを送れば金を貰えるということのようです。

なぜそんなことをさせられてるかは分かりません。




かなりクセ強めな住民たちが住んでるようですが、初回は「どですかでん、どですかでん」と言いながら敷地内を市電の運転士になりきり走り回る六ちゃん(濱田岳)がフィーチャーされます。




走り回っていても、それがあたりまえのように住民たちは放っていて相手にしません。



しかし、六ちゃんが困っている女の子を連れていき誘拐犯に間違えられ、警察に連れて行かれそうになると、みんなでそれを阻止してあげます。新助もその片棒をかつぎました。



六ちゃん役は濱田岳だけに知的障がいのある六ちゃんをわざとらしくなく演じていて絶妙なキャスティングでした。




主人公の新助はどこかやさぐれた感じもあり、住民たちと関わりながら変わっていくんだろうなと思います。




この先、どんなエピソードが見られるのか楽しみにしたいです。

既に配信で作られた作品なので制作費も深夜ドラマとはケタ違いで豪華なキャストです。




初回の評価は…7