ホントにこのドラマって引っ張ってる割に、蓋をあけたら「…でしょうね」みたいな想像できる範囲のネタばらしが続き、全体的になんだかな~なんですよね。
なので、第1部が今回で終わり、第2部の前ふりとなる真樹(亀梨和也)の実家放火による逮捕は、想像できなかった急展開で、まだ見続けてもよいかと思えるカンフル剤になりました。
テレビ朝日 火曜21時
「Destiny」第5話
主演…石原さとみ
脚本…吉田紀子
演出…新城毅彦
今回メインとなったのは、奏(石原さとみ)の父親、英介(佐々木蔵之介)と、真樹の父親、浩一郎(仲村トオル)の間に何があったかでした。
奏は上司の大畑(高畑淳子)が紹介してくれた英介の元部下の新里(杉本哲太)に会いますが、新里は当時のことを語ろうとはしません。
新里は英介の死後、検事をやめたようですが、厳しい箝口令がしかれているようです。
困りあぐねた奏は実家に帰り、英介の遺品からボイスレコーダーを見つけ出します。
そこには英介が担当した汚職事件のすべてが語られていました。
奏は貴志(安藤政信)が留守中に家に真樹を招き一緒に聞きます。
国会議員の東(馬場徹)→「アンチヒーロー」では検事でしたが、こちらでは被告人、ややこしい(笑) が逮捕された事件は、特捜部が何とか起訴に持ち込みたいと躍起になり、
証拠となる東の秘書から官僚へのメールは出どころが怪しくて英介は懸念していましたが、上司から起訴を強く命じられ公判となります。
担当弁護士は元は英介の同僚だった浩一郎。裁判になると、検察の取り調べの時と違い、証人たちは証言をくつがえし、証拠のメールもニセメールと明かされます。
検察が議員を起訴すべくでっち上げたという流れになり、その責任は主任検事の英介がすべて負うことに。
英介が追い詰められていくさまは、佐々木蔵之介の好演と、仲村トオルのSっぽい演技で見ごたえがありましたが、
検察が手ぬるかったのは事実ですし、浩一郎が罠にはめたのか、他の力が働いたのかは不明で、これで浩一郎が英介が追い詰めて殺したとは言い切れない気はしました。
もう会わないとなった奏と真樹でしたが、真樹が癌のために痛みで倒れ、病院に連れて行き貴志に診てもらうことに。
病院を抜け出した真樹は実家に行き…
野木家から出火。
浩一郎が死んだかは今回ではわからず、真樹は放火を名乗り出て逮捕。
真樹を奏が取り調べることになるようです。
浩一郎が祐希(矢本悠馬)に接触していたのが気になりますね。
今回の評価は…7