なんで灯をからめたがる?「ブルーモーメント」第5、6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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せっかく本田翼をキャスティングしたからか、原作でもそうだからかは分かりませんが、このドラマはやたらと毎回、灯(本田翼)が死んだ時のことをからめようとしてきますね。




昨今の連ドラがとかく大事にする「縦筋」ってヤツなんでしょうが、引っ張る割にはさほどそこに興味はないんですけどね…(苦笑)




フジテレビ  水曜22時

「ブルーモーメント」第5、6話


主演…山下智久

脚本…浜田秀哉

演出…下畠優太(5)、森脇智延(6)




このドラマは主人公は気象の専門家で、その予測というタイトな特性を活かすしかないというネックがあるので、




他のキャラでとかく補わないといけなくなるわけです。




そこで第5話からは立花大臣(真矢ミキ)の元夫の沢渡(橋本じゅん)という新キャラが登場。SDMの警察班の責任者として加わることに。




あの日の灯の最後の姿を見た人物ってことでしたが、だからと言ってなぜ灯は?って核心を知るわけではなく、虚しい引っ張りでした。



警察で災害対策のエキスパートだった沢渡は巨大な雹が降り、霧が発生する事態が発生すると、防災や救助のための指示を各所に迅速に出し始めます。




それは豊富な経験と知識、事前の綿密なリサーチがなせるわざでした。




こうなるとますます晴原(山下智久)の活躍分野の狭さが逆に際だってしまい、作品としては良かれあしかれでした。




橋本じゅんがこんなに頼もしくカッコよく見えたのは珍しいことです。




続く第6話はこれまであまり活躍の場がなかった上野(平岩紙)がフィーチャーされました。



この回は既に大地震が起きたあとで、道路が寸断され、ヘリも着陸できない孤立した集落に、災害用ドローンで救援物資を送るということに。




上野は災害ドローン運用の提唱者で、運用には上野は不可欠のようで、上野の息子の大切な紙飛行機大会にも仕事で行けなくなってしまいます。




そんなジレンマの中、上野は任務を全うし、晴原が上野の息子にフォローの電話をして、親子の関係は保てた…って話でした。




ドローンをちゃんと到着させるために気象状況の把握が大切ってことで、晴原は例によって特別車から上野と指示してましたが、




上野が一旦離れ、ドローンのバッテリーが少なくなったら、ドローンの操縦までやってましたね。

晴原、そんなこともできるんかい?ってツッコミを入れたくなりました。




何だか、上野親子のエピソードだけでは尺が足りないからか、今回は灯をよく知る上野もからめて、灯についての回想シーンもやけにありましたね。




今さらまだそんなこと説明するのか?と疑問でしたし、昨今の連ドラでよくありがちな「私が●●を殺した(命を奪った)」と言わせて引っ張り、次の回では間接的な意味と肩透かしされるというのがまたありそうでゲンナリしました。




第5話は評価…7  第6話は…6