医療ドラマにはありがちですが、思い入れのある患者を救えずに主人公が挫折するパターンというのがあります。
今回はまさにそのパターンでした。
しかし、そうしたいために無理に持っていった感があって気になることだらけでした。
フジテレビ 月曜22時
「マウンテンドクター」第5話
主演…杉野遥亮
脚本…高橋悠也
演出…高橋貴司
宇田(螢雪次朗)は宮本(杉野遥亮)が信濃総合病院に入って最初に担当した患者で、
亡き妻が生前趣味にしていた登山を始め
生きがいにしている宇田は心臓疾患を抱えていて、ペースメーカーを埋め込んでからリハビリなどしながら登山を続けられるように努力していました。
宮本もずっとそれに寄り添いサポートしてきて、ようやく宇田念願の赤松岳登山に許可を出す日が来ました。
脈拍数をよくチェックし、マメに状況を伝えるように指導し、戻ったら打ち上げしましょうと言っていたのに…。
言われたことを守り、慎重に登ったので無事に宇田はテントサイトに着きました。
しかし、登山中に親しくなった夫婦のテントが夜、熊に襲われ妻の方が頭から出血、危険な状況になります。
テントサイトには若者たちのグループがいましたが、彼らは夫婦を見捨ててそそくさとみんな下山してしまいます。
宇田は宮本に電話して指示をあおぎますが、その通りにしてもなかなか出血が止まりません。
宮本は鮎川山荘に連絡を入れ救助に向かってもらいますが、待ってられない宇田は肩を負傷している夫に代わり、妻を背負って下山し始めます。
ここでストップ!
まず若者たちがあまりに自分勝手すぎるのに呆れたのと、せめて下山途中に山荘に寄って熊が出て人が襲われたことくらい言わないですかね、
宇田は必死に宮本に連絡をとってましたが、登山中は気にしていたのに、そのあと携帯を身近に置いとかない宮本もどうかと思いましたし、
救急医の小宮山(八嶋智人)が山荘にいたんですから、何かあったら小宮山に連絡するようになぜ宇田に言ってなかったかも謎です。
宇田自身に何かある危険性はあったんですからね。
結局、無理がたたって、山荘で一段落したら宇田は心室頻拍を起こし、ヘリで搬送途中で亡くなってしまいます。
いろいろひっかかることがあり、どうも宇田の死には納得がいきませんでした。
たださえ、ショックの宮本に江森(大森南朋)は傷口をえぐるように、宇田を山に行かせてあげたいから確証バイアスに宮本がかかっていたからではと責めます。
今、それ言わなくてもよくない?
江森って何なんですかね!
もうちょっと言い方あるでしょう!
いろいろゲンナリする第5話でした。
第5話の評価は…6