夏ドラマアカデミー賞、最後は最優秀作品賞です。
こちらは記事のラストに私めがつけている10点満点の評価の平均値が最も高い作品が選ばれます。
最終回まで記事を書いた11本の満足度ランキングとして下位よりカウントダウンしていきます。
11位
小芝風花主演
「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」…6.80
7*7*6*7*6*6*7*7*8*7
同じ日本テレビ土曜日の「マル秘の密子さん」は残り2話を残して記事リタイアしましたが、こちらはギリギリで最終回まで残りました。
相談室のメンバーの1人が死ぬという予想外の展開のために、つい見続けてしまった感じです。
群像劇として手堅かったし、番組の趣旨は貫かれたのが救いでした。小芝風花と大島優子のバディがタイプ的に似ていたのがマイナスでした。
小芝風花はとにかくしばらく休んで充電させてほしいです。
10位
二宮和也主演
「ブラックペアン2」…6.90
6*7*7*6*7*7*7*8*7*7
視聴率も評判も割と良かったようですが、どうも前作に引き続き、私めは好ましく思えませんでした。
手術をするか賭けで決めたり、手術を公開でやったり、コロナ禍を経た今では抵抗を感じないわけにはいかず、キャストの好演でどうにかなるものではありませんでした。後半はだいぶ良くなりはしましたが…
9位
水川あさみ主演
「笑うマトリョーシカ」…7.18
8*7*7*7*7*7*7*7*7*7*8
全体的に惜しかったですね。
もっと面白くなりそうでならないもどかしさがありました。
さも怪しげに描いて、実はそうではないという肩透かしパターンに途中から飽きたし、終始ドラマオリジナルのヒロインの夫や息子が邪魔くさかったです。
7位と8位は同ポイントでした。
7位
中島健人主演
「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」…7.25
7*7*8*7*7*7*8*7
ネットトラブルを専門にしている弁護士が主人公だったので、昨今のネット社会で起きうるトラブルについて、どう法的に対処したら良いかをわかりやすく描いてくれました。
特に誹謗中書については現実に多発していることなので、もっと見てもらいたかったし、シリーズ化を望みます。
7位タイ
高橋文哉主演
「伝説の頭 翔」…7.25
7*8*7*7*7*7*7*8
ヤンキードラマにハズレ無しをまた証明してくれた作品になりました。
主演の高橋文哉は瓜二つのヘタレとカリスマヤンキーを演じ分け、かつヘタレの成長ぶりも演じるという難行をクリアしました。
脇を固めるキャラもみな個性的でいきいきしていましたし、強い女性たちが作品をふくらませていたのが印象的です。
6位
松本若菜主演
「西園寺さんは家事をしない」…7.27
7*8*8*7*8*7*7*7*7*7*7
松本若菜演じる西園寺さんが実に魅力でしたね。家事をしたくなくて仕事はできるが恋愛ベタで…。そんな彼女がニセ家族を作りあげていく前半はユニークで面白かったです。
後半は三角関係の恋愛ものに近づいていき面白みが減ってしまったのは残念でした。
5位
小池栄子、仲野太賀主演
「新宿野戦病院」…7.36
7*7*6*7*7*8*8*8*7*8*8
こちらは「西園寺さんは家事をしない」
とは逆で後半になって見違えるように良くなっていきました。
序盤でリタイアしてしまった人はもったいなかったなと思います。歌舞伎町を舞台にあれこれ盛り込みすぎたのとおふざけが過ぎましたね。
コロナ禍の再検証をしたアイデアはクドカンならではの才気でした。
4位
中沢元紀、小林虎之介主演
「ひだまりが聴こえる」…7.50
7*8*8*8*8*7*7*7*7*7*8*8
このドラマ、期待度ランキングでは23位でした。まさにダークホース的作品で、私めの目利きもまだまだだと反省しております。
ちなみに「しょせん他人事ですから」は16位、「伝説の頭 翔」は15位、「西園寺さんは家事をしない」は12位、いずれも期待を上回ってくれました。
さて、このドラマはBLものっぽくなくてキラキラした友情が描かれた前半が出色でした。主演2人がみずみずしく今後応援したくなりました。
アカデミー賞の各賞を分けあったTOP3は別の記事で詳しく振り返ります。