小学校の養護教諭といえば優しくにこやかな女性のイメージですが、産休に入った養護教諭の代わりに大学病院から派遣された医師がこのドラマの主人公。
その牧野(松下洸平)は無愛想で子どもにもクールに接する男性の医師ってところがミソです。
日本テレビ 土曜21時
「放課後カルテ」第1話
主演…松下洸平
脚本…ひかわかよ
演出…鈴木勇馬
そもそも牧野は大学病院で何かやらかしてしまったようで、それで大学病院を追われるように出てきたようで、不本意な職場ではあるわけです。
なので着任早々からやる気はなく、保健室にはなるべく来るなと生徒たちに言い放つほどです。
とはいえ、子どもに何かあったら医師である以上、見放すわけにはいかず、ちゃんと病気を見きわめ救っていくという話です。
とかくツンデレのデレの方が多めの役が昨今多かった松下洸平が、ツンの方が多めの役でそれが新鮮ではあります。
子どもたちのために保健だよりを作る羽目になり、ダサいと笑われたり、話をしてくれない生徒を話させるためにウサギのぬいぐるみの声を出したりと、可愛げのあるところも用意されていて、ちゃんと嫌われない主人公になっていました。
そんな牧野は今回2人の生徒を救いました。
1人は秘密基地に友だちを連れて行き倒れた拓真。拓真はツツガムシ病でした。
もう1人はちゃんと夜寝ているのに、眠気に襲われ、昼間も居眠りしてしまうゆき。
こちらはナルコレプシーという過眠症の一つでした。
ゆきの方は深刻で、それが病気だとは母親(美村里江)も友だちも理解してくれません。
やる気がないとか、約束を破ったとか、ズル休みだとか心ない責めにあうのです。
以前、私めの職場にも他社の人でやたら居眠りする人がいましたがあれもそうだったんですかね?
病気だと分かり苦しみから解放されたゆきの喜びが良かったですね。
拓真もゆきも演じる子役さんがうまくて、このドラマ名子役大集合って感じです。
原作漫画にとにかく忠実に作ってほしいです。
早くも転校生があらぬ噂を流してましたが、そういう意味深な引っ張りはこのドラマではやってほしくないです。
第1話の評価は…8