「ありがとう」「ごめん」が言えない老害部長「無能の鷹」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回フィーチャーされたのは部下たちに「ありがとう」や「ごめん」が言えず陰では老害扱いされている朱雀部長(高橋克実)でした。



唯一、老害と感じていない鷹野(菜々緒)の奇跡的とも言える対応が、頑な朱雀の考えを改めさせるプロセスが絶妙でした。




テレビ朝日  金曜23時15分

「無能の鷹」第5話


主演…菜々緒

脚本…根本ノンジ

演出…棚澤孝義



今どきIT企業にこんな時代錯誤な部長はもう存在しないだろうとは思いつつも、




ついつい過去の自慢話をしたり、パソコンの機能を覚えずに部下に頼りがちとか自分も身に覚えのないことではないので、笑ってばかりもいられない話でした。



部下に嫌がられる上司にはなりたくないと言っていたのに、無自覚でそうなってしまっている皮肉さもよくありがちではあります。




鳩山(井浦新)と鴫石(安藤玉恵)は新人の時、バリバリ輝いている先輩が朱雀で、将来イヤな上司になっていたら注意してくれと頼まれていました。




鳩山は身近にいながらそれができずに、パソコンを直してあげ続けていましたが、鴫石がやっとビシっと言ってやりました。



そのきっかけを作ったのは鷹野で、休日出勤でパソコンが壊れ、困った朱雀が鷹野に鵙尾(土屋志央梨)  に電話させたら、




それはMOZUという店で、そこのママ(渡辺えり)とパソコンの相談が恋愛相談になるという奇跡的な会話があってからの流れでした。




自分の家でも妻(中島ひろ子)に「ありがとう」も「ごめん」も言えず、職場同様に暴君な朱雀は妻に離婚届をつきつけられ、あたふたします。




熟年離婚の典型的なパターンですね。

この妻の場合、あまりに酷いので考えを改めさせようとしたようにも見えましたが…




今回は鷹野のぶっ飛びぶりが楽しめましたね。

新たに開発されたシステムのPRのためSNS担当になった鷹野が、身の回りのものを写真に撮ってあげたらバズるとか、無欲の凄みが鷹野らしく面白かったです。




第8話の評価は…8