今回は流石に庵野(唐沢寿明)でもどうにもならないかと思いきや、鮮やかな逆転劇でしたね。
裏金政治家の久松(堺正章)がやり込められる痛快な展開でした。
やはり強敵であればあるほど面白くなりますね。
テレビ朝日 木曜21時
「プライベートバンカー」第4話
主演…唐沢寿明
脚本…神田優
演出…山本大輔
天宮寺家で今回フィーチャーされたのは国会議員をしている次男の昴(吉田ウーロン太)。
両親(橋爪功、夏木マリ)が天宮寺グループ発展のために金を使って政治家にしただけで、昴自体は至ってぼんくらな議員でした。
そんな昴が派閥のボス的な大物議員の久松から貰った裏金を、パパ活の相手に渡す現場を週刊誌記者に撮られてしまいます。
昴は裏金でなく天宮寺グループのお食事券と言い逃れますが、その記事が掲載されることに。
母親の美琴は天宮寺グループにもダメージになると大激怒。
株価が爆下がりしたら庵野をクビにする!なんとかしろと命じます。
庵野は昴に記者会見を開かせ、久松から貰った裏金だとバラして、世間の目をそらせようとしますが、直前で久松の圧力がかかり会見から逃げてしまいます。
庵野は久松がいかに裏金を作っているかそのスキームを調べます。
それは暗号資産を巧妙に使った完全無欠のスキームでした。
最近、岸部一徳ばかり演じていた悪い大物枠に堺正章も加わってきましたね。
堺正章はすべてを見抜くような怖い目をしますからね。適役です。
天宮寺グループに国税が入ることになり危うし!という時に、昴は再度記者会見を開き、今度は久松からの裏金だとバラし、議員辞職を表明します。
その裏で庵野は久松の私設秘書が実は以前詐欺事件を起こして逃亡中に死んだとされている久松の息子が整形してなりすましていることを暴き、
その指紋を取ったことをたてに久松を脅して手を引かせます。
天宮寺家もダメな息子がアキレス腱でしたが、皮肉にも久松もそこが弱みだったというのが、少々できすぎた話でしたが面白かったです。
回を重ねて唐沢寿明の安定感も増して、鈴木保奈美のウザさも薄れてきました。
次回は専務(吹越満)の横領がらみのようです。
4話の評価は…7