このドラマはまるでジグソーパズルのように巧妙に伏線が張り巡らされているんですね。
今回は「月曜から夜ふかし」のディレクター岸本(池松壮亮)の取材により、いろんなことが再検証されていきました。
日本テレビ 日曜22時30分
「ホットスポット」第5話
主演…市川実日子
脚本…バカリズム
演出…松田健斗
岸本がADの松崎(前田旺志郎)を伴い、駅から出てきたところから、もうワクワクしましたね。
「月曜から夜ふかし」という実在の人気番組をそのまま使うあたりがバカリズムならではです。
岸本たちは富士浅田市の市民に街頭インタビューで、最近あった驚きの出来事を聞いて回るんですが、だんだんメガネをかけた男が、いろいろスゴいことをやっているらしきことがわかります。
それが過去4話で高橋(角田晃広)のやってきたことなので、高橋っていろんなことやってきたなと今さらながらに思いました。
既にネットでは話題になっていましたが、岸本は既に他番組のインタビュー取材でこの町に来ていたし、綾乃(木南晴夏)が見つけたSOSを出しているタクシーにも乗っていたのでした。
そういうあたりの答え合わせになっていたのもこの第5話は有意義でした、
いろんな特殊なことを起こしているメガネの男に興味をひかれた中で、岸本らは清美(市川実日子)や当の高橋が働くホテルにチェックインします。
そして、今回面白くなったのは、取材を受けた由美(夏帆)が着替えがやたら速い小野寺(白石隼也)を宇宙人かもと岸本に言ってからでした。
今回、小野寺自身は全く登場しないのに存在感は半端なかったてすね。
10円玉を半分にたたむのはスゴい確率ですが、由美はそんなことできるのは小野寺だけと決めつけるんです。
勝手に小野寺が宇宙人とされてしまい、清美と高橋はどんどん心苦しくなっていきます。
誤って小野寺が宇宙人扱いされない内にと、高橋は清美に後押しされ、支配人(田中直樹)に宇宙人である正体を告げます。
この角田晃広と田中直樹のシーンがとにかく笑えましたね。
田中直樹のビックリ顔が絶妙なんです!
そりゃ驚きますよね。
およそ宇宙人らしからぬおじさんなんですから。
10円玉をまた曲げてみせたりといろいろやるんですがね。
…で、由美にも事実を話しますが、由美は高橋が宇宙人とは受け入れなかったようです。
ぐったりしている高橋が気の毒でした(笑)
由美はすぐ誰かに話しそうですね。
5話の評価は…8