今回でまどか(芳根京子)は恋人の直人(渡邊圭祐)から別れを切り出されました。
この枠にありがちな菅野(鈴木伸之)との三角関係とかにならなくて良かったと思いました。
せっかくちゃんとしたお仕事ドラマになってきてるんですから、恋愛要素はこのまま薄めでお願いしたいです。
TBS 火曜22時
「まどか26歳、研修医やってます!」第5話
主演…芳根京子
脚本…前川洋一
演出…大内舞子
消化器外科、消化器内科、泌尿器科と回ってきたまどかの4番めの研修先は救命救急センター。指導医は城崎先生(佐藤隆太)。
ここはまさに一秒を争う緊迫感みなぎる戦場で、城崎が集めた認定薬剤師や診療看護師などプロフェッショナルもいて、
まどかと千冬(高橋ひかる)ら研修医は出る幕なし。
雑用ばかりを頼まれ、やらせてもらえるのは点滴の針を刺すくらい。
しかし、それも今までできていたはずなのにプレッシャーからかまたできなくなってしまいます。
すぐに診療看護師が代わりに刺してくれます。研修の振りだしに戻ったような無力感にさいなまれるまどか。
つい、ため息をついてしまうと城崎から「お前はなんで医者になった?」と問われ、「患者さんを救いたくて」と答えると「目の前でため息をつくような医者が患者を救えるか?」と叱咤されます。
ごもっともですよね。
今回はまどか以外の研修医たちもクリスマスイブでの会話で、なんで医者になったかわかったのは良かったですね。
実家は大きな総合病院で医師一家に生まれるも、ホントはお笑い芸人になりたかったけどうまくいかず、浪人して医大に入った桃木(吉村界人)。
同じく医師一家で育ち、そのレールに素直に乗ってきただけと自嘲する五十嵐(大西流星)。
裕福でない家庭ながら医学部に進学させてくれた両親のために頑張りたい千冬。
そして、思春期にニキビを皮膚科で治してもらいコンプレックスが無くなったので自分も美容形成医で人を救いたい萌(小西桜子)。
それぞれ思いは違えど、頑張る理由はあるんですね。
背景がわかり研修医たちへの見方も変わりました。もっと早く教えてほしかったですけどね。
点滴スランプに陥っていたまどかでしたが、できていた時を思い出し同じようにやればとアドバイスされ、
たまたま退院した橋口(森田哲矢)が食中毒で運びこまれたので、以前と同じ感じでやったらできるようになりました。
このドラマは、毎回指導医たちの若者への指導ぶりが勉強になりますが、今回の城崎のスタンスもスゴいなと参考になりました。
なかなかできませんけどね。
佐藤隆太も渋みが増してきましたね。
5話の評価は…7