子どもたちそれぞれの父親への思い…「クジャクのダンス、誰が見た?」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回、接見室での友哉(成田凌)と松風(松山ケンイチ)の会話を見て、このドラマって父親と複雑な関係にある子どもが多いなと気づきました。




このドラマの裏テーマかもしれませんね。




TBS  金曜22時

「クジャクのダンス、誰が見た?」第6話


主演…広瀬すず

脚本…金沢知樹

演出…棚澤孝義




そもそも、ヒロインの心麦(広瀬すず)が殺された父親の春生(リリー・フランキー)はホントに実父なのか、春生がしようとしていたことは何だったのかを知ろうとするのが話の中心にあるのですが、




周辺の人物の背景も描かれていて、それぞれが父親と複雑な関係なんですね。




今回で最も見ごたえがあり引き込まれた先述した接見室のシーン。

友哉はDVもひどくクズな父親(酒向芳)でしたが、ただ死刑囚にされてしまった父親は冤罪だと信じていて、今その父親と同じように自分も無実の罪で拘置されています。



そんな自分や父親のことを哀れなヤツと見下しているんだろう?と松風に噛みつくと、



松風は無表情のまま、自分の父親は母親と自分を捨てて、ある日突然いなくなったと答えます。




生きているのか死んだのかもわからない…友哉の父親は生きている、だから羨ましいとさえ言います。




友哉が父親と再会できるようにやれることはやる、だから信じてほしいと言う松風を見る友哉の目つきが変わりました。




どうやら神井(磯村勇斗)は確信めいて言ってますが、松風の父親は赤沢(藤本隆宏)の先輩だった久世(篠井英介)という刑事のようです。




取調べで容疑者に自白を強要する赤沢を叱責し、「オレはずっと見てるぞ」と釘をさした人物で、赤沢は松風を見て、その面影を重ねて、松風に父親はどうしてるか?と問い詰めていました。




阿南(瀧内公美)に友哉の自白を求められている赤沢はかなり追い込まれていますね。危うい感じです。




その阿南は心麦の話を聞き、父親に恵まれた心麦を羨ましく思ったようでした。




阿南の母親(有森也実)は愛人で、父親は法律家のようで父親らしいことはしてもらえなかったようです。

本妻の息子も司法試験に受かったと言ってましたが、今回いきなり現れた鳴川(間宮啓行)というヤメ検の弁護士は阿南の父親なのでは?とネットでは多くの人が指摘してますね。




…ということは、阿南が連絡を取り合っているカラビナの男は鳴川なんでしょうか?




関西弁でまくしたてる鳴川は強烈なキャラですね。

演じているのはこれが連ドラ初出演の間宮啓行という舞台俳優さんで、やはりアクが強いですね。




友哉の父親の力郎役の酒向芳もそうですが、舞台俳優さんはいきなり出てくるなりインパクトがありますね。

吉田鋼太郎もそうでしたし、「白い巨塔」の時の大河内教授役の品川徹もそうでした。




東賀山事件の唯一の生き残りの歌は、今はシンガポールに留学しているそうですが、何だかウソっぽい写真でしたね。

疑いすぎですか?




6話の評価は…7