最後にタイトルの意味が…「日本一の最低男」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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序盤の記事ではなんでこの主人公が「日本一の最低男」なんだ、根はいいヤツじゃないかと何度か文句をつけてしまいましたが、




そのタイトルの意味が最終回で見事に回収されましたね。

なるほどそういうことかと感心しました。




フジテレビ 木曜22時

「日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~」最終回


主演…香取慎吾

脚本…蛭田直美、大石哲也

演出…及川拓郎





前回、長谷川区長(堺正章)のパワハラ映像を注目を集めた野上(ヘイテツ)との対談生配信中に流した一平(香取慎吾)。




長谷川区長のもとには取材陣が詰めかけ真偽を問いただします。

苦しい言い訳をする長谷川はその場で倒れてしまいます。




転んでもただではおかないしたたかな長谷川は黒岩(橋本じゅん)に自分の代わりに立候補してもらい、院政をしこうと企みます。





元々、あと1期長谷川にやってもらったら自分がなる気だった黒岩は快諾します。




しかし、区長選も頼むと黒岩が言うと、秘書の真壁(安田顕)は別の議員の秘書になるからと断りました。




鼻のきく黒岩は真壁が何かを企んでいるのではと怪しみます。




一平は長谷川を口撃したのと同じように相変わらず口汚く黒岩をディスり、ヘイテツと組んで黒岩の娘婿のいる建設会社との癒着を暴いたりします。

暴露系の下品な感じを貫きます。




黒岩はイヤだし、かと言って一平もな~という人々は真壁を擁立し、真壁も立候補し三つ巴の戦いとなります。




黒岩についていた区議たちも、直接世話になったのは真壁なので、真壁の方についてしまいました。




変わらず下卑た選挙戦を続ける一平は#日本一の最低男とハッシュタグを付けられSNSで誹謗中傷されます。




実は長谷川区長のパワハラを告発するべく映像を集めたのは真壁で、それを握りつぶされないように、一平が一計を案じて生配信で流したのでした。




真壁に立候補を促し、自分は最低男を演じて、真壁に票が行くようにしたのも一平の企みでした。




最後の街頭演説で、一平がいろいろやってあげた人々や正助(志尊淳)親子や都(冨永愛)、野上が応援につめかけている中、それでも一平は最低男ぶりを貫きます。




あえて毒を吐く香取慎吾の演技にグッと来ましたね。

真壁が自分の器の小ささを痛感していましたが、悪者になるのも辞さない覚悟、その強さは感動的でした。




そこにいる人々も一平はそんな人ではないとわかっている感じがその感動を高めました。




序盤でリタイアせず見続けてきて良かったです。

最終回の評価は…8