肩代わりより肩を貸す…「対岸の家事」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今回は働くママさんにありがちな子どもが病気になるピンチに見まわられた礼子(江口のりこ)と、それをカバーする詩穂(多部未華子)と同僚の今井(松本怜生)が描かれました。



(記事のアップが遅れ気味で申し訳ありすせん!こちらは先週15日放送分の記事で昨夜放送のものではありません)




TBS  火曜22時

「対岸の家事~これが、私の生きる道~」第3話


主演…多部未華子

脚本…青塚実穂

演出…竹村謙太郎





礼子は下の子どもが急におたふく風邪になり、仕事が休めず、病児保育もダメで困っているので、詩穂は自分も娘もおたふくはやっているので大丈夫だからと預かることにします。




公園には行けないので中谷(ディーン・フジオカ)に連絡すると、中谷はそこまでするなら対価を貰うべきだと言い、詩穂は対価って何ですか?とそんなこと考えてもなかったので驚き戸惑います。




中谷はドライかつ合理的に物事を考えるので、こういうピリっとした直言が、このドラマのよいスパイスになってますね。




娘の看病をするために、会社で礼子は中谷に今週自分の分もサポートしてと今井に頼みます。




拒まれたりイヤミを言われたりするかと覚悟していましたが、案外あっさりと今井は快諾してくれます。




それは会社に肩代わり制度というのがあり、礼子の仕事を肩代わりした分、肩代わり手当が出るからでした。

そして、来週は今井が有休なのでそちらは自分の分をお願いしますと頼まれます。




これだけ世の中にワーママが増えている以上、その人が仕事にあけた穴を埋める人のケアは必須になりつつありますね。

まだまだ導入している会社は少ないでしょうが…。




交差点で信号待ちが一緒になった中谷は礼子に話しかけ、礼子にも相手の時間を奪い預かってもらう以上、対価を払うべきだと忠告します。




礼子の下の娘が治り、やっと出勤となったら今度は上の息子がおたふく風邪になってしまいます。




今井の有休はつぶせないし、礼子の夫

は同僚に迷惑がかかると相変わらず非協力的。この夫も困りものですね。




結局、詩穂に頼るしかなく、礼子はお金を払った上で預かってもらいます。




娘と違ってヤンチャな息子は遊んでて鼻に菓子を詰まらせ病院に運ばれたりと、家事をする時間も奪われ、さすがに詩穂もへとへとに。




夜、詩穂は礼子に金は返し、今後もこれを仕事のようにするつもりはない。

自分の本義はあくまで家族のための家事だから、それをおろそかにはしたくない。




「肩代わり」って言葉はネガティブなので「肩を貸す」つもりで、できる範囲でサポートします!と礼子に伝えました。




確かに肩代わりってあまり良い言葉ではないですよね。

肩代わりしてもらう方には申し訳なさがつきまといます。




しかし、肩を貸すなら肩を貸す側の厚意に甘えてもいいかなという気持ちになり、精神的な負担はいくらか軽くなる気はします。





詩穂の素直な気持ちがいろいろこじらせて考えがちな礼子を変えていってますね。




海に降る雨の話も良かったです。

詩穂の影響を受けて、愛するペットが余命少なくなり苦しむ今井の気持ちも和らげてあげられました。




このドラマは人のつながりの大切さを教えてくれますね。

いいドラマです。



3話の評価は…8