何だか期待したものとはちょっと違うな…という初回でした。
もっと新しいものを見せてくれると期待したんですが期待しすぎたかもしれません。
TBS 金曜22時
「イグナイト~法の無法者~」第1話
主演…間宮祥太朗
脚本…畑中翔太
演出…原廣利
あまり見慣れない名前だったので、企画・脚本・プロデュースの畑中翔太と演出の原廣利を調べたら、このドラマにも出ている仲村トオル主演の深夜ドラマ「八月の夜はバッティングセンターで」を制作したコンビでした。
他にもやはりテレビ東京でシリーズになっている「絶メシロード」もそうです。
テレビ東京でユニークな作品を作っているのを買われてTBSに進出したようです。
しかし、テレビ東京と違い、TBSでは好き勝手にトンガった作品をのびのびとは作らせてもらえないのかもしれませんね。
ま~そんな裏事情は置いといて、今や弁護士は飽和状態で、黙って待っていても依頼は来ない時代。
そこで轟(仲村トオル)は訴訟を起こせそうな案件を探って、被害者を焚き付け訴訟を起こさせ、裁判に持ちこみ勝たせて報酬をごっそり貰うという奇抜な手段を始めていました。
そんな轟の法律事務所に新たに雇われたのが主人公の宇崎(間宮祥太朗)。
バス運転手の父親(宮川一朗太)を事故で亡くした宇崎は、会社をやめ、弁護士になるべく司法試験を受け、最下位に近い成績で辛うじて合格、、
どの法律事務所も書類で不合格でしたが、やっと轟に拾われたのでした。
宇崎はウザいほどに正義感が強い熱血漢。そんな宇崎を轟はうまく利用しようとします。
轟の他にもクールでドライな高井戸(三山凌輝)や、にこやかですがキレ者らしい伊野尾(上白石萌歌)ら若い弁護士がいて、チームワークで案件にあたります。
初回は職場でのサイロ転落事故で夫を亡くした美咲(土屋太鳳)がターゲット。
会社から見舞金ももらい、働かせてももらっている美咲は、会社を訴えるのをためらいますが、
宇崎が熱く説得し、訴えることに。
轟らは実は事故ではなく、美咲の夫は殺されたのではないかと会社の社長親子を怪しみ、その罪を暴きます。
今回で一番驚いたのは会社側の弁護士の桐石(及川光博)も実は轟とグルで、訴訟を起こす前から近づいていて、会社の内部資料とかも流してもらっていたというのが明らかになったことでした。
この手の作品は二転三転のどんでん返しが欲しいところで、それが少なかったのは不満でした。
古沢良太脚本の「リーガルハイ」とかよくできていたなと改めて思います。
畑中翔太は元広告代理店社員なので、コンセプターなんでしょうね。
今後プロの脚本がどう書いてくれるか、そこに一応期待してみます。
間宮祥太朗は「アンチヒーロー」の長谷川博己みたいなキャラかと思いきや、身体をはったアクションまである熱血漢の役でした。
目力があって派手な顔つきがかぶっている三山凌輝はちょっとまだわかりませんね。雰囲気はありますね。
次回以降はこんな感じなのね、とわかった上で気楽に見たいと思います。
1話の評価は…7