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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

第2話もテンポよく、話がスピーディーに展開していき、一気に見終えてしまいした。




事態は悪化するばかり。この先どうなるか全く予測不能のドラマです。





NHK  土曜22時

「3000万」第2話


主演…安達祐実

脚本…名嘉友美

演出…保坂慶太、小林直毅




大金は人を狂わせるとはまさにこのこと、という感じで、元から能天気な義光(青木崇高)はまだしも、堅実でしっかり者だったはずの祐子(安達祐実)までもがおかしな行動をとりはじめるんです。




そのきっかけは懇意にしている奥島刑事(野添義弘)が、意識不明で死ぬかもと言われていた3000万をネコババしようとしたソラ(森田想)の意識が戻ったと教えてくれたからでした。





3000万を祐子たちに盗まれたとソラに

バラされたらかなわないと祐子は、ソラのいる病院に乗り込みます。しかし、病室前には警官がいて簡単には近づけません。



同じ頃、ソラと一緒に強盗をした蒲池(加治将樹)と長田(萩原蓮)もソラに迫っていました。




一計案じた祐子は義光に病院内のトイレで血染めの万札をばらまかせて、警官や刑事たちをそちらに行かせて、その隙に忍び込みます。




3000万を返せと迫るソラに、お金は返すけど退院までは預かるし、手数料に1000万よこせと持ちかけます。




ソラは病院から一緒に逃げてくれるのを条件にして、祐子と抜け出そうとします。




防犯カメラもあるのに、大胆に動き回る祐子、義光夫婦にはよくこんなことするな呆れつつもハラハラしながら見ていました。




ソラを車に乗せ逃げる祐子を蒲池が追ってきます。

あわや捕まるかって時に、義光が祐子にプレゼントし、ボロクソ言われた鉄のフライパンが凶器になり蒲池を殴り、ふらついた蒲池ははすみで湖に沈んでいきました。




しかし、蒲池らを雇った指示役の坂本(木原勝利)は祐子の関与に感づいているようです。




一難去ってまた一難という展開が続きそうです。

安達祐実と青木崇高のコンビネーションが絶妙ですね。

フライパンをボロクソ言うときは笑いました。




初回より強引でご都合主義なところが増えましたが、展開の勢いの良さで許容範囲です。





第2話の評価は…8







小学校の養護教諭といえば優しくにこやかな女性のイメージですが、産休に入った養護教諭の代わりに大学病院から派遣された医師がこのドラマの主人公。




その牧野(松下洸平)は無愛想で子どもにもクールに接する男性の医師ってところがミソです。





日本テレビ  土曜21時

「放課後カルテ」第1話


主演…松下洸平

脚本…ひかわかよ

演出…鈴木勇馬




そもそも牧野は大学病院で何かやらかしてしまったようで、それで大学病院を追われるように出てきたようで、不本意な職場ではあるわけです。




なので着任早々からやる気はなく、保健室にはなるべく来るなと生徒たちに言い放つほどです。




とはいえ、子どもに何かあったら医師である以上、見放すわけにはいかず、ちゃんと病気を見きわめ救っていくという話です。




とかくツンデレのデレの方が多めの役が昨今多かった松下洸平が、ツンの方が多めの役でそれが新鮮ではあります。




子どもたちのために保健だよりを作る羽目になり、ダサいと笑われたり、話をしてくれない生徒を話させるためにウサギのぬいぐるみの声を出したりと、可愛げのあるところも用意されていて、ちゃんと嫌われない主人公になっていました。




そんな牧野は今回2人の生徒を救いました。

1人は秘密基地に友だちを連れて行き倒れた拓真。拓真はツツガムシ病でした。



もう1人はちゃんと夜寝ているのに、眠気に襲われ、昼間も居眠りしてしまうゆき。

こちらはナルコレプシーという過眠症の一つでした。




ゆきの方は深刻で、それが病気だとは母親(美村里江)も友だちも理解してくれません。



やる気がないとか、約束を破ったとか、ズル休みだとか心ない責めにあうのです。



以前、私めの職場にも他社の人でやたら居眠りする人がいましたがあれもそうだったんですかね?




病気だと分かり苦しみから解放されたゆきの喜びが良かったですね。

拓真もゆきも演じる子役さんがうまくて、このドラマ名子役大集合って感じです。




原作漫画にとにかく忠実に作ってほしいです。

早くも転校生があらぬ噂を流してましたが、そういう意味深な引っ張りはこのドラマではやってほしくないです。




第1話の評価は…8







いざ菜々緒が実際に演じているのを見たら、デキる女性に見えるヒロイン鷹野のポンコツぶりが想像以上に笑えました。

ナイスキャスティングですね。



週末、気楽に見て楽しめるコメディになりそうです。




テレビ朝日  金曜23時15分

「無能の鷹」第1話


主演…菜々緒

脚本…根本ノンジ

演出…村尾嘉昭




朝ドラの「おむすび」を書いているはずの根本ノンジが脚本です。

いつこちらを書いたんでしょう?

不思議ですが「正直不動産」を書いた人ですから主人公のキャラの立たせ方や、




脇キャラもそれぞれ際立たせながらお仕事ドラマとしても良質な群像劇にしてるあたりはベテランならではの安定感です。




菜々緒の鷹野は採用面接に現れる初登場シーンから、その容姿から放つデキるオーラがスゴくて、これが無能なら確かに笑えるなと期待感を高めました。




この鷹野がスゴいのは無能なポンコツなのにあくまで堂々としているところで、周りが手を焼くさまが何とも気の毒です。




職場ではありませんが、鷹野がゲーセンのクレーンゲームでスゴく取れそうなオーラを放ち、みんなが見守る中で全く取れないシーンが絶妙に面白かったです。




そんな鷹野の世話係を押し付けられるのが鶸田(塩野瑛久)。

(このドラマ、人物には皆鳥の名がついてます)

弱い鳥と書いてヒワって読むんですね。




この鶸田は鷹野とは対照的に見た目は自信なさげで、クライアントに印象は悪いんですが実は有能というキャラ。




大河ドラマの「光る君へ」で一条天皇を高貴に演じている人と同一とは思えない塩野瑛久の変貌ぶりです。

意外と器用な人なんですね。




役によってさまざまにキャラを変えるカメレオン俳優の井浦新はこのドラマでは鳩山という名前通りに、優しく鷹野をフォローしてくれる温厚キャラです。




他にも空気を読み要領のよい雉谷(工藤阿須加)、出世欲が強く社内の情報通の鵜飼(さとうほなみ)、アップデートできない老害の営業部長の朱雀(高橋克実)、変人の多い開発部を部長としてドライにまとめる鴫石(安藤玉恵)と個性派ぞろい。




この先、ポンコツ鷹野が何を巻き起こすか楽しみです。




第1話の評価は…7