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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

来年1月スタートの新ドラマをスタート日が早い順にざっくりと紹介していきます。(24時以降の深夜ドラマは除きます)




1月4日スタート

フジテレビ  土曜23時40分

大地真央主演

「最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク~」


どケチで毒舌な美容外科医が悩める人を救っていく痛快コメディの第2弾。




6日スタート

テレビ東京  23時06分

渡邊圭祐、瀧本美織主演

「財閥復讐~兄嫁になった元妻へ~」


愛する妻に裏切られ、兄の嫁になられ、家を出された男の復讐サスペンス。




7日スタート

NHK  火曜22時

奈緒、松田龍平主演

「東京サラダボウル」


国際捜査専門の警察官と、ワケありの通訳が日本社会からこぼれ落ちそうな人々を拾っていく。




7日スタート

フジテレビ  火曜23時

永瀬廉主演

「御曹司に恋はムズすぎる」


超わがままでナルシストの御曹司が、初めての挫折とホントの恋を知るラブコメディ。




9日スタート

テレビ朝日  木曜21時

唐沢寿明主演

「プライベートバンカー」


凄腕のプライベートバンカーが金融知識を活かして資産家一族の相続争いや裏金、愛人問題などに斬り込む痛快マネーサスペンス。




9日スタート

フジテレビ  木曜22時

香取慎吾主演

「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」


家族をほったらかしていた仕事人間が人生の崖っぷちに追い込まれ、選挙に当選すべく巻き返しを図る。




9日スタート

日本テレビ  木曜23時59分

小野花梨主演

「私の知らない私」



1年間の記憶を失ったヒロインがその間に何があったかを探るうちに仕組まれた罠に気づいていくサスペンス。




10日以降は次の記事で。



最終回を見て、「あ~このドラマを最後まで見続けてきて良かった~!」と素直に思えたらその連ドラは成功だったと言えるのではと思います。



ガッカリしたり裏切られたりするドラマもありますからね。




フジテレビ  月曜21時

「嘘解きレトリック」最終回


主演…鈴鹿央士、松本穂香

脚本…村田こけし

演出…永山耕三




昭和初年という古きよき時代を舞台にしていながら、それをウソくさくなく最終回まで見せてくれたのはキャスト、スタッフの努力の賜物でしょう。

まず拍手を送りたいと思います。





そして人はさまざまな嘘をつくというのをテーマに、探偵の左右馬(鈴鹿央士)と助手の鹿乃子(松本穂香)が鹿乃子が嘘を見破れる能力を活かして、いろんなパターンで見せていく、そこにこのドラマの妙味がありました。




左右馬は人間観察に長けていて洞察力もあり、鹿乃子はおっとりと自然体の天然キャラ。対照的な2人だからこそ醸し出される雰囲気がまた心地よいものでした。



最終回は行くあてもない謎の女性(加藤小夏)を大家さんが面倒をみるように押し付けてきて、




自分のことはウソばかりその女性は何者で、なぜウソをつくのかを2人が探り当て、元いた家に彼女を戻すという話でした。




ずっと一緒に育ったお嬢さま鈴乃を好きになってしまった彼女、蘭子は、結婚することになった鈴乃の幸せを願うために心をこめてウソをつき続けることにします。



そんな切ない嘘もあるんですね。

人がつく嘘はホントにさまざまです。




蘭子に左右馬への好意を指摘された鹿乃子はウソをついて否定し、今までウソをつく人に起きる発光が、鹿乃子に出たのは洒落てましたね。




鈴鹿央士と松本穂香のコンビネーションがよく、また続編を見たくなる終わり方でした。




生き死にがからんで見ていてツラくなる作品が続いた月9でしたが、探偵ものでも殺人とかはあまりからまず、人情味のあるエピソードが多くて見やすかったのが何よりでした。




最終回の評価は…8









何度も記事で書いてきましたが、このドラマを手放しで誉められないのは現代パートの弱さにあります。




第8話はこれまでに比べて現代パートのウエイトが高かった回でしたが、積み重ねが乏しい分、過去パートに比べての現代パートの弱さを改めて露呈しました。




TBS  日曜21時

「海に眠るダイヤモンド」第8話


主演…神木隆之介

脚本…野木亜紀子

演出…府川亮介




過去パートについて先に書いてしまうと、炭鉱内の火災により水没した坑内で石炭採掘はできなくなり、多くの炭鉱夫とその家族が島を去っていきました。




そんな中で、鉄平(神木隆之介)の家では、進平(斎藤工)は火災の際に一酸化炭素中毒で亡くなり、一平(國村隼)も身体を壊し病の床にありました。




そんな家族の支えは進平の忘れ形見の誠でした。鉄平はへこたれずに職員として炭鉱夫たちのために働き、別の採掘地を作るための努力も重ねていました。




朝子(杉咲花)との恋は育んでいて、長崎に行って人目をしのびデートもしていました。




しかし、現在の朝子(宮本信子)は鉄平と結ばれてないわけで、どうしてダメだったのかの興味で見ることに…。




結局、リナ(池田エライザ)と誠を船に乗せ、島から出たようですが、それが明らかになるのは最終回のようです。




意外だったのは朝子の夫は、朝子が東京に出てから出会った人かと思いきや、食堂で働いている料理人の虎次郎(前原瑞樹)だったこと。




鉄平に去られて、その後夫婦がどうなったかも気になるところですね。




一方、現代パートでは鉄平の日記を読み、鉄平の生きざまにふれて玲央の中で変化が生まれます。




ホスト仲間が借金の取り立てに来ますが、朝子から貰える金をあてにするようなクズな自分を反省し、




先輩ホストに貢ぐあまり風俗に身を沈めそうなキャバクラ嬢をとどまらせたり、ホストクラブの悪質さを警察に告げに行くことにします。




同じように朝子の息子和馬(尾美としのり)も姉(美保純)の企みに加担し、朝子を社長の座から引きずりおろすために医師に作らせた認知症のニセ診断書を、役員会で破ってしまいます。




玲央にしろ、和馬にしろ、何か憑き物が取れたように笑いました。



過去では新たな採掘地から石炭が出て喜ぶ鉄平の笑顔も。




苦しみの先にある笑顔っていいなと思えました。

8話の感想は…7