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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今回のサブタイトルは「牧歌調」

かなり意味深なタイトルですね。




仮設住宅の中で繰り広げられる特異な夫婦関係を2つ見せましたが、なかなか突飛で「こんな関係もありじゃない?」ってクドカンにいたずらっぽい目で問いかけられているようでした。




テレビ東京  金曜24時52分

「季節のない街」第4話


主演…池松壮亮

脚本、演出…宮藤官九郎




半助(池松壮亮)が一緒に日雇いで働いて初太郎(荒川良々)と益夫(増子直純)。




稼いだ金は家にちゃんと持ち帰らず、大抵は屋台の飲み屋「男同士」で呑んで使ってしまいます。




酔って帰ると怖い嫁たち(MEGUMI、高橋メアリージュン)が待ち構えていて怒られるわけですが、それでも懲りません。




ある日、それぞれ自分の家でない方に泊まったら、そのままそこに住み着くようになり夫婦交換の状態で平気でいます。




いくら夫同士、妻同士仲良くても牧歌的というか、スゴい話だなと思いました。




銭湯で半助が2人のロッカーの鍵を入れ替えて、また元に戻るって話でしたが、演じるのが荒川良々ですっとぼけているから大丈夫だし、




妻たちがMEGUMIと高橋メアリージュンってところがナイスキャスティングでした。




しかし、MEGUMIは「おいハンサム」ではしっかり者の母親で、「東京タワー」では若い男によろめく主婦、こちらではアニキに色っぽく迫る妻と、3本掛け持ちで違う役柄を演じ分けてますね。





もう1つのエピソードは慰問で来たアイドル(前田敦子)が取り残され、居着いてしまい、人の良い良太郎(塚地武雅)の妻になり、




子ができますが、その後は仮設住宅にいる男たちと次々に子を作り、父親の違う子も含め6人兄妹を抱えています。




ぶっとんだ女性をシレッと演じる前田敦子のたくましさに恐れ入りました。




幸せならいいんじゃない?ってことなんでしょうね。

周りの住民たちも知っているというのが何とも牧歌的ですよね(笑)




今回の評価は…7






どうも困ったもんです。

初回、第2話と何とか我慢してきましたが、脚本と演出が替わった今回も篠原涼子演じる黒羽のキャラはウザいまま。

いや、更に酷くなった気もします。





フジテレビ  金曜21時

「イップス」第3話


主演…篠原涼子、バカリズム

脚本…森ハヤシ

演出…並木道子





いつも森野(バカリズム)と黒羽が殺人現場に居合わせるのはかなり無理があるので、今回は殺人が起きた現場にミステリーを書くための取材ということで、森野に密着する形で黒羽は殺人現場の臨場に立ち会います。




しかし、ここで人が死んでいるのにはしゃぎ回る黒羽が不謹慎に見えて、いささか引くほどでした。




部外者がズカズカ現場をうろつくなど許されるわけがないんですが、このドラマの設定上仕方ないんでしょうが…。




更に今回、犯人は幼い頃から昆虫採集が趣味で、家には昆虫標本が沢山あるんですが、黒羽は大の虫嫌いらしく、この設定は必要だったんでしょうか?




ギャ~ギャ~うるさくて辟易しました。

篠原涼子は台本や、演出通りに演じてるんでしょうが、視聴者はそこまで寛容ではないと思います。





あと、肝心のエピソードの方ですが、頭の中がお花畑の二世議員(塚本高史)が、父親の代からの秘書(平田満)にあまりに辛辣に言われて、




カッとしてナイフを持ったら、刺せるわけがないと言われたから刺してしまう…というお粗末な事件で、




あたふたする犯人に代わり、忠実な秘書は自殺と見せかけ、密室になるようしてくれるというのがトリックでした。




それほど驚くほどでもなく、それより黒羽のキャラが深刻です。

なぜイップスのままかもよく分かりませんし…




今回の評価は…5






2話を見て、自分が望むのと違う方向へ進むこのドラマに、リタイアのアラームが鳴り始めました。



これはどうも女性視聴者が「キュン」とすることにかなりのウエイトを置くドラマを目指しているようなので、そうなるとオジサン視聴者の私めは身を引かざるをえなくなってしまいます。




TBS  金曜22時

「9ボーダー」第2話


主演…川口春奈

脚本…金子ありさ

演出…ふくだももこ




記憶喪失中の謎の男、コウタロウ(松下洸平)に「好きになってもいいよ、オレもきっときっと君を好きになる」なんてストレートに言われてしまった七苗(川口春奈)は放心状態。どうしてよいものやら…って感じ。




そんな中、コウタロウは記憶の断片がよみがえったらしく、七苗はコウタロウの目撃者を一緒に探し始めます。




見かけた人がちらほら現れ、どうもコウタロウは深刻そうに怖い顔をしており、電話で何やらもめていたらしいことが分かります。




ま~何かあったんでしょうね。

まだ引っ張るみたいですが、私めは特にそこに興味はありません。




このドラマ、見ていてツラいのは長女六月(木南晴夏)の離婚問題も、三女八海(畑芽育)のプロポーズ問題も、どうでもよく思えて、見るモチベーションが高まらないんですね。




…で、今回も職場ではできる女性と持ち上げられながら、ツラい思いをしている七苗を描いてお茶を濁すみたいな…

前回もそうだったよね…なんです。




今回は今問題になっている「子持ち様」と呼ばれる子育てしながら働く女性のフォローをさせられるってエピソードでしたが、



これってなかなか難しい問題で、割ときれいごとでまとめていて、現実はなかなかそうはいかないよな…なんて思いながら見てました。




どうか、「キュン」少なめになってくれることを願うばかりです。





今回の評価は…6