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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

前回、砂場で中谷(ディーン・フジオカ)に水をぶちまけられるという映像が出てきましたが、あれは予知夢だったんですね(笑)



TBS 火曜22時

「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」第2話


主演…多部未華子

脚本…大塚祐希

演出…竹村謙太郎




詩穂(多部未華子)の住む街はホントに専業主婦が少ないようで、唯一話し相手になってくれるのはだいぶ年の離れた坂上さん(田中美佐子)だけでした。




そんな詩穂が娘の苺と公園で遊んでいたら、現れたのが同じくらいの娘・佳恋を遊ばせに来た中谷でした。




中谷は厚生労働省の官僚で、妻・樹里(島袋寛子)はキャリアウーマンで海外赴任中。中谷は2年間の育休を取っていました。




フランクな詩穂はパパ友になってくれないかと誘います。

すると、中谷は詩穂が専業主婦だと知ると、専業主婦は贅沢だとか、ご主人が可哀想だとか、無遠慮に辛辣なことを言います。




クールな無表情でズケズケした物言いをする中谷はディーン・フジオカにはどハマりの役で、こんな人仲良くなれないわ~というキャラを好演してます。




せっかく見つけたパパ友なので、辛抱した詩穂でしたが、さすがにこちらの都合も聞かずに水族館に誘い強引に連れて行かれた時には、私にも都合があるんです!と文句を言いました。




すると中谷は専業主婦は毎日同じことしてるんだからいつ誘ってもいいでしょうと憎々しいことを言い、気にもかけません。



決定的だったのは水族館の帰りに、佳恋が転んで泣いたら、中谷は助けようとしません。

いたたまれず詩穂が助けて抱き起こすと、甘やかさないでくれ、娘をあなたのようにはしたくないんだ!と言われたこと。




なんで、そこまで言われなきゃいけないのか!流石の詩穂も中谷に言い返し、決裂しました。

それから中谷は公園に来なくなります。




中谷はどうも専業主婦だった母親に憎悪が強くあるようで、そのせいで辛辣なことを言ってしまうようです。




妻の樹里から嫌われてるわよと言われて、初めて自覚したようで、相手がどう思うか気にせずに言ってしまう人なんでしょうね。




あまり中谷が現れないので心配になり、詩穂は中谷の家を訪ね、今度行こうと言われた動物園のチケットをポストに入れていきます。



そのあと夜に佳恋が熱発し、オロオロした中谷は詩穂に救いを求め、詩穂は救急車を呼んであげて、一緒に病院にも行きます。




何とか無事にすみ、2人はまた和解。

2人とも子どもといる時間が長くて困っているので、それを解消する「同僚」になろうってことになりました。



友だちじゃないっていうのが現実的で良かったです。

同僚と割り切れば中谷の物言いもいくらか我慢できそうですからね。



2人がどんな関係でいられるか、今後が気になります。パパ友は詩穂の夫(一ノ瀬ワタル)も気になるでしょうし…。




2話の評価は…7












このドラマで加賀まりこの演技を見ていると、セリフとして発せられる言葉の持つ力が、演じる人によってかくも違うのかということに気づかされます。





齢90にして幸せな日々を手にしている鈴さん(加賀まりこ)の言葉は、病を患い暗い気持ちになりがちなさとこ(桜井ユキ)に光をさしこんでくれるのです。




NHK  火曜22時

「しあわせは食べて寝て待て」第2話


主演…桜井ユキ

脚本…桑原亮子

演出…中野亮平




司(宮沢氷魚)に薬膳の指南を頼んだのにあっさり断わられたさとこは、落ちこんでしまい体調も崩しがちになります。




司に断わられたのを見ていた鈴は、さとこにふかし芋とミルク紅茶を持ってきてくれます。




ふかしたままフタをして冷ました芋はしっとりとして甘みも増すそうです。




芋とミルク紅茶に癒されたさとこが、病気のせいで全てを失ったと嘆くと鈴はこう言います。




「これまでの自分と比べるから苦しくなるんじゃない?こう考えたらどう?新しい自分になったんだって」




「果報は寝て待てって言うでしょう?だから運が巡ってくる時のために、少しでも元気になっていないとね」




どちらも人生の達人ならではの言葉で、すんなりと心にしみますね。

さとこは背中を押され、前向きに薬膳の本を買って食生活に薬膳を取り入れる努力を始めます。




鈴はなぜ司がさとこの申し出を断ったかの原因である、過去にあったつらい経験についても教えてくれました。





しかし、引っ越しで金も使ったせいか金欠のさとこには薬膳のための食材はお金がかかります。




スーパーでは高く手が出なかったトウモロコシを鈴におすそ分けしてもらって助かったりもしました。




職場の同僚とどこか壁もありましたが、病気のことを伝え、やれていなかった歓迎会を薬膳カフェでやることになりました。




職場に出入りする編集者の青葉(田畑智子)に陳皮入りのジャスミン茶を出し喜ばれたり、スーパーで梅シロップを勧めてくれたりく(北乃きい)に出会ったり、世界が広がっていくようでした。




そんなさとこに司は焦らず頑張りすぎないようアドバイスします。




そういえば、司はやはり鈴の息子ではなかったです。放浪していた司を鈴が拾ったようです。




ニートですが、団地のお年寄りたちにいろいろやってあげているようです。

鈴は司に知らなかったことをいろいろ教わり、世界が広がったようです。




このドラマは、そんな人と人とのつながりの素晴らしさを声高ではなく教えてくれますね。




しみじみと良いドラマです。

2話の評価は…8





初回を見て一番の感想は「テーマは良いんだけど、見続けるにはいろいろ我慢が必要だな」です。




ご覧になった方にはお分かりいただけると思いますが、我慢しなければいけないハードルがいろいろあります…(汗)




フジテレビ 火曜21時

「人事の人見」第1話


主演…松田元太

脚本…冨坂友

演出…河野圭太





我慢しなければならないポイント①

松田元太演じる主人公の設定




まず前もって言っておきたいのはテレビドラマは所詮フィクションなんだからとリアリティーの欠如に寛容か、いやドラマであれ現実離れは許せないという不寛容かで、だいぶ違ってくることを書きます。




主人公は大手文具メーカーの人事部に常務(小日向文世)にスカウトされ入ってきた元バックパッカーで会社勤めしたことのない青年です。




型破りな主人公というのは古来、よくあるパターンでフジテレビなら「GTO」「HERO」などがそうですが、それが許された時代と今はだいぶ違ってきていると感じています。




まして、人事部という社員のナイーブな部分を扱う部署に型破りな社員が入る違和感は、よほど優れてユニークなアプローチで問題を解決しない限り納得感は出ないでしょう。




松田元太は俳優として伸びしろのある逸材とは思いますが、バラエティーで彼が見せるおバカキャラであて書きしている時点でもうズレていると思うのです。




退職代行に頼んで辞めようとしている社員の家に押しかけて強引に会おうとしたり、当然嫌がられたらデリバリーで注文されるのを待ってドアを開けさせたりはまだご愛敬ですが、




私め自身も自分の会社内にあるパワハラ問題に頭を悩ませている身としては、カラオケ大会でラップに乗せて言いたいことを言いあって、ハイ分かり合えました!はあまりにお花畑的な解決策にしか見えませんでした。




ここをどこまで我慢できるか、バカなふりして実はクレバーで鋭いアプローチをするなら見ていけるなと感じました。





我慢しなければならないポイント②

相変わらずうるさい前田敦子




主人公も主人公なら、その相棒となるべきヒロイン役の前田敦子が、主人公の行動にイライラして、ギャンギャン吠えたてます。




これがまた前田敦子ですから、見てない方にも想像がつく通り、耳ざわりなうるささです。




それだけではない部分もあるんですが、とりあえずしばらくはそれに我慢しないとダメそうです。




我慢しなければならないポイント③

またまたイタい鈴木保奈美の演技




鈴木保奈美が人事部の部長さんを演じています。この部長が上層部と社員の板ばさみななったりして、オロオロ、ドタバタしていて「プライベートバンカー」に続いてまたこんな感じか~と、見ていてイタいんです。




こんな演技しかできない人ではないはずなんですがね。




このドラマは当て書きだからか、松本まりかにしろ、新納慎也にしろ、小野武彦にしろ、いかにもなキャラで逆に面白みがありません。




まだ手垢のついてないヘイテツや桜井日奈子の方が新鮮です。




さて、いつまで見続けられますかね。

1話の評価は…6