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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

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2話連続となったエピソードの後編。

やはり私めがこのドラマに求めているものとは、少しはずれた番外編的なエピソードでしたが、結局人情味のあるオチにたどりついて、そこは満足のいくものになっていてホッとしました。




フジテレビ   月曜21時

「嘘解きレトリック」第5話


主演…鈴鹿央士、松本穂香

脚本…大口幸子

演出…鈴木雅之




怪談雑誌記者の雅(北乃きい)に同行して「人形屋敷」の取材に来た左右馬(鈴鹿央士)と鹿乃子(松本穂香)。




女中のイネが不審死をとげたばかりで、その謎も追うことに。




両親を亡くして今や人形屋敷の主である品子(片岡凜)は何かをか隠しているげで、鹿乃子に見破られる嘘を繰り返します。




結局、品子は三つ子だとわかります。

さも1人しかいないように暮らしていたようです。




その1人がイネの盛った毒で亡くなり、2人になってしまい、その2人が入れ替わっていました。




凄腕の刑事ぶっていながら、キレ者ではない刑事役の正名僕蔵がいい味を出していましたね。




頭がキレて行動力もある雅役の北乃きいと好対照でした。




しかし、この2人の存在感が立ちすぎて、主演2人がかすみがちだったのは残念です。




品子たちの母親がやはり双子で、双子の片方はなくすべきという因習に気を病んで、姉を抱えて母は死んだらしく、そのトラウマから、三つ子の存在を隠して1人のように見せて育てたようです。




イネを殺したのは兄だったようで、無事解決し、2人の品子は人形のような格好をやめてそれぞれの好きな身なりになったようです。

ほっこりするラストでしたね。




次回からはまた元の感じに戻ってくれそうです。

第5話の評価は…7





選挙でスタート早々に休止になったり、日本シリーズで放送時間がズレたり、何だかドラマ自体が試練を受けている感じですが、第2話も中身は濃かったですね。




過去パートの複雑な恋模様がより明確になりましたし、台風に襲われた端島の人々の様子もハラハラドキドキの連続でした。




TBS  日曜21時

「海に眠るダイヤモンド」第2話


主演…神木隆之介

脚本…野木亜紀子

演出…福田亮介




ドラマチックにいろんなことが起きる過去パートに比べて、現代パートは今のところ、過去にさかのぼるきっかけのような扱いでしかないですね。




毎回こんなバランスなんですかね。

いづみ(宮本信子)は過去パートの誰なのか?鉄平とそっくりな玲央(神木隆之介)はどんな関係なのか?

その謎を引っ張り続けるようです。




さて、過去パートですが、今回は百合子(土屋太鳳)がフィーチャーされ、その家族のありようが描かれ、なぜ百合子が賢将(清水尋也)とフリーなペアというややこしい関係にいるのかも明かされました。




端的に整理すると、百合子は賢将を好きだけど、ホントに賢将が好きなのは朝子(杉咲花)で、その朝子が好きなのは鉄平で、鉄平はそれに気づいていない。




むしろ鉄平は百合子を好きなのに賢将と交際しているので諦め気味で、島にやってきたリナ(池田エライザ)が気になり始める。




しかし、今回台風が島を襲い、危険な中でリナは鉄平の兄、進平(斎藤工)に救われ、思いを寄せるようになりそうな気配。




その進平は波にさらわれ行方不明になった妻栄子(佐藤めぐみ)を死んでないと信じ待ち続けている。




百合子→賢将→朝子→鉄平→リナ→進平と片思いのオンパレード状態になりそうです。




百合子はわざとかき乱そうとするような感じがありますが、それは原爆で姉を亡くし、母親(山本未来)はそれもあってかキリスト教にどっぷりはまり、心も病んでいるようで、そんな状況が百合子の心も荒ませているようです。




かつての陽性でまっすぐな演技とは違う土屋太鳳のとげとげしく陰のある演技が新鮮でもあります。




神木隆之介にしろ杉咲花にしろ清水尋也にしろ実力者揃いなので、それぞれの細やかな感情表現も見ごたえがあります。




この複雑な恋模様はどう展開していくんでしょうか?




端島という人工的な島が自然の猛威にさらされ、何とかそれを切り抜けることで、映画館主の大森(片桐はいり)が必死で守った「宮本武蔵」の映画をみんなで観る喜びがひとしおというのが良かったですね。




第2話の評価は…8






コールセンターはクビになった祐子(安達祐実)ですが、ソラ(森田想)への指示役の坂本(木原勝利)に見つかり、




ネコババした金を返却するために、タタキ(強盗)に入る家をさぐるためのかけ子の仕事をすることになります。




コールセンター勤務の経験がこんなところで活かされるという皮肉な展開になりました。




NHK   土曜22時

「3000万」第5話


主演…安達祐実

脚本…山口智之

演出…小林直毅




しかし、このドラマ、放送時期にこんなに連日闇バイト強盗のニュースが世間を

賑わせるとは思ってなかったでしょうね。




闇バイトの内幕をリアルに描いているドラマだけに、見ていてイヤな気分にもなりますが、




そこに普通の暮らしをしていたはずの夫婦が巻き込まれ、ズブズブになっていくさまをハラハラしながら、つい見てしまいます。




祐子がタタキのかけ子の仕事を教えられるシーンは、いけないものを見ている感がありひきこまれましたね。




しかし、祐子も義高(青木崇高)も懲りない人たちで、坂本がその上の元締の大津(栗原英雄)と接触するところを警察に知らせ逮捕させようとするんです。




今回はそのハラハラな展開がクライマックスでした。

肝心な時にコールセンターの同僚(工藤遥)にからまれ、困ってしまうところとかこのドラマならではでしたね。




一緒に撮った写真を祐子が消すように後から頼む時に、祐子が自分の置かれた状況から迷惑をかけられない配慮が感じられ、




自分たちがいかに普通とは違う事態に巻き込まれているかを感じさせました。




大津は捕まりましたが、坂本は逃げ切りました。

定年退職した奥島刑事(野添義弘)も義光の悪事にそろそろ気付きそうです。




取り返しのつかないところに来てしまった佐々木夫婦はどこまで悪い事態の中でもがき苦しむのか、見届けたいと思います。




第4話の評価は…7