連ドラについてじっくり語るブログ -24ページ目

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今回、接見室での友哉(成田凌)と松風(松山ケンイチ)の会話を見て、このドラマって父親と複雑な関係にある子どもが多いなと気づきました。




このドラマの裏テーマかもしれませんね。




TBS  金曜22時

「クジャクのダンス、誰が見た?」第6話


主演…広瀬すず

脚本…金沢知樹

演出…棚澤孝義




そもそも、ヒロインの心麦(広瀬すず)が殺された父親の春生(リリー・フランキー)はホントに実父なのか、春生がしようとしていたことは何だったのかを知ろうとするのが話の中心にあるのですが、




周辺の人物の背景も描かれていて、それぞれが父親と複雑な関係なんですね。




今回で最も見ごたえがあり引き込まれた先述した接見室のシーン。

友哉はDVもひどくクズな父親(酒向芳)でしたが、ただ死刑囚にされてしまった父親は冤罪だと信じていて、今その父親と同じように自分も無実の罪で拘置されています。



そんな自分や父親のことを哀れなヤツと見下しているんだろう?と松風に噛みつくと、



松風は無表情のまま、自分の父親は母親と自分を捨てて、ある日突然いなくなったと答えます。




生きているのか死んだのかもわからない…友哉の父親は生きている、だから羨ましいとさえ言います。




友哉が父親と再会できるようにやれることはやる、だから信じてほしいと言う松風を見る友哉の目つきが変わりました。




どうやら神井(磯村勇斗)は確信めいて言ってますが、松風の父親は赤沢(藤本隆宏)の先輩だった久世(篠井英介)という刑事のようです。




取調べで容疑者に自白を強要する赤沢を叱責し、「オレはずっと見てるぞ」と釘をさした人物で、赤沢は松風を見て、その面影を重ねて、松風に父親はどうしてるか?と問い詰めていました。




阿南(瀧内公美)に友哉の自白を求められている赤沢はかなり追い込まれていますね。危うい感じです。




その阿南は心麦の話を聞き、父親に恵まれた心麦を羨ましく思ったようでした。




阿南の母親(有森也実)は愛人で、父親は法律家のようで父親らしいことはしてもらえなかったようです。

本妻の息子も司法試験に受かったと言ってましたが、今回いきなり現れた鳴川(間宮啓行)というヤメ検の弁護士は阿南の父親なのでは?とネットでは多くの人が指摘してますね。




…ということは、阿南が連絡を取り合っているカラビナの男は鳴川なんでしょうか?




関西弁でまくしたてる鳴川は強烈なキャラですね。

演じているのはこれが連ドラ初出演の間宮啓行という舞台俳優さんで、やはりアクが強いですね。




友哉の父親の力郎役の酒向芳もそうですが、舞台俳優さんはいきなり出てくるなりインパクトがありますね。

吉田鋼太郎もそうでしたし、「白い巨塔」の時の大河内教授役の品川徹もそうでした。




東賀山事件の唯一の生き残りの歌は、今はシンガポールに留学しているそうですが、何だかウソっぽい写真でしたね。

疑いすぎですか?




6話の評価は…7



今回は脚本が蛭田直美ではなく、また平凡な回に戻ってしまいました。ただ、今回が初めて担当のおかざきさとこで政池洋佑よりは良かったです。




フジテレビ 木曜22時

「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」第8話


主演…香取慎吾

脚本…おかざきさとこ

演出…谷村政樹




今回は前回祭り復活に協力してもらった商店街青年部のリーダーの剣持(田中美央)が、青年部メンバーの宮島(須賀健太)を連れてきて、学童保育が閉鎖になり困っているので何とかならないかと一平(香取慎吾)に相談します。




正助(志尊淳)も協力してくれて、一平たちの家で預かることにします。

宮島の子どもだけかと思ったら3人になり、しかも介護士の久仁子(星野真里)は仕事が遅くなることが多く、延長されても一平や正助は拒めません。




誰かが良くなるためには誰かが無理をしなければならない…

そんな社会を政治家になって変えてほしいと正助は一平に頼みます。



今回は正助と一平の絆が深まる回でしたね。

正助の子どもたちに選挙のためにいろいろやってきたのを知られたくないので、わざわざ真壁(安田顕)に来てもらって子どもたちの前で出馬要請をしてもらいました。




いよいよ選挙に向けてってことになりますが、区長(堺正章)は再開発をすすめようとしていて、一平の家もその中にありました。



区長は反対派の説得を一平にやらせようとしていました。



次週予告がやけに長くて、次回どうなるか大体わかってしまいました。

8話の評価は…7



丈洋社長(橋爪功)が認知症になり、美琴(夏木マリ)や子どもたちのあさましくも醜い相続バトルは加速化します。




テレビ朝日 木曜21時

「プライベートバンカー」第8話


主演…唐沢寿明

脚本…小峯裕之

演出…西浦正記




まず先制攻撃を仕掛けたのは美琴。

丈洋から社長を引き継ぐように言われていると表明します。



すると長男の努(安井順平)が、丈洋に新たに努に継がせるという遺言書を書かせ、それを役員会で役員たちにも見せます。



しかも庵野(唐沢寿明)から入れ知恵され、会社を非上場にして事業を承継すれば相続税が免除され、その分事業に回せるとアピールします。




しかし、遺言書は日付の新しいものが優位になるようで、美琴の顧問弁護士(近江谷太朗)が新たに美琴に引き継ぐという遺言書を提示します。




妻子の顔も認知できない人が、そんなにスラスラ遺言書を書くわけないだろうと怪しんだら案の定で、丈洋の芝居で妻子にわざと好き勝手にやらせたのでした。

橋爪功のニセ認知症演技が絶品でした。



次男の昴(吉田ウーロン太)までが、雑に破ったノートに書かせた遺言書まで出てきて、こんなの有効じゃないと努はそれを怒りに任せて破り捨てます。




有効な遺言書を破棄すると、その人は相続権を失うようで、努はまんまと昴を丸めこんだ美琴の策略にはめられました。




しかし、その美琴も丈洋の高額な腕時計をエサに、弁護士に遺言書を偽造させたのがバレてしまいます。

こちらも相続権を失います。




認知症でないことを明かした丈洋。さて最終回はどうなるんでしょうか。



8話の評価は…7