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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

前回、妻の晴美(石田ひかり)、娘の福(桜田ひより)、宝(細田佳央太)の母親の直実(美村里江)と女性陣にボコボコにされてガックリの福の父親の慶(野間口徹)





今回は更に息子の幸(野村康太)からも追い討ちをかけられ…





フジテレビ  火曜23時

「あの子の子ども」第10話


主演…桜田ひより、細田佳央太

脚本…蛭田直美

演出…アベラヒデノブ





高校生の娘が妊娠しただけでもかなりショックなのに、幸は大学を辞めてフィリピンに行って働きたいと言い出すのです。




かなりムチャな話のようでありながら、幸は慶に何を言われるか予測していたようで、反対する慶に見事なまでに言い返します。




この幸という兄貴はすっとんきょうなおとぼけキャラかと思ってましたが、なかなかどうしてキレ者でしたね。

(演じる野村康太は沢村一樹の息子さんですが、飄々した中に鋭さを垣間見せるのは父親譲りですね)





言い負かされて慶は黙ってしまいました。気の毒に更に福が念押しで自分を助けてくださいとお願いまでされてしまいます。




ま~ただ救いは晴美は本気で離婚する気などなくて、あくまで駆け引きで言ったことのようです。




晴美は自分が挫折し死にたくなった時に慶に救われた出会いについても話してくれました。




慶と晴美はお互い悪口を言わないって素敵な夫婦ですよね。




一方、宝の方は、直実がこだわってきた宝が駅伝に出る夢はもはや夢ではなく、

福と産まれた子と家族を作れるのが夢だと直実に告げ理解を求めます。

直実もそれをサポートする気になりました。




更に、宝は親友の隼人(前田旺志郎)の家に招かれ、大家族と賑やかに食事をするのですが、




今まで知りませんでしたが、実は隼人をはじめ兄妹みんな特別養子縁組でもらわれた子で誰も血はつながってないと初めて明かされます。




特別養子縁組に抵抗を感じていた宝は、自分を恥じて反省します。




家族の次は学校で、福は担任に妊娠を告げました。親友たちにも明かすことになるでしょう。




みんなはどう考えてくれるんでしょうか?

第10話の感想は…8







第7話は2022年の七実(河合優実)。

既にデビュー作が大好評で重版しており人気作家になっています。




拠点を東京に移し、作家活動に専念していましたが…





NHK  火曜22時

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」第7話


主演…河合優実

脚本…市之瀬浩子

脚本・演出…大九明子




小野寺(林遣都)がプロデュースして支えてくれており、よく謝罪に行っていた編集者の末永(山田真歩)は東京に異動になっており、第2弾の書籍を出さないかと勧めれています。




ウイルスメールで不義理をしてしまったテレビプロデューサーの二階堂(古舘寛治)もまた親しくしてくれています。




至って順調に見えてましたが、実家の母親、ひとみ(坂井真紀)と連絡がつかず、熱があるとだけLINEが来て心配になり帰ってみます。




祖母の芳子(美保純)はのんびりしてましたが、ひとみはベッドで高熱にうなされていました。




私めは母親が認知症になりましたので、芳子の様子がおかしいのにすぐ察知しました。




ひとみはそのことを心配をかけまいと七実には伝えてないようでした。




検査入院したひとみに代わり、七実は実家で芳子やカフェで働く弟、草太(吉田葵)の世話をすることになります。




検査の結果、ひとみは以前手術した人工弁が細菌感染で炎症をおこしており、新たな人工弁に替える手術をしなければならないことがわかります。




なかなかの難手術で命を落とす危険性もあると言われてしまいます。




ショックを受ける七実。

褒められたら伸びるタイプの七実は父親の耕助(錦戸亮)亡きあとはひとみに褒められたくて頑張ってきたのに…と落ち込みます。




芳子や草太とはこの悲しみを共有できないのがつらいところで、手術の立ち会いも1人でするつもりでしたが、




嬉しいことに、小野寺、末永、二階堂の三人が東京から駆けつけてくれて、一緒に待合室で待ってくれることになりました。




七実は人の出会いに恵まれてますね。

家族とは面倒なことが多いけど、支えてくれる人たちがいるのは心強いです。




ひとみの手術はうまくいきましたが、次に心配なのは芳子の認知症ですね。

だいぶ進んでいそうです。




七実はどう向きあうんでしょうか?

7話の評価は…8










古くは「あすなろ白書」の取手くん(木村拓哉)や、「花より男子」の花沢類(小栗旬)が代表例であるように、ヒロインを好きなのに身を引く、いわゆる「当て馬」キャラは、ヒロインの相手役を上回りかねない同情と人気を集める「美味しい」役です。





このドラマでは津田健次郎が演じる横井がまさにそれで、今回はその横井が身を引く回で、西園寺さんは横井を選んだらいいのに~と思う女性視聴者はさぞ多かったろうと思います。





TBS  火曜22時

「西園寺さんは家事をしない」第9話


主演…松本若菜

脚本…宮本武史

演出…渡部篤史




楠見(松村北斗)への思いを自覚した西園寺(松本若菜)は、本彼氏になったはずの横井に対して不誠実に思い、きっぱり交際をやめようと申し出ます。




横井ははい、そうですがと簡単に引き下がるわけには行かず、10:0で西園寺の心を自分が埋めてみせる…と言い、巻き返しのチャンスをもらおうとします。




横井ってへこたれずに前向きなんですよね。「ジュウゼロにしてみせる」ってスゴいこと言いますよね。




更に今回、横井がポイントが高かったのは、ネットに西園寺と抱きあっている写真が掲載され熱愛か?って記事が出て、西園寺の社内でもザワついたら、





交際なんてしていない、足がよろけて支えてもらっただけとはぐらかします。

まだ本彼氏になるか未確定の時に彼氏ヅラするのはフェアでないというスマートさが、流石大人の横井でした。





楠見も西園寺を好きだと知った横井は、スッパリ身を引くことに決め、西園寺らとのコラボの生配信のラストで、自分を出汁を取るときの昆布にたとえます。




これがなかなかの名言でしたね。

自分は身を引いても、その思いは西園寺の中に残るはずというのが上手いたとえだと感心しました。




原作漫画にもあるセリフなんですかね。

とにかく今回の横井は魅力的なキャラに描かれましたね。




津田健次郎のいろんな役を見てきましたが一番カッコよく見えました。




一方の楠見はオロオロしたり、ヘコヘコしたりでいいところ無しです。

挙げ句に西園寺からラストは賃貸スペースから出て行くようにとまで言われてしまいます。




あと、驚いたのは四角関係を築くと思われたエリサ(太田莉菜)があっさり退場したこと。しかも楠見を好きかと思ってましたが、同性愛者らしく、もしかしたら楠見より、その妻になった瑠衣(松井愛莉)の方が好きだったのかもしれませんね。





第9話の評価は…7