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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

やっぱり面白いですね、このドラマ。

今回はグランドクロスに対抗するヤンキー集団の個性的なリーダーも登場し、全面抗争になりかかるという話でした。




テレビ朝日  金曜23時15分

「伝説の頭  翔」第2話


主演…高橋文哉

脚本…古家和尚

演出…住田崇




翔(高橋文哉)がヘッドのグランドクロスは危多漢闘では最大勢力のようですが、「三国志」のようにそれと拮抗するニ大勢力があり1つは瀬山(金城碧海)率いる北総愚連隊、もう1つは東城(カルマ)率いるブラッドマフィアです。




…で、瀬山の弟、新二(池田匡志)がグランドクロスの縄張りでサラリーマンに美人局(つつもたせ)をやっていて、その被害者からグランドクロスに何とかしてくれと訴えがあります。




おまえが悪いんだろうがと追い返しますが気になり手下たちが見に行くとその現場に遭遇。

シマを荒らすなと新二を殴って蹴散らします。




ところが卑劣な新二はそれを兄に訴え、落し前をつけに1人で来いと翔を呼び出します。




翔本人は入院中ですから当然、顔がそっくりなので翔の代役をしている達人(高橋文哉 2役)が行くことに…という話でした。




まずこの瀬山というのが超ナルシストのイカれたキャラで、美しい~を連発し、自分が一番美しくて、次に美しいのは自分がボコボコにして血みどろになったヤツだという変態です。



昔なら及川光博がやっていたような役ですが、これをJO1の金城碧海がノリノリで熱演しています。




…で、仕方なく出向いた翔は瀬山にボコボコに、もう無理って時に頼もしい副長の大門(菅生新樹)が登場。代わりに瀬山にボコられます。

この大門は男気があっていいキャラですね。



2人ともダメかって時に、新二に美人局をさせられていた恵美(菊地姫奈)を連れて北総愚連隊の東城が現れます。




美人局をしたのかと問われますが、ビビって恵美は口を開きません。




すると達人が速射砲のような早口で恵美に説教をし、言っちゃえと促すのです。




今回、特に面白かったのは達人の心の声で、これが達人のオタクっぽさや、ヘタレさ、それでいて正義感が強いことを巧みに表現していて、




ヤンキーたちがいかに不合理かをとうとうと批判する心の声とかも速射砲の長ゼリフでしたが、いちいちもっともで笑えました。




瀬山を演じた金城碧海も演技経験が少ない割に存在感がありましたが、東城役のカルマも全く見慣れない人で、誰これ?と気になる独特の存在感がありました。




早速調べたら人気ユーチューバーで俳優もやるようになったらしく、演技経験が少ないのに、肩の力の抜けた「池袋ウエストゲートパーク」の窪塚洋介を彷彿とさせる演技をこなしていて驚きました。




ヘラヘラしていても鋭い東城は、翔が別人ではと疑っていましたね。

今後の活躍が楽しみです。




更に今回達人は憧れの彩(関水渚)と遭遇し、2人きりになるという夢のようなシチュエーションに。




彩はグラビア取材を拒み、言い寄ってきた編集者を蹴散らしてきたようで、別人のように荒れまくって「うっせぇわ」を

歌い始めました。




達人は自分を翔と間違えていると思い込んでいますが、どうも彩は達人の幼なじみか何かのようです。




関水渚も魅力的な女優さんですよね。

編集者を締め上げてるところは痛快でした。




第2話の評価は…8









前回、正体が明らかになった清家(櫻井翔)の母、浩子(高岡早紀)ですが、なぜ高岡早紀なのかと櫻井翔との年齢差で記事では文句をつけてしまいましたが、




今回、回想シーンも高岡早紀が演じていることで、その魔性の女っぷりの良さはやはりこの人だったのだと納得がいきました。




TBS  金曜22時

「笑うマトリョーシカ」第5話


主演…水川あさみ

脚本…神田優

演出…岩田和行



清家のためにさまざまな人物をなき者にしてきたのは亜里沙(田辺桃子)ではなく、疑わしいのは浩子ということになり、道上(水川あさみ)は浩子のことを探り始めます。




清家や鈴木(玉山鉄二)の高校の担任だった一色(東根作寿英)に話を聞きますが、鈴木はかなり清家の家とは親密だったらしいことがわかります。




前回現れた謎の女性は鈴木の妻、由紀(真飛聖)で道上とは記者仲間でした。




道上は浩子のことをより詳しく聞き出すべく、鈴木の家で由紀も立ち会いのもとあれこれ問いただします。




しかし、鈴木の回想で高校時代の鈴木(西山潤)は美魔女的な浩子にジワジワとすり寄られ、




清家のために尽くすように洗脳され、肉体関係まで持つようになっていました。




そして、大学生になり亜里沙が清家と付き合うようになり、浩子を疎んじるようになると、鈴木に亜里沙を排除するように命じました。




亜里沙に言っても頑として言うことをきかず、浩子が裏で手を回したのか亜里沙

は行方不明になってしまったのです。




いや~、とにかく鈴木の回想での浩子はヘビのようにからみついてくる感じで恐ろしかったですね。




鈴木にとっては忌まわしい過去で、そんなこと由紀や道上に言えるはずがありませんよね。




玉山鉄二の苦渋の表情が絶妙でした。

その後、関係は断ちきれたのか、そこが気になりましたね。




もっと言えば、どこかで清家は浩子と鈴木の関係に気づいたかもしれませんね。

3人の関係性が更に怪しく気になります。




山中(丸山智己)が話を聞き出そうとした道上の父親(渡辺いっけい)の車にぶつかった運転手は殺されたようです。




ジワジワと山中や道上にも危険は迫っています。

浩子は息子になぜそこまで権力を握らせたいのか次回明らかになりそうです。




しかし、このドラマでヒロインを演じる水川あさみの演技についてあまり触れてませんが、特に失点もなく緊張感を保ち続けているなと思ってます。




第5話の評価は…7










今回は前回の「主婦ブロガー炎上編」の続きと「アーティスト偽動画編」の途中まででした。




ちょうど今、オリンピック開催中で、SSNSを通じての選手への誹謗中傷が問題にもなってますから、タイムリーなテーマではありましたね。




テレビ東京  金曜20時

「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」第2話


主演…中島健人

脚本…小峯裕之

演出…本橋圭太




人気主婦ブロガーのこずえ(志田未来)に対して事実と異なる投稿を流して炎上させた優里香(足立梨花)は、




こずえに依頼を受けた保田(中島健人)により発信者としてつきとめられ、謝罪し慰謝料を払うことになったのですが、図々しいことに慰謝料を滞納。




これはお仕置きをしなければと、保田はゲーム仲間の執行官、二宮(大水洋介)に動産執行を依頼します。




中島健人は局は違いますが執行官を描いたドラマ「シッコウ!」に出演していましたから、ちょっとニヤっとしました。




動産執行にはいろんなルールがあり、さほど執行してもさほど差し押さえる物は無いんですが、



家族にバレ、マンションの住民たちにも怪しまれ、ダメージを与えるには十分でした。

保田の言う通り「嫌がらせ」なんですけどね(笑)




優里香の夫、浩之(笠原秀幸)は妻と大違いの誠実な人物で、すぐに残金を用意してきて支払い、




この期に及んでもまだみんながこずえを悪く言ってたから…と言い訳する優里香に、現実と向き合え!と叱ります。

オレも悪かったと謝りもします。




ま~、優里香には鬱積する不満があってそれを晴らしたくて書き込みした部分はあるでしょうからね。




優里香が引っ越すのかと思いきや、こずえの方が引っ越しました。

優里香も住みづらくなったでしょうけどね。




そして、今回から始まったのは「アーティスト偽動画編」。

こちらも今どきありそうな話で、人気兄妹アーティストの「ヌーヌー」の兄、リオ(野村周平)の中学時代のいじめ動画なるものが、ネットで拡散され、




心を痛めた妹、リホ(平祐奈)は体調を崩し活動休止に追い込まれるという話。




動画は明らかにニセ動画で、怒り心頭のリオは保田のもとにやって来て、書き込んだヤツも拡散したヤツらもすべて特定してさらすと伝えます。



その数、実に3万アカウント。

保田はさすがに時間と金がかかりすぎるから100アカウントに絞ることを提案。



リオはちゃんと悪質な順から並べていて、その上位からやっていくことにしました。




100アカウントでも2~3千万はかかるらしく、やはり情報開示請求は時間も金もかかるから泣き寝入りしがちとわかりました。




怒りの炎がメラメラ燃えてるリオを、野村周平はギラギラと演じていて迫力がありました。この人は山崎賢人にも劣らぬ逸材なのにもったいないですね。




リオに対して至ってクールに対応し、シュアな方法を提案していく保田のプロフェッショナルさを中島健人も好演してました。




リオは会見を開き、動画はデマであり、損害を受けたので戦うことにしたと宣戦布告。クラウドファンディングで賛同者から寄付も募りました。




現実でもこれをやってくれる人が現れたらいいのにと思いました。

匿名による悪質な誹謗中傷は許されるべきではありませんからね。




興味深かったのは、こういった問題に精通している保田が普通の人がちょっとした不満があってやっていると言ったことでした。

おそらくそうなんでしょうね。




情報開示請求で明らかになった1人、広告代理店の部長の中山(小手伸也)が次回は逆に酷いめにあうようです。




ネット社会の怖さをこのドラマではいろいろ知れそうですね。




第2話の評価は…7