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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

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とにかくネットで盛り上がってくれればいいので、ツッコミを入れるのも、ちりばめた謎の考察をするのも大歓迎というスタッフの思惑が露骨に透けて見えるドラマでした。





テレビ朝日  木曜21時

「スカイキャッスル」第1話


主演…松下奈緒

脚本…橋本裕志

演出…田村直己




ツッコミを入れたらスタッフの思うツボとはわかりながら、ついツッコミを入れたくなります。




まず、初回なので言っておきたいのは、韓国ドラマを日本版にしてやる無理が、解消されないままになってます。




日本よりも学歴偏重がひどく、3大名門大学に入らなければ認められないような韓国と日本では医大付属高校に入れるための熱量が違いますよね。




…なので、推薦入学枠のために受験講師に3000万も払うというのは、どうも現実離れしてます。




しかも高級住宅街に住むセレブたちと言ってますが、開業医でなく皆、「帝都病院」の勤務医にすぎないんです。





勤務医がセレブというのもピンと来ません。帝都病院自体がセレブ向けに高額医療をしている病院とか説明があればいいんですけどね。




このへんに関しては、目をつむって気にせず見ないとダメそうです。




セレブ妻たちのドロドロした醜い争いを期待していただけに、松下奈緒や高橋メアリージュン、比嘉愛未、木村文乃はまだふりきれてなくて、手ぬるさを感じます。



もっと遠慮せずにツッコんだ演技を見せてほしいです。

特にヒロイン紗英(松下奈緒)は優等生的ながら、ダークさをちらつかせてもいて、もっともっと!と期待します。




息子をスパルタ指導するモラハラ夫を演じる鈴木浩介はそれがわかっていて、突っ込んだ演技をしてますが、あれくらいやってくれなくては…です。




香織(戸田菜穂)はなぜ死んだのか?

自殺か?他殺か?

なぜスペインに行くとウソをついていたのか?



紗英には過去に何があったのか?

なぜ姑(藤真利子)に許してもらえてないのか?

泉(木村文乃)とどんなつながりがあったのか?



ま~随分、謎をばらまくな~と。

さ~どうぞ考察してくださいって感じ。




積極的視聴ではありませんが、次回も一応見てみます。


第1話の評価は…6









今回で友情ものからBLものにぐっとシフトチェンジしてきましたね。

(私めはおじさんですが、アップデートしていますので、特にそれに抵抗とかはありませんので…)




夏休みで離れてしまったために、太一(小林虎之介)への思いが強まった航平(中沢元紀)の誤解ゆえの失恋が切なかったですね。




フジテレビ  水曜24時30分

「ひだまりが聴こえる」第4話


主演…中沢元紀、小林虎之介

脚本…川﨑いづみ

演出…八重樫風雅




夏休みに太一は、先日美穂と話をしたイタリアンの店でバイトをすることに。

なんでその店?と太一に似合わない店に不審がります。誰かと行ったのか?と聞くと太一は1人で行ったとウソをつきます。




バイトにあけくれる太一と家に引きこもり気味の航平。

耳鳴りがひどくなっているので診察を受けに行くと、聴力が低下していると言われます。




このまま低下し続けて全く聴こえなくなる可能性もあるとも言われ、そうしたら太一の声はもう聴こえなくなると航平はショックを受けます。



更に、待合室でヨコ(宇佐卓真)から、美穂が航平を気に入っていてその仲立ちを太一に頼んだと聞かされます。

太一からは何も聞いてない航平は疑心暗鬼に…




祭りに一緒に行く約束をしていましたが、残念ながら雨が降ってきます。




雨の中、高架下で航平は太一と会い、初回でも流れた会話のシーンに。




航平は告白します。

「急にわかった。太一にすごく会いたかったんだって。」

太一はおどけて

「そんなにオレのことが好きだったのか?」

「好きだよ」



静かに噛みしめるように思いを伝える中沢元紀の潤んだ瞳と低く響く声。




バイト先の店は美穂と行ったのか?と聞く航平。


え?と答えられない太一。

問い詰めるようになんで前聞いた時に言えなかったのか?美穂とは何を話したのか?と聞く航平。




美穂は航平には聞かせられないようなことを言ったので、太一はイヤだ、言えない、ごめん…とだけ答えます。




航平は悲しい顔をして雨の中走り出します。

すれ違いの誤解が見ていて苦しくなる展開でした。




新学期になると航平は新たなノートテイカーの申請を出し、もう迷惑をかけたくないからと今まで無理させてごめんとメールして来ます。



いや~どうなってしまうんでしょうね。

2人の行く末が気になります。




第4話の評価は…8










これまで3話はいろんなエピソードがごちゃ混ぜで盛り込まれていて、バラバラな感じがしましたが、



今回は主人公ヨウコ(小池栄子)の出生の秘密が明かされると共に、「望まれずに産まれてきた子」というキーワードでくくられるエピソードがはずき(平岩紙)によってつながることで、これまでよりいくらかまとまりはありました。




フジテレビ  水曜22時

「新宿野戦病院」第4話


主演…小池栄子、仲野太賀

脚本…宮藤官九郎

演出…清矢明子




性的虐待から逃げてきたマユ(伊東蒼)は刺客外人に襲われるヨウコを助けました。




そのまま病院に匿われたマユでしたが、今後どうするかを話すためにマユの母親(臼田あさ美)が呼び出され、児童相談所スタッフやNPO代表の舞(橋本愛)、ソーシャルワーカーのはずき、岡本巡査(濱田岳)が話を聞くことに…。




この母親は援助交際で金を稼ぐ中でマユができてしまったようです。母親は援交、娘はパパ活って親子は結構いるみたいです。



今の彼氏がマユにも手を出しているのは知っていたみたいですが、文句を言ったら暴力をふるわれるので見て見ぬふりしていた…と。




岡本は今はDV防止法ができて訴えられると教えてやり、「私みたいな女」と卑下するのもやめろと叱ります。




舞はマユに「そういう子」って呼ばないでと怒られた話をし、

「私みたいな女からそういう子が産まれるって考えに大人が囚われていたから、断ち切ろうとしたんじゃないでしょうか、娘さん自分で」




マユは後日、児童養護施設に入ることになりました。病院でのヨウコの患者を救う姿に憧れ。医療従事者をめざすようです。




自称美容系インフルエンサーのイ・オンナはヨウコの母親のリツコ(余貴美子)でした。

リツコは院長の啓介(柄本明)とは旧知な感じはしましたが、まさかヨウコは啓介の子だとは思いませんでした。





そのことを啓介ははずきに明かします。

はずきはたださえ厳格な祖父から女の子に病院は継がせられないからと望まれなかった上に、



医師をめざすも医大は落ちまくり挫折、今は医師と結婚して婿に迎えるべく婚活中なんですね。




それが、皮肉にも父親の隠し子は医師になり、そうと知りつつ病院に迎え入れたことははずきを傷つけ、怒りに燃えました。


「継がせるつもり、ヨウコさんに。いいけど、別に。でも私がどんな思いであの病院で働いているか考えてからにしてよね!」



ま~ごもっともですね。

そんな時に病院ではトー横キッズが産気づいて運ばれてきて、出産しました。




トイレで産み落として、赤ちゃんポストに入れるはずだったととんでもないことを言う子で、でも赤ちゃんの顔を見たら育てたくなったとか言ってます。




そこへ、怒りのはずきが登場!

「勝手に子ども作って、勝手に産んで、捨てようと思ったけどやっぱ可愛い?バカか!想像力が足らない!あんたみたいなバカな女は母親になんてなれない!なる資格がない。…望まれずにこの世に生まれた子はずっとつらい。ずっと苦しいの!忘れないで」



自分のこと、マユのことを踏まえてのこの怒り。表現はきついけど頷けるものはありました。




特に「海のはじまり」や「あの子の子」を見た後なので、尚更なんですよね。




今回は平岩紙の回でした。

この人はどんどん女優として存在感が増してますね。

江口のりこのように主演できるところまで行ってほしいです。




やっとストーリー性が出てきましたが、さてどうなるんでしょうか?

クドカンの凄みが出てくればいいんですがね。



第4話の評価は…7