連ドラについてじっくり語るブログ -56ページ目

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

密子(福原遥)の目的はどうやら九条家の人々への復讐のようですね。




そのために夏(松雪泰子)やその子どもたちを巧みに誘導し目的を遂げようとしているようです。




日本テレビ  土曜22時

「マル秘の密子さん」第2話


主演…福原遥

脚本…丑尾健太郎、藤岡明子

演出…中茎強




初回では荻野目専務(石井正則)の弱みをにぎり、強引に味方につけた密子でしたが、今回は九条家の長男遥人(上杉柊平)の秘書、千秋(桜井日奈子)の弱みを握り、こちらに協力させるようにしました。




今回はそんな千秋が板挟みになるさまが見ていて面白かったですね。

遥人を好きすぎてストーカーっぽく写メで撮りまくってたり、アクスタを作ってたり…



今回でたちまち面白キャラになりましたね。密子を裏切ろうとしてもすぐバレちゃうというのも今後お約束になりそうです。




九条開発の総務部で契約社員をしている夏の息子、智(清水尋也)は、九条家の遠縁でそれを笠に着ている森山(小久保寿人)にパワハラをされていて、




密子の死の擬似体験療法で覚醒した智は、森山に食ってかかり、ちゃんと反論し夏のように自分を変えることができました。




密子が巧みに暗示をかけていく感じを福原遥はうまく演じてますね。




彼女のおっとりした口調が密子の得体の知れない不気味さを増幅してますね。




亡き社長の介護していただけの夏が、社長になるなんて、おとぎ話のようですが、




もしそれを叶えさせたら、スゴいなと思いますし、九条家の人々をいかに没落させていくか興味があります。




第2話の評価は…7






今回の死者・雪雄役の片岡鶴太郎はセリフが1つもありませんでしたね。




モノクロで見せた雪雄のありし日の姿は感動的でしたが、この描き方って毎回続けていくと、エピソードによっては感動の押し付けになりうる危険性も感じました。




日本テレビ  土曜21時

「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」第2話


主演…小芝風花

脚本…八津弘幸、佐藤友治

演出…菅原伸太郎




人情味のあるエピソードにグイっと持っていった感じでした。




事業に失敗してできた借金を連帯保証人の妻に背負わせて自分は行方をくらますって、相当クズなことをしましたよね。




息子の秋信(萩原聖人)が恨みに思い続けたのは無理もありません。




コツコツお金を貯めて使ってもらおうと思っていたと言われても、今さら何だよ!ってなりますよね。




ただ、昔川に釣りに行った思い出を大事に思い続けて、写真を寝る前に必ず見ていた…とかって、親子の愛情で訴えかけられると、ちょっとホロリと来ますね。




モノクロの映像でつづられた雪雄の生前の姿は、贖罪の日々をイメージさせて、不慮の死が切なく気の毒でした。




孫の治療費に使ってもらえて、最後に桜(小芝風花)が持ってきた弁当をにこやかに食べる姿は救われるものがありました。



初回でも書きましたが、やはり桜と真(大島優子)のキャラの対比がはっきりしてないのと、小芝風花、大島優子の良さがイマイチ出しきれてないのが依然不満です。




第2話の評価は…7


中途半端ではなく、極端に振り切ったヤンキーもののドラマって良作が多いですよね。「今日から俺は!!」とか「ナンバMG5」とか。




あまり期待せずにこのドラマの初回を見ましたが、やはり古い人間だからか、ついつい楽しんで見てしまうんですよね。





暴力シーンが苦手な女性読者の方にはおすすめしにくいのですが、このドラマは女性キャラが魅力なのも良いなと思います。



テレビ朝日  金曜23時15分

「伝説の頭 翔」第1話


主演…高橋文哉

脚本…古家和尚

演出…住田崇




まずこのドラマの見どころは顔はそっくりでも片やヘタレで、パシリやカツアゲされがちで、死にたいとすら思っている達人と、片や関東で最大最強のヤンキーグループ「グランドクロス」のカリスマ的リーダーの翔を高橋文哉が一人二役で演じわけるところ。




達人を演じる高橋文哉は容易に想像がつきましたが、線の細い彼がヤンキーのリーダーをそれらしく演じられるのかは懸念していました。




しかし、「フェルマーの料理」でシェフになった主人公を演じた経験なども活きてか、以前より風格も出てきて見劣りはしませんでした。それはお手柄です。




達人が道に飛び出したためにバイクで通りかかった翔が負傷。

自分が負傷し入院したと知れたら、ヤンキーグループの抗争が起きるのを気にした翔は、達人が自分似で両親は海外で不登校の達人を自分の替え玉にすることにします。




知っているのは片腕の大門(菅生新樹←菅田将暉の弟)と、翔の祖母でスナック「紅」のママの紅子(飯島直子)だけ。

ちなみに紅子もレディース「紅」の初代総長。




翔のカノジョの「紅」の現・総長直子(井桁弘恵)も、大門以外の幹部たちにも内緒で、それがいつバレるかのハラハラが続くようです。




達人のキャラはただのヘタレではなく、カツアゲされても被害を最小限にすませる知恵深さがあったり、レディースキャラのアイドル「古くさい街角のスケ番ズ」(通称・街スケ)のエース彩(関水渚)を熱く推しているオタクでもあります。




実は大門も密かに街スケのキョーコ先輩(森香澄)が好きというのも親しみが持てて良かったです。




今回は翔になりすました達人が、卑怯な金山(犬飼貴丈)と対決するはめに。

翔は巧みに大門を使って金山に下剤入りパンを食べさせ、達人にはチャンスが来たら腹を狙えとアドバイス。



ボコボコにされたあと大逆転で、金山の腹を殴り、勝つことができます。

勝って興奮した達人は金山にののしってやるのでした。




その様子を見ていた彩は「たっちゃん」と一言言ってました。達人を知っているようです。




達人や翔、大門ばかりでなく、紅子や翔の前ではしおらしくなる直子、レディースキャラを演じているだけの彩など、女性キャラもそれぞれ魅力的です。




脚本がベテランの古家和尚ですから、うまくまとめていて破綻がありません。

こちらも視聴継続になりそうです。





第1話の評価は…7