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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

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いや~、まんまと騙されましたよ。

高岡早紀演じる謎の女性が現在の美和子かと思っていましたが、そうじゃなかったんですね。





しかし、高岡早紀が櫻井翔の母親役はいくらなんでも無理がありますよね。高橋惠子や原田美枝子くらいの人じゃないと…。




TBS   金曜22時

「笑うマトリョーシカ」第4話


主演…水川あさみ

脚本…神田優

演出…小林義則



美和子と名を偽っていた真中亜里沙(田辺桃子)が書いたシナリオを入手した道上(水川あさみ)は




それを書いた亜里沙が、シナリオの中では殺されてしまう鈴木(玉山鉄二)を殺そうとした犯人では?と疑い、




亜里沙の故郷の群馬に赴き、亜里沙の家族や友人たちにどんな女性か?や、近況を聞き込みして回ります。




実家では亜里沙の母親(山野海)に会えて、亜里沙は22歳くらいで金を借りに来たきり音信不通とのことで、それでも娘はしぶといから生きていると信じているようでした。




三好美和子は亜里沙と同じクラスにいた女子らしく、亜里沙はいじめられていたようですがなぜか三好美和子をペンネームにしていました。




亜里沙のシナリオのラストには唐突に清家(櫻井翔)の母親が登場し、大丈夫と清家を慰めて終わります。




道上はこの母親の方が気になり、鈴木にも聞きますが浩子という名前くらいで、あまり詳しく教えてくれません。




道上はまた清家の地元に行き、今度は清家の母親浩子について調べます。

浩子は清家の実父和田島(加藤雅也)との間に一郎を身籠ったまま、清家の義父となる嘉和(梨本謙次郎)と結婚。

その後、嘉和は交通事故で死んだそうで、また交通事故かとちょっとゾッとしました。




道上は嘉和を殺したのも武智議員(小木茂光)の愛人だったのも、武智を事故死させたのも、母親の浩子ではないかと疑い始めます。




しかも、浩子は道上の母親(筒井真理子)の営む小料理屋にも現れていました。




浩子の写真を寺の住職に見せてもらいゾッとします。

清家を操ってきたのは亜里沙などではなく浩子だったようです。




清家ばかりか学生時代から鈴木のことも操っていたようで、亜里沙を排除するように仕向けていました。

亜里沙は殺されているんでしょうか?




清家の旧友で行けつけの料理屋の佐々木(渡辺大)も浩子とつながっていて、そこから情報を得ているようです。




謎の女性が浩子とわかったら、また新たな謎の女性(真飛聖)が現れました。

こっちが亜里沙なのか?

誰なんでしょうか?





このドラマ、毎回二転三転していき、つい引き込まれますね。

第4話の評価は…7






初回だけのつもりで見てみたら、案外面白く見られたので継続視聴しようかと思っています。




とかく記事が遅れがちなので、これ以上本数は増やしたくはないんですがね(汗)




テレビ東京   金曜20時

「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」第1話


主演…中島健人

脚本…小峯裕之

演出…本橋圭太




今年の冬ドラマで主演した「リビングの松永さん」は明らかに中島健人は役違いだったので、こちらは大丈夫か?と心配しましたが、





このドラマの主人公、保田はちょっとこれまで中島健人が演じてきた役と一味違って、ちょっといいかなと思います。




かねてより私めは主演俳優にはスター性のある自分のキャラに合った役をやる「いい役者」と、役のキャラに自分を合わせる「うまい役者」とに大きく分かれるというのが持論ですが、中島健人は典型的な「いい役者」タイプです。




とかくそのタイプはどんな役をやっても同じと言われがちで「キムタク」とか「山P」とか「マツジュン」とかニックネームで呼ばれるのも共通しています。




しかし、そんな彼らも自分のキャラを活かしながらもうひと皮むけた進化をとげる時があります。




30歳になりグループから抜けた「ケンティー」は念願の海外ドラマデビューや、映画「おまえの罪を自白しろ」での堤真一との共演など経験を重ねた結果が出始めているように思います。





前置きが長くなりましたが、このドラマで中島健人が演じる保田は、ニュータイプの弁護士です。





これまで優等生的な役が多かった中島健人ですが、この保田は「所詮は他人事」がモットーで、取るに足らない依頼は平気で断ってしまう一見やるきゼロの弁護士です。




ところがいざ引き受けるとなれば、緻密かつシュアに仕事をすすめる有能さを持ち合わせています。その二面性の演じ分けが見どころでしょう。




更に炎上や誹謗中傷などのネットトラブルを主に解決するというのが現代的でまた良いなと思いました。




原作漫画がそうなのでしょうが、トラブルが起きたらどうするかのリアルなノウハウを丁寧に描いていて、それも逆にこの手のドラマでは新鮮です。




第1話は志田未来演じる主婦ブロガーが、同じマンションに住む主婦(足立梨花)にガセネタを流され炎上するというトラブルでした。




謝らせましたが、慰謝料を滞納するその主婦を第2話ではこらしめるようです。




第1話の感想は…7



天真爛漫で根っから明るそうに見える太一(小林虎之介)ですが、今回はそんな太一にもつらく悲しい背景があることが分かりました。




それがわかった上で、また航平(中沢元紀)との関わりを見ると、2人の出会いがいかにかけがえのないものかが更に深く感じられました。




テレビ東京  水曜24時30分

「ひだまりが聴こえる」第3話


主演…中沢元紀、小林虎之介

脚本…川﨑いづみ

演出…牧野将




太一の両親は離婚し、それぞれ再婚するので太一を押し付け合い、結局祖父(でんでん)と住むようになったようです。




なので、太一は弁当を作ってくれる人がずっといなかったんですね。

太一が航平の母親(西田尚美)が作る弁当をとても喜んで食べる背景がわかり切なくなりました。




しかも、ハンバーグが結婚したいくらい大好きで、嬉々として食べるのでした。





やさぐれた時期もあったようですが、どこかで吹っ切れて明るく振る舞うことにしたんでしょうね。




誕生日に料理をしない祖父が太一のために真っ黒こげのハンバーグを作ってくれた話には泣けましたね。




今回見て、ますます太一のことを好きになりました。




映画研究会の撮影に太一は航平を誘いキャストで手伝いに行くんですが、その時来ていた美穂(本間日陽)が航平を好きになり、太一に航平のことを聞いてきます。




しかし、美穂は耳の聴こえない男子と知り合い恋する小説を読んだらしく、可哀想なカレのために尽くすヒロインに涙し、手話での会話に憧れたと話します。




すると太一は血相変えて怒り、あいつは手話なんて使わないし、聴こえないわけでもない!可哀想だなんて決めつけるな!とまくしたてます。




「あんたにとっては物語の話かもしれないけど、あいつにとっては現実なんだよ!」




太一、よく言った!

ホントにいいヤツですね。




またハンバーグの弁当(今回は航平の手作り)を食べながら、ノートを書き写す航平に、太一は聴こえなくてもいいから親のことを気にしていないわけではなく、いじけて荒れてた時もあったと正直に話します。




そして、祖父のハンバーグの話も。その時のハンバーグと同じくらいおいしい、ありがとなと感謝を告げます。



何か言ったか?と聞く航平。

大したことじゃないと太一。

聴こえなかったら何度でも聞き直せって太一が言ったんだ。聴こえないのはおまえのせいじゃないと。




太一はちゃんと聴こえるようにまた話し始めます。

とても良いシーンでしたね。

なんて麗しい友情なんでしょう。




ラストに航平が耳の異変に苦しんでましたが、まったく聴こえなくなってしまうんですかね。




中沢元紀と小林虎之介は息もあって、ホントの親友同士にも見えて、演じる人物そのままのように見えます。




ホントにこのドラマを見ることにして良かったです。

第3話の評価は…8