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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

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高校の同窓会で教育の現場にいる友人たちが若い教師が辞めていくのを嘆いてましたが、




今回の篠谷(森川葵)の心身共に病んでいく姿を見て、こういうタイプの教師がおそらく心が折れて辞めてしまうんだろうなと思わされました。




日本テレビ   土曜21時

「放課後カルテ」第6話


主演…松下洸平

脚本…ひかわかよ

演出…鈴木勇馬




大前提として、今回も私めとしては主人公の牧野(松下洸平)が病んでいる生徒と向き合う話を見たいという、このドラマに求めているものとはそれた内容なので不満ではありました。




しかし、森川葵の好演もあって、理想をかかげ頑張る篠谷が、追い込まれていくさまは見ごたえがありました。




しかも、篠谷がかばってあげようとした生徒こそが、友だちから仲間外れにされたくなくて、篠谷を無視しようと呼び掛けるメモを書いていたという皮肉が痛烈にきいていました。




牧野はそんな篠谷に鉄欠乏性貧血と医師らしく指摘をし、身体を治すことを優先するように厳しく求めます。




篠谷のようなタイプは人に頼ろうとせず、自分で何とかしようと抱え込んで自滅しがちなんですよね。




なので、他の教師たちが代わりにやってくれるのは良かったし、生徒たちが篠谷の体調を案じる投書を目安箱に入れていたのも良かったです。




無理して合わせようとしなくても寄り添ってくれる友だちが万引きした生徒にできたのも良かったです。




しかし、ああいうすぐ学校にクレームをつけにくる親たちが、かなり教師を追い込んでるんでしょうね。




現実はこううまくはいかないんでしょうが、こんな感じなんだなと思いました。

子どもの同調圧力も怖いものがありますね。



6話の評価は…7











いや~、もう鷹野(菜々緒)の一挙手一投足、いちいち笑えて、コメディでは間違いなく今年最強のヒロインですね。

今からシリーズ化を熱望します!




テレビ朝日  金曜23時15分

「無能の鷹」第6話


主演…菜々緒

脚本…根本ノンジ

演出…高橋由妃




鷹野はそろそろ2人で担当してもいいだろうと、大手菓子メーカーへの営業を、同期の鶸田(塩野瑛久)とやるように鳩山(井浦新)から言われます。




鶸田に「同期って何?」って聞く鷹野が、流石!鷹野で、全くそんなことにも頓着が無いんですね。




プレゼン資料作りに必死な鶸田の横で、何もせずにその会社のスナック菓子を食べている鷹野。スナックを投げて鶸田の口に見事に入れるのが何とも言えず、





私めの頭の中には無責任シリーズで植木等が歌った「♪コツコツやるヤツはご苦労さん!」という歌詞が浮かびました。





何かやらかすだろうなと思ったら案の定、鷹野が道案内をしたら、プレゼンの日に取引先へは行かず、東武ワールドスクエアに行ってしまいます。




大失点のリモートによるプレゼンになるんですが、リモートの背後がピラミッドなので海外からと勘違いされ、奇跡的にまた商談成立します。




何もしなくてもうまくいってしまう鷹野の無欲な凄みが今回も炸裂しました。





他にも鷹野の同期で如才ない人事部の烏森(永田崇人)やコロナ禍以来全く出社してない燕谷(今井隆文)らもフィーチャーされましたが、やはりついつい鷹野に魅了されますね。




まあ、それでいいと思います。

第6話の評価は…7



今回はこれまで謎めいていた部分がかなり明らかになり、この先終盤に向けてのあおりとなる終わり方をしました。




TBS  金曜22時

「ライオンの隠れ家」第6話


主演…柳楽優弥

脚本…徳尾浩司、一戸慶乃

演出…坪井敏雄




ライオン(佐藤大空)ともうちょっとで会えるというところで、愛生(尾野真千子)は警察に捕まってしまいました。





警察はなぜあのタイミングで愛生が現れるとわかったんですかね。

誰か密告者でもいたんでしょうか?





取り調べを受ける愛生は、息子を殺したとウソの供述をしました。

夫の祥吾(向井理)にはせめてライオン=愁人は死んだと思い込ませたいようです。





今回で祥吾は妻子にDVをはたらいていたことが、愛生に協力してきたXこと柚留木(岡山天音)の口から語られました。




柚留木がなぜ愛生に協力するようになったかはまだわかりません。

柚留木にも何か過去があるんでしょうね。




その柚留木から洸人(柳楽優弥)が愁人のことを警察に知らせないよう監視させられていたのが洸人の職場の後輩の牧村(齋藤飛鳥)です。




牧村は元保育士で、園児にDVを受けている子がいるのに気付きながら放置したら、その子が亡くなるという苦い過去があることも今回わかりました。




柚留木がなぜ牧村を巻き込んだのかはまだ分かりませんが…。




母親とせっかく会えたのに、連れ去られてしまった愁人はまた落ち込んでしまいますが、洸人や美路人(坂東龍汰)がフォローしてあげて、




愛生とまた会える日まで、笑って暮らして待つことを約束しました。




この叔父、甥の微笑ましい絆があるので、サスペンス色が高まっても、このドラマらしさを保てています。




祥吾は愛生が隠していた母親からの手紙を家で見つけ出しました。

祥吾は洸人たちに接近してきそうです。




祥吾を演じる向井理の目付きが暗く鈍い光を放っていて不気味です。




工藤(桜井ユキ)は最終的には何を暴こうとしているのかも気になりますね。




今後の展開が予想つかず楽しみです。ハッピーエンドになることを信じて見続けます。




第6話の評価は…7