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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

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コールセンターはクビになった祐子(安達祐実)ですが、ソラ(森田想)への指示役の坂本(木原勝利)に見つかり、




ネコババした金を返却するために、タタキ(強盗)に入る家をさぐるためのかけ子の仕事をすることになります。




コールセンター勤務の経験がこんなところで活かされるという皮肉な展開になりました。




NHK   土曜22時

「3000万」第5話


主演…安達祐実

脚本…山口智之

演出…小林直毅




しかし、このドラマ、放送時期にこんなに連日闇バイト強盗のニュースが世間を

賑わせるとは思ってなかったでしょうね。




闇バイトの内幕をリアルに描いているドラマだけに、見ていてイヤな気分にもなりますが、




そこに普通の暮らしをしていたはずの夫婦が巻き込まれ、ズブズブになっていくさまをハラハラしながら、つい見てしまいます。




祐子がタタキのかけ子の仕事を教えられるシーンは、いけないものを見ている感がありひきこまれましたね。




しかし、祐子も義高(青木崇高)も懲りない人たちで、坂本がその上の元締の大津(栗原英雄)と接触するところを警察に知らせ逮捕させようとするんです。




今回はそのハラハラな展開がクライマックスでした。

肝心な時にコールセンターの同僚(工藤遥)にからまれ、困ってしまうところとかこのドラマならではでしたね。




一緒に撮った写真を祐子が消すように後から頼む時に、祐子が自分の置かれた状況から迷惑をかけられない配慮が感じられ、




自分たちがいかに普通とは違う事態に巻き込まれているかを感じさせました。




大津は捕まりましたが、坂本は逃げ切りました。

定年退職した奥島刑事(野添義弘)も義光の悪事にそろそろ気付きそうです。




取り返しのつかないところに来てしまった佐々木夫婦はどこまで悪い事態の中でもがき苦しむのか、見届けたいと思います。




第5話の評価は…7






このドラマ、私めが求めているのとは違う方向に進んでしまっているようです。




保健室に常駐する小児科医が主人公なんですが、子どもたちに降りかかる病気を見抜き解決してくると思ってたら…




日本テレビ  土曜22時

「放課後カルテ」第4話


主演…松下洸平

脚本…ひかわかよ

演出…西岡健太郎




今回は野外授業にも引っ張り出されて、そこで生徒間にトラブルがあり、問題を抱えてそうな女子生徒、羽菜に話を聞いて解決してあげてほしいってことになるんです。




羽菜は家庭の事情で孤独感を抱え、自傷行為もしているようですが、




牧野(松下洸平)は精神科医でもスクールカウンセラーでもないんで、



「医師として病気やケガに対応するのが俺の仕事で、病気でもケガでもない子のことはあなたたちの仕事でしょう?」




って担任の篠谷(森川葵)に異議を唱えると篠谷はこう言います。



「そんなにはっきり線を引けるものですか?」



いやいや、そもそもまずあなたが何とかするよう頑張って、牧野が手助けできるところをお願いするのが筋でしょうに…。




しかも、この話、次回まで続くのか~い!




かなり今回でトーンダウンしました。

もっと原作には良いエピソード無いんですかね。チョイスを間違っている気がします。




第4話の評価は…6





このドラマ、流石!脚本が「正直不動産」を書いた根本ノンジだけに、ヒロイン鷹野(菜々緒)を取り巻く脇キャラたちがどの人物もイキイキと個性的に描かれていて愛着がわきやすくなっています。





今回フィーチャーされた雉谷(工藤阿須加)は鳩山(井浦新)のようにイイ人ではなく、鶸田(塩野瑛久)のように不器用でもなく、要領よく立ち回って責任を負いたがらない、営業部ではあまり好かれにくいキャラです。




テレビ朝日  金曜23時15分

「無能の鷹」第4話


主演…菜々緒

脚本…根本ノンジ

演出…村尾嘉昭





社内運動会の仕切りも、鶸田の指導係も言葉巧みに回避して、他に押し付ける雉谷は、出世などしなくてよいと割りきっていて、営業部にもそこにいるメンバーにも愛情を持たずにドライかつクールに接しています。




そんな雉谷が調子を狂わされ、いつもの雉谷らしからぬ言動をしてしまうというのがミソでした。




演じる工藤阿須加はこういうクセのあるキャラを演じた方が活きる人で、のびのびと演じています。




不思議と鷹野(菜々緒)が入ってから営業部のメンバーの結束が強まっている感じが不思議ですね。




ただ、これだけしたたかな雉谷が、カノジョには振り回され、雨中に土下座までしてしまうのは雉谷らしくなくて、なんでかな?と疑問てはありました。




あと、今回は鷹野のおバカっぷりがいつもより薄めでもの足りなかったです。

第4話の評価は…7