予告篇を見て期待した通りの物をきちんと見せてくれる良心的なホラー。ただ、それ以上の驚きはないのでホラーファンには物足りない。まあミーガンの顔が『キックアス』の頃のクロエ・グレース・モレッツとベラ・ファーミガ足して二で割ったような美少女なのでそれを見る価値はあります。 

 

始まり方が『シャイニング』なんでいきなり不穏、その次が『ロボコップ』のオマージュなんでやっぱり不吉、姉の子の面倒を仕方なくみるハメになる叔母さんは『ジュラシック・ワールド』以来信用がおけないと相場が決まっている。今後の展開に疑問の余地がないので、逆に安心できるのが良心的ホラーね 

 

この映画がいいたいのは「子どもにはちゃんとした大人の指導者が必要」って事ですね。子ども同士の会話から抽出した材料で「子どもらしく」振る舞い、さらに「子どもを助ける」ようにAIに「学習」させたらどうなるか、という話なので。これはきちんと考えておくべき重要な課題だと思いますが……

こういう映画の形をとっちゃうと一番必要な層にそのメッセージが届かないのが残念です。まあ人工知能と暴走・反乱というのは昔からSFで書かれてきたことではあるんだけど、もう現実化してるからね。それでなくても少子化なのに、大事な子ども達の教育をAI任せにしちゃいけませんや。
 
『M3GAN』 は初心者向けのホラーとしては優秀で、話題性も抜群なので友達同士で連れ立って見に来てる観客が多いんですが、映画も初心者が多いのかマナーがあまりよくないんですよね。シネコンの立地や時間帯によっても左右されるでしょうが、ちょっと覚悟はしておきましょう。
 
#ワイスピ応援上映 いや~、楽しかった~! 声援は基本キャラの名前だけだったんだけど、その数が多いからバリエーションに不足がないのよ。冒頭、声を限りのブライア~ン!で思い残すことがなくなった私はその後誰でもいいから登場するたび叫んでました。レティの時は姐さ~んと呼んじまったい。
 
周囲は若い子多くて「ブライアンって誰?」みたいな感じでしたが、気にせず叫んでました。リトルBのBはブライアンのBなんだぜ君達、みたいな感じですわよ。 私ポール・ウォーカー大好きで、ワイスピなんて最初っから全部見てるのよ。4作目で奇跡の大復活遂げてくれた時は嬉しかった。それなのに… (ポールは10年前に車の事故で還らぬ人に)
 
あとヘレン・ミレンは疑う事なく「ママ~!」。字幕だとデッカードがそう呼んでたと思うんだけど、吹替だと山路さんのお声で「おふくろ!」なのね。ダンテの声、すっごく聞き覚えあると思ってたら中村悠一さんだった。ついこの前「D&D」のゼンクで品行方正な声を聞いたばかりだったので分からなかった
 
そうだ、呼びやすいと思っていた「ハン」だけど、実際に叫ぶと途中で声が裏返って「ハア~ん♪」みたいになるので二度目ができなかったです。ハン好きなのに。次から「ハンーー!」にしよう。まあ名前呼びづらい時は代わりにひたすらタンバリン鳴らせばいいので。ミアもテスも応援したじょ♪
 
ちなみに観賞3回目だったのでフライングしない用タイミングをはかるのがちょっと大変でした。顔、ちゃんと見えるまで待ってるのがツラくて……。 こんなに応援上映向きなのにどうして今までやらなかったのか不思議なくらいのワイスピ応援上映でした。また是非やって♪ 
 
 
 
 
 
 

#ザフラッシュ

表面的な言葉にだまされちゃダメで、これは克己心の物語です(いきなりですいません)。悪しき習慣を断つ決心の話ですから。 そう思って見るとこれは立派なヒーロー映画なんですよ。そこ、一番に押さえておくべきだと思って(誤解されそうだから)。

表面的にはエズラ君が一人二役で漫才やりつつ「バットマン」と友達になって「スーパーマン」探すという話なので、DCに特に詳しくなくても大丈夫です。知ってる方が余計に楽しめるのは言うまでもありませんが、後から調べて映画を見るという楽しみ方もあるので♪

 

これはまた大変よくできたコメディでもあるのです。だからアメリカでの興行成績イマイチだったのかな? 面白いのに……。 ただクセはあるかもしれない。 「寒いな」 「北極圏だから」 の会話でプッと笑えるタイプ(私とか)じゃないと 通じないおかしさなのかも…

 

劇中よく出てくるのがBTTFこと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なんですが、エリック・ストルツが一時マーティ役として起用されていたのは有名な話です。タイムトラベルものの例としてタイトルが挙げられるんですが、当時の時間旅行の理論はたぶんもう古いのね。 

 

過去に戻って「修正」したら、自分の生きていた現代(過去から見たら未来)はどうなる、という話は韓国ドラマにたくさんあるんですが、今回思い出したのは『アリス-運命のタイムトラベル-』。思考実験を重ねるとどうしてもこういう結論になるのかな……。

 

 

6月8日の試写会に行ったきりでまだ劇場で見てない人は絶対に足を運ぶべき! 公開中の本編には「誰?」で終わったその続きがあるのよ! それがもー傑作で、これ見るためだけに新たにお金払っても満足と思いましたよあたしゃ!さらにクレジット後にもお楽しみが!