2023年10月5日参拝。
神社巡りとブログを始めた年=2017年11月7日に参拝して以来、6年ぶりにお参りして来ました。
四谷須賀神社
JR中央線(総武線)・四ツ谷駅、信濃町駅より徒歩10分。
東京メトロ丸の内線・四谷三丁目駅より徒歩7分。
社号碑と石段(男坂)。
石段を上りきって右手が境内です。
大鳥居。
「須賀神社」はもとは「稲荷神社」🐺でした。
古くから現在の赤坂・一ツ木村の鎮守で、清水谷にありましたが、後に江戸城外堀工事のため、寛永11年(1634年)に現在地を替地として拝領し、遷座したと伝えられています。
寛永14年(1637年)、島原の乱に日本橋大伝馬町の大名主・馬込勘由(かげゆ)が、幕府の命により兵站伝馬のご用を勤め、その功績に依り現在の四谷の中心一円の地を拝領しましたが、
それを機に、寛永18年(1641年)、神田明神境内に祀られていた日本橋伝馬町の守護神である「牛頭天王社」を、四谷のお仮屋横町付近に小祠を建て祀りました。
ところが、この「牛頭天王社」に参詣する人が多かったため、寛永20年(1643年)、「稲荷神社」に合祀。「稲荷天王合社」として祀ることとなりました。
参道右手に手水舎
拝殿
俗称を「四谷天王社」といい親しまれて来ましたが、明治元年に「須賀神社」と改称。
社名の「須賀」は、須佐之男命が出雲でヤマタノオロチを討ち取った時に
「吾れ此の地に来たりて心須賀、須賀し」
と言葉を発した故事から名付けられました。
【御祭神】
須佐之男命 すさのおのみこと
=(須賀大神)
宇迦能御魂神
うかのみたまのみこと=(稲荷大神)
【相殿】
櫛稲田姫命
くしいなだひめのみこと
右(御子)五男神:
天忍穂耳命・天穂日命・天津彦根命・熊野樟日命・活津彦根命
左(御子)三女神:
多紀理姫命・市杵島姫命・多岐都姫命
相殿・大鳥神社
【御祭神】
日本武命 やまとたけるのみこと
天日鷲大神
あめのひわしのおおかみ
大鳥連祖大神
おおとりむらじのおやのおおかみ
【三十六歌仙絵の額】
「三十六歌仙絵」は、それぞれの歌人の肖像画に代表作一首を書き添えたもので、鎌倉時代初頭から江戸時代まで盛んに描かれました。
大岡雲峰によって天保7年(1836年)に描かれ奉納された「須賀神社」の三十六歌仙絵は、戦時中、内陣金庫の中に納められていたために災火を免れ、社宝として残っています。
現在は額装され社殿内に掲げられていますが、四谷の総鎮守として信仰を集めた「須賀神社」の隆盛を物語る文化財です。
※昇殿拝観は許可制です。
新宿ミニ博物館「須賀神社三十六歌仙絵」として、境内南側の掲示板でレプリカを見ることが出来ます
拝殿の左に隣接して、
末社・大國主神社。
【御祭神】
大國主命 おおくにぬしのみこと
社殿内に大国主=大黒様の木像。
拝殿前は神橋のようにスロープが設置されています
社殿の左手に細い参道。
左手に写っているのが、新宿ミニ博物館「須賀神社三十六歌仙絵」の掲示板です。
奥まで進むと…
摂社・天白稲荷神社🐺
【御祭神】
倉稲魂大神
くらいなたまのおおかみ
【相殿】
天照大御神・應神天皇・神功皇后・
大山祇神・別雷神・天之水分神・
国之水分神・高龗神・火之迦具土神・
大宮賣神・大年神・御年神・
菅原道真公・疱瘡神・天之児屋根命・
猿田彦神・大物主神
東京大空襲によって、ご本殿内陣を除く境内のほとんどが焼失してしまいましたが、この「天白稲荷神社」だけは無事でした。
相殿神として多くの御祭神が祀られているのは、焼失したたくさんの境内社が合祀されたものと思われます。
ここから見上げるとご本殿
反対側、社殿の右側に回ります。
祖霊社。
くっきりとした割れ目
神様が降臨しそう
最後までお読みいただき、ありがとうございました
週末から真冬の寒さになるそうなので、風邪などひかないように皆さまお気をつけて