『大日経』は誰の経典か? | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし





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つぶやきを進めましょう。
『大日経』は誰の経典か?
ねぇダンプ君、真言密教の基本経典に『大日経』があるけど、ダンプ君が知っていることを何か教えてくれるかなぁ~
「うん、いいよ」
「ダンプ君は大日経の正式名を知ってるかい?」
「うん、前のブログにも乗せたけどぉ・・・」
『大日経』
正式名=大毘盧遮那成仏神変加持経
(だいびるしゃなじょうぶつしんぺんかじきょう
・・・だよね!
「うん、でも、それは誰もが知っている唐の都での『漢訳・翻訳』名称さ!
もっと正しい名前があるのだよ!」
「えっ本当!・・・ねぇ~どんな名称なの?教えてダンプ君!」
「うん、実は、僕にも関係あるし、普賢菩薩さまにも関係ある人の名前がついてるよ!」
「ええっ?誰の名前?」
「それはバラモンの代表神『剛勇神・インドラ』(帝釈天・漢訳)様だよ。」
「『剛勇神・インドラ』様は古代インドの神々の王様さ。」
「戦闘する時には僕のパパ(愛象・白い巨象アイラヴァタ)に乗り、武器はヴァジュラ(金剛杵)を振り回して、古代インドの戦では先頭に立って活躍したとママが言ってたよ。」
「そして『剛勇神・インドラ』様は『普賢菩薩』様のお父様だよ!」
「だから僕も『普賢菩薩』様と大の仲良しなのさ!」
「つまり、仲良しは親代々からの引継ぎってこと!」
「『普賢菩薩』様と僕が、何故、いつも仲良しなのか?分かってくれたぁ!」
「うん!うん!分かったぁ!」
「ところで『大日経』の正式名をちゃんと教えて?」
「は~い。それはね!・・・サ
「『大ビルシャナ現等覚神変加持方広経のインドラ王と名づける法門』と言うのさ。」
「単に『大方広博経 因陀羅王』と言ってもいいよ。」
「『因陀羅王』とはバラモンの代表神『剛勇神・インドラ』(帝釈天・漢訳)様のことさ!」
「だから、『大日経』は普賢菩薩様にとってはお父様の『経典』ってことになるかなぁ・・・」