閑話休題・・・能の世界! | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし



上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
つぶやきを進めましょう。
閑話休題・・・能の世界!

私は『能』とはかなり深いお付き合いがあります。
それは趣味として『能面』をかなりの年数、打ってきたからでした。
(=能面製作のこと)
『能』鑑賞も大好きです。
『能』には流派があります。
観世・金春・宝生・喜多流など代表される流派には、それぞれに特徴があり、その違いが『面白み・楽しみ』のひとつともなります。
『能』と出会った当初は『謡(うたい)』が『おぉ~お~のぉ~のう~・・』と聞こえるだけで、何が何やら少しもわかりませんでした。

あははは、まぁ、今でも、良くはわかりません。
〔お経も同じです。『あ~ぁ~だぁ~あ~』と、世の中には何だか判らないものがいっぱいあるのです!〕
大乗仏教、密教の最高峰の存在『ダライ・ラマ14世』を訪問すべく、北インド・ヒマラヤの麓、ダラムサラの地へ行くのに、食事やら乗り物トラブルやらで、苦労を一緒にして仲良しになった宝生流・御家元の方がおられました。

10数年も前の出来事ですが、ヒマラヤの麓で聞いた彼の『謡』を思い出すと懐かしさが込み上げてきます。ラマ僧・お経の声に負けぬ素晴らしい『おぉ~お~のぉ~のう~・・』でした。(その御家元も、今は故人となりました。合掌!)
能楽鑑賞は『月明かり』と『かがり火』で舞台が明々と照らされた『薪能(たきぎのう)』が特に好きです。
次回、薪能についてご案内を。