大阪府 先天性風しん症候群対策研修会 | COTO*HANAぶろぐ

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我が家のむすこ【コットン】と2012年CRS(先天性風疹症候群)で生まれたむすめ【hana】、その父ちゃん、母ちゃんの日常。

CRSはワクチンで予防出来ます。
必ずワクチンの接種をしてください。

18日に、大阪府の方からご依頼をいただいて、『先天性風疹症候群対策』の研修会で講習をさせて頂きました。

場所は、大阪城のすぐ近くの赤十字会館でした。



遅刻したらどうしようと早めに出たら、お約束の30分前に着いてしまいました。

着いたらすぐに担当の方にお会いできて、嫌な顔せずにPCの確認作業をしてくださりました。

その後、控室に移動したところで、大阪のメンバーも駆けつけてくれました。


差し入れのおまんじゅう♡

差し入れのおまんじゅうをひとついただいて、ガチガチに固まっていた気持ちがフワッと和らぎました音譜


30分程経ち、様子を見に行くと、ガラガラだった席が満席になっていました。

そして、入場。



会場。
210名用の会場だったらしいのですが、たくさんの方に申し込みをして頂いたので、最終的には230名の方とお会い出来ました。

会には大阪府の方府の参事の方から、感染症予防についてのお話があり、私も勉強させていただきました。


それからいよいよ私の番です。



満員でした。



自己紹介をしているところ


内容としては、まず、自己紹介。

それから、風疹にかかった時の症状、妊娠中のこと、出産。

出産後のhanaの様子、これまでのつまづきからアクションしたこと。

『ストップ風疹プロジェクト』、や『風疹の流行を止めよう緊急会議』、に入れてもらい活動を始めたこと、会の設立などをお話しました。

その中で、保育士として徹底してやらなければならないと感じた感染症対策。それは、厚労省から指針やガイドラインに盛り込まれていたけれど、周知が徹底されていないので、やる必要があること。

2020年までに風疹の流行を繰り返さないために、私が保育士としてこうすればいいんじゃないかと考えていること、それを皆さんと一緒にやって行きたいということ。

等を、60分程かけてお話ししました。

会場には、保育士さんだけではなく、看護師さんも来られていました。中には事務職の方も。

割合は、保育士さんと看護師さんが半々ぐらいでした。

その中で、

「風疹の流行を知っていた方?」

と尋ねると、1/3位(←自信ないです)の方が手を挙げてくださりました。

しかし、
「じゃあ、先天性風疹症候群について知っていた、もしくは、聞いたことはあるなという?」

と尋ねると、殆ど居らっしゃらなくて、先日の厚労省での会議の時と同じく、やはりまだまだ啓発をしなければならないなと感じました。


私は最近、風疹の流行を繰り返さない(感受性者を減らす)ためには、国や都道府県、行政だけにお願いするのではなく、上からやってもらいたい事と、自分が出来ることを分けて考え、行動するコトが大事だと気付きました。

保育士が出来ることは

・自分がワクチンを打って、感染症から身を守ること
・子どもの予防接種歴を把握すること(時に園医さんと相談して、勧奨もしていくこと)

だと思います。

広い啓発から、深い啓発へ。
まだ情報が届いていない方へ どうやって届けてアクションを起こしてもらうか。

『私も含め、保育士のできることなんてって、小さい事しか出来ないしって  思うかもしれない。でも、それをみんなでやると大きな力になって、未来の子どもたちを守ってあげられると私は考えています。風疹の流行を繰り返さないために、どうか一緒に対策をしていただきたいと思います。』

この言葉で講演を締めくくりました。

私が一番伝えたかった事です。

終わってから、何人かの女性の方が声をかけてくださりました。

自分の抗体はどうなのかな?って、考えて下さったようです。

今は抗体検査の費用は助成が受けられるので、ぜひ心配なら(採血はちょっと痛いけど…(笑))受けてみて下さいね。」

と、お伝えしました。

来てくださった皆さんが、各園にこの情報を何か一つでも持ち帰って共有してくださるといいなと思います。

講演をしないかと声をかけて下さった、大阪府健康医療部保健医療室  医療対策課感染症グループの方々、お忙しいのに蜜に連絡を取って下さってありがとうございました。
また、当日会場に足を運んでくださった方々、駆けつけてくれた大阪在住のメンバー。

みなさん、ありがとうございました。