葉酸は、妊活に欠かせない栄養として、妊活サプリの定番です。
でも、実は、海乳EXなど牡蠣サプリにも葉酸は含まれています。
それは、牡蠣に葉酸が含まれているからなんです。
葉酸とは?
葉酸、という名前からすると、いかにも野菜、それも葉物野菜に含まれていそうな名前ですね。
でも、葉酸はビタミンB群の一種。
ビタミンB9とも呼ばれます。
ビタミンB群は、豚肉など動物性食品にも多く含まれていますね。
葉酸も、レバーやうなぎ、うになどに多く含まれています。
牡蠣にも100g当たり40μgと、多くはないものの、白菜やもやしと同じくらい、含まれています。
最初に発見されたのがほうれん草の葉っぱだったため、葉酸という名前になったんだそうです。
ちなみに、ビタミンB群にはビタミンB12とありますが、12種類あるわけではありません。
ビタミンB1、B2、B3(ナイアシン)、B5(パントテン酸)、B6、B7(ビオチン)、B9(葉酸)、B12の8種類です。
ビタミンが発見された当時、世界中の化学者の間で新ビタミン発見競争が起こり、のちに整理されて8種類に落ち着いたそうです。
そして、最初に発見されたビタミンB群であるB1の発見者は、鈴木梅太郎さんという農芸化学者で、米ぬかが脚気(かっけ)の予防になることを発見した方です。
葉酸と妊活の関係は?
現在、妊活サプリとして葉酸のサプリメントが注目されています。
それは、葉酸が胎児の発育に大きくかかわっているからです。
厚生労働省の基準でも、通常の推奨量240マイクログラムに対し、妊娠中は+200マイクログラム、授乳中は+100マイクログラムを足すことを推奨しています。
妊娠中の必要量は、ふだんの倍近くになりますね。
妊娠中に葉酸が不足すると、胎児に二分脊椎などの神経管閉鎖障害が起きるということが、厚生労働省からも公表されているのです。
そして、妊娠中のなかでも、ごく初期、最初の1週がいちばん必要な時期。
このころは、妊娠したかどうかなんて、わかりません。
もしかして、と思って、産婦人科を受診した時には、3ヶ月目にさしかかっていることもめずらしくありません。
だから、葉酸の摂取は、妊娠してからではなく、授かりたい、と思ったときから始める必要があります。
妊活には葉酸だけで大丈夫?
葉酸は、胎児の発育には大切ですが、妊娠するための栄養、とはちょっと違います。
不妊の原因の多くは、原因不明。
加齢による卵子の低下といわれます。
卵子って、お母さんのおなかの中にいるときからあって、どんどん数が減っていくんですね。
おぎゃーと生まれた時には200万個くらいあるのが、月経がはじまる思春期の頃には20~30万個くらいと、9割近くが消滅してしまいます。
その後も毎月1000個くらいずつ減っていくのです。
そして、卵子も一緒にとしをとります。
20歳の女性の卵子は20歳。
40歳の女性の卵子は40歳。
アンチエイジングは、卵子のためにも重要です。
高齢妊活の場合は、抗酸化力のある食品も、積極的にとりたいものです。
亜鉛もそんな栄養素の一つ。
妊活にとり入れるなら、自然な食材が安心ですね。