血圧上昇の原因は以下の5つ。
- 心臓から送り出される血液の量が増える
- 末端の動脈の血流が悪くなる
- 体全体の血液量が多くなる
- 血液がドロドロして血流が悪くなる
- 大動脈が老化なので劣化して血流が悪くなる
前回まで
1.心臓から送り出される血液の量が増える
2.末端の動脈の血流が悪くなる
について調べたので、今回は「3.体全体の血液量が多くなる」の原因です。
3.体全体の血液量が多くなる
1の「心臓から送り出される血液量が増える」と似ていますが、少し違いますね。
こちらは、からだを循環している血液の総量になります。
血液の量は、体重の約13分の1です。
体重60㎏の場合で、4.6㎏が循環血液量です。
循環血液量が増える原因はおもに次の3つです。
- 塩分の摂りすぎ
- 腎臓の働きの低下
- 肥満
塩分の摂りすぎ
塩分をたくさん摂ると、塩分濃度を下げるために、水分量も多く必要になり、血液量が増加します。
腎臓の働きの低下
塩分を摂りすぎているということは、食事量そのものが多い可能性が高いですね。
塩分だけでなく糖質も摂りすぎているでしょう。
血糖値が高くなると、血糖を吸収するためのインスリンの分泌も増えます。
インスリンは、腎臓でのナトリウムの再吸収を促進するため、塩分の排出が抑制されてしまいます。
その結果、水分も必要となり、血液量増加につながります。
肥満
肥満になると、からだの体積や表面積が大きくなります。
そのため、血液量も増えることになります。
こうして書いてみると、スナック菓子やアイスクリームが大好きな、うちのダンナさまそのものです(;^_^A
見事なリンゴ型体型ですしね…
次回は、
「4.血液がドロドロして血流が悪くなる」
について調査します。