音大受験、私の場合 | 大学受験の記録
2023/8/21

音大受験、私の場合

私は音大を受験しました。

子供の頃から何をやっても不器用で理数系は苦手、語学も苦手の上に運痴までおまけにくっついていました。

そんな私でもなぜか音楽だけは成績がよく、ピアノを習っているわけでもないのにクラスの合唱コンクールのピアノ伴奏係でした。

中学校になったら迷わず吹奏楽部に入り、クラリネット担当になりました。

それはそれは楽しく、毎日部活の為に学校に行っているようなものでした。

はっと気がつくと高校2年生、いい加減志望校を決めなければなりません。

あいかわらず理数系も語学系も苦手でしたので、選択肢はなし、音大を目指すことにしました。

音大を受験するには主科、副科、ソルフェージュ、楽典など、学校で習わないものばかりです。

しかも我が家はサラリーマン家庭、そんなにたくさん習いに行く金銭的な余裕はありませんし、音大に入ってからも学費がかかります。

担任の先生に相談して、副科であるビアノと声楽、ソルフェージュ、楽典は音楽の先生に見てもらうことにしました。

主科であるクラリネットだけは地元では権威のある先生に自ら電話を掛けてレッスンをお願いしました。

おそらくそんな私は少数派で同級生の大部分は子供の頃からピアノを習い、声楽、ソルフェージュ、楽典それぞれの先生についていたようです。

学校の音楽の先生と一対一で毎日のように各レッスンをし、とても幸運でしたが、時に、他の人のレベルにはもっと高いのだろうなと孤独な気持ちになったものです。

主科であるクラリネットは地元の音コンでは常に入選(優勝にはほど遠い)していましたが、当日失敗したらどうしようと常に不安でした。

そんなこんなでおそらく滑り込みセーフで音大に入学できました。

音大の4年間は私にとってかけがえのないものです。

センターテストの選択科目について

受験生の皆さんは、センターテストの選択科目はもう決めていますか?センターテストの理科、社会の科目を何にしようかと迷っている人は多いと思います。

「好き」だから選ぶべきか、「負担が軽い」から選ぶべきか、両方満たしていれば話は早いのですが、現実はそうでないことが多いようです。

特に、日本史や世界史は好きなのだが、あの分厚い教科書を全部暗記できるだけの労力や時間をかける自信がないということはよくあります。

そこで、地理などの、比較的暗記量の少ない科目を選びがちなのですが、私の経験から言いますと、そういう動機で科目を選択すると、結果的に時間を無駄に使ってしまうし、点数もあまり伸びないままで終わってしまいやすいのです。

できればその科目を「好き」だからという理由で選んでもらいたいものです。

「好きこそものの上手なれ」と言いますが、好きだから勉強していても苦にならないということもありますので、私は科目を選択する場合はそういう観点で選んで欲しいと思っています。

私は「楽だから」という理由で科目を選択して失敗した経験があるからこそ、このことは非常に痛感しているのです。

世界史と日本史のどちらがよいかについては、その人のタイプ、好みによって違ってくると思います。

つまり、カタカナが多いか、難しい漢字が多いかという選択、あるいは、一本の国の流れで深く勉強する方がよいか、同時に多くの国を広く浅く学ぶのが得意かちという違いです。Rio(柚木ティナ)


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