すでに医療保険に加入しているという方で、加入したまま放置している方は案外多いのではないでしょうか。
毎年保険の内容の確認の郵便物が届いても封も切らずチェックすらしていない方もいるのではないでしょうか?
医療保険見直しのタイミング
就職、結婚、出産、マイホームの購入や転職等々、人生には様々な転機が訪れます。その都度医療保険が現在の状況に適正なのか吟味する必要があります。
結婚なら相手に対しての責任がありますし、マイホームを購入すれば住宅ローンが払えなくならないようにする必要があります。
また、転職などで収入が変化する可能性もあります。
個人のライフスタイルに限らず、公的な医療保険の制度の変更などが行われた場合なども医療保険を見直す機会です。
更に、ある程度貯蓄が出来てきた場合にも無駄な保険料を払わない為の見直しをするのが賢明です。
定期型の医療保険なら決まった期間で見直しを迫られますが、○○歳で払込満了、一生涯保障が続く医療保険に入っている場合でも見直しが不要な訳ではありません。世の中も医療も変化するので、放置してはいけません。
重複している保障などの無駄を省く
生命保険に医療特約を付けたまま医療保険に入っている方も多くいます。また、複数の医療保険に入っている方もいるでしょう。
そのような方の場合には保障が重複している事が多々見受けられます。
確かに、何重にも保障を付けておけばいざという時に「安心だ」とか「お得だ」と思われがちですが、無駄な保険金を毎月払っている事になってしまうのです。
細かい特約などは月額にすれば少しですが、保険は何十年も払っていくものなので、意外と高額になります。月額○○円に騙されずに長期的な視点での見直しが必要です。
保障内容と保険料のバランスを考える
今現在加入している医療保険の保険料と保障、見直しを考えている医療保険の保険料と保障、双方を比較して検討する必要があります。また、返戻金ありの医療保険に加入している場合などは切り替える際に支払われる返戻金にも注意が必要です。
返戻金ありの医療保険の場合には解約の時期によって大きく違いがある事が多いです。
終身型の医療保険では解約してしまうと損をしてしまうこともあるので注意しましょう。
最近の医療保険では、保障をシンプルにする事で保険料を抑えたタイプのものもあるので、どちらが自分により良いのかバランスが大事なのです。
損をしない為にも医療保険の見直しは重要です
「保険は生涯で一番高い買い物」とはよく言ったもので、総額にするとかなりの額になります。それを放置してしまうと知らず知らずの内に損をしている事になるのです。
ひとそれぞれで加入や見直しのタイミング、保障内容などがあり、総てを把握するのは大変です。
そんな時にはプロのファイナンシャルプランナーに相談してみるのも良いです。
但し、総てを鵜呑みにせずに注意深く話を聞き、自分でも調べるようにしましょう。
医療保険は次々と新しい商品が発売されているので、たまには思い出してチェックをしなおすのがベストです。
また、年齢を重ねるにしたがってライフスタイルも変わってきますし、医療自体も日々進化しています。
古い医療保険をそのままにしていると実際利用しなければならない時に「保険金が貰えない!」という事態にもなりかねません。
それを回避する為には日頃から様々な医療保険の内容などに気を配る必要があります。
もしも不明な部分があれば、加入している保険会社の担当さんやコールセンターなどに相談すれば教えて貰えます。