◯スマホの「5G」とWi-Fiの「5G」
iPhonenなどスマホで使われる「5G」と、
Wi-Fiで使われる「5G」の2つの「5G」。
実は異なる「5G」なんです。
文字だけを見るとどちらも同じで
更に両方とも通信モノであることが
紛らわしさを増していますよね。
そんな紛らわしい2つの「5G」について
書いてみようと思います。
ある日会社でユーザーから
「自宅のWi-Fiのことなんですけど」と
次のような相談がありました。
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Wi-Fiルーター新しく買ったのですが、
アクセスポイントに「5G」と「2なんとかG」の
2つ表示されているんです。
やっぱり「5G」の方が速いんですよね?
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文字にすると分からないですが
そのユーザーは
「5G」を「ファイブ・ジー」と
言っていました。
一般的にはスマホの「5G」の方が
見聞きする機会も多いので
通信関連で「5G」を見たら
「ファイブ・ジー」と読むのは
仕方ないですね。
<スマホの「5G」>
「5G」は「ファイブ・ジー」と読み、
「5th Generation」の略です。
スマホの第5世代目となる通信規格のこと。
現在普及している「4G」の後継規格で、
「4G」より「高速」「低遅延」などが売りの
最新通信規格のことを指す単語です。
CMでも「ファイブ・ジー」と言いますので
聞き慣れた「5G」ですね。
<Wi-Fiの「5G」>
正しくは「5Ghz、ゴ・ギガヘルツ」で、
「5G」は「ゴ・ギガ」と読みます。
Wi-Fiルーターが飛ばしている
無線電波の周波数のことで、
もう一つ表示されていたという
「2なんとかG」は「2。4GHz」になります。
Wi-Fiは「5G」の方が周波数の高く
理論上は高速通信できるのですが、
ドアや壁などの障害物の影響を
受けやすいのが弱点。
「2.4G」は「5G」より通信速度は劣りますが
障害物の影響を受けにくいのが特徴。
それぞれの特徴がありますので
敢えて2種類の電波を出して
使用環境によって使い分けが
できるようになっています。
ざっくりとですが、
似て異なる2つの「5G」についてでした。
ちなみに、
私からユーザーへの回答はこんな感じです。
(1)「5G」と「2。4G」は「5G」の方が速い
(2)ルーターとPCが同じ部屋にあれば「5G」でOK
(3)ルーターとPCを使う部屋が違うなら
「5G」と「2。4G」の両方を試して速い方で。
(4)「通信速度jはGoogle Cheomeを立ち上げ
アドレスバーで「speedtest」を検索。
最初に表示される[速度テストを実行]の
青いボタンを押して計測
Wi-Fiなど無線通信の場合、
電波が目に見えないので
繋がり具合は実際の使用感で
比較するしかありません。
Googleの回線速度テストなどを使って
数値として速度を比べられますので
試してみてはいかがでしょう。