スマホの「5G」とWi-Fiの「5G」 | 凄腕ITエージェントの実践型IT活用法

凄腕ITエージェントの実践型IT活用法

初めてのコンピューターは1983年に買ってもらったSHARP X1D(CZ-802C)。
ITエンジニアとして会社に勤めながらSE経験で培った問題分析力を生かして仲間の抱える悩み解決。
ITと統計学による人間分析が好きな50代。 おもしろ、おかしく、真剣に。がモットー。

◯スマホの「5G」とWi-Fiの「5G」
 
iPhonenなどスマホで使われる「5G」と、
Wi-Fiで使われる「5G」の2つの「5G」。
 
実は異なる「5G」なんです。
 
文字だけを見るとどちらも同じで
更に両方とも通信モノであることが
紛らわしさを増していますよね。
 
そんな紛らわしい2つの「5G」について
書いてみようと思います。
 
 
ある日会社でユーザーから
「自宅のWi-Fiのことなんですけど」と
次のような相談がありました。
 
------------------------------
Wi-Fiルーター新しく買ったのですが、
アクセスポイントに「5G」と「2なんとかG」の
2つ表示されているんです。
やっぱり「5G」の方が速いんですよね?
------------------------------
 
文字にすると分からないですが
そのユーザーは
「5G」を「ファイブ・ジー」と
言っていました。
 
一般的にはスマホの「5G」の方が
見聞きする機会も多いので
通信関連で「5G」を見たら
「ファイブ・ジー」と読むのは
仕方ないですね。
 
 
<スマホの「5G」>
「5G」は「ファイブ・ジー」と読み、
「5th Generation」の略です。
スマホの第5世代目となる通信規格のこと。
 
現在普及している「4G」の後継規格で、
「4G」より「高速」「低遅延」などが売りの
最新通信規格のことを指す単語です。
 
CMでも「ファイブ・ジー」と言いますので
聞き慣れた「5G」ですね。
 
 
<Wi-Fiの「5G」>
正しくは「5Ghz、ゴ・ギガヘルツ」で、
「5G」は「ゴ・ギガ」と読みます。
 
Wi-Fiルーターが飛ばしている
無線電波の周波数のことで、
もう一つ表示されていたという
「2なんとかG」は「2。4GHz」になります。
 
Wi-Fiは「5G」の方が周波数の高く
理論上は高速通信できるのですが、
ドアや壁などの障害物の影響を
受けやすいのが弱点。
 
「2.4G」は「5G」より通信速度は劣りますが
障害物の影響を受けにくいのが特徴。
 
それぞれの特徴がありますので
敢えて2種類の電波を出して
使用環境によって使い分けが
できるようになっています。
 
ざっくりとですが、
似て異なる2つの「5G」についてでした。
 
 
ちなみに、
私からユーザーへの回答はこんな感じです。
 
(1)「5G」と「2。4G」は「5G」の方が速い
 
(2)ルーターとPCが同じ部屋にあれば「5G」でOK
 
(3)ルーターとPCを使う部屋が違うなら
 「5G」と「2。4G」の両方を試して速い方で。
 
(4)「通信速度jはGoogle Cheomeを立ち上げ
 アドレスバーで「speedtest」を検索。
 最初に表示される[速度テストを実行]の
 青いボタンを押して計測
 
 
Wi-Fiなど無線通信の場合、
電波が目に見えないので
繋がり具合は実際の使用感で
比較するしかありません。
 
Googleの回線速度テストなどを使って
数値として速度を比べられますので
試してみてはいかがでしょう。