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退院しました。


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左ひざ後ろ、「カチカチ」硬くになり、裂け血が出ていた、皮膚をかなり深くえぐりとり、右おしりの皮膚をはぎとり、

皮膚移植しました。


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2009年1月5日、朝9:00初出会社に行き、「あけましておめでとうございます」とあいさつしてから、

10:00に、近大病院入院しました。

翌1月6日、13:00より手術開始しました。約6時間の手術でした。


手術内容は、左足膝裏の皮膚が「カチカチ」硬くになり伸び縮みしなくなり、皮膚がもりあがり、裂け血が出て、痛みがしていて、動きも悪い状態の皮膚を削り取り、右おしりからはぎとった皮膚を移植するというものでした。


全身麻酔で、今回は手術室で目が覚めました。

全身麻酔から目が覚めると、全身の筋肉がまだ少し麻痺しているせいか、息苦しく、腰の筋肉も伸びている感じがしました、「救命救急時代再び」という感じでした。

一晩酸素マスクのまま寝ました。


最初の一週間は、石膏のギブスをして固定、腰も60°以上曲げれず、ベッド上で安静状態でした。

石膏ギブスをはずして、次の一週間は、添え木タイプのギブス、車いすでの生活でした。

次の一週間で、ギブスをはずしましたが、2週間左足膝・足首を固定していると、再び動きがかなり悪く、筋力も衰え「救命救急時代」に逆戻りでした、3~4日は歩行器で歩く練習をして、経過をみてリハビリをしました。


約3週間の入院をして、1月19日退院しました。









いよいよ、入院です。

いよいよ、明日1月5日朝9時入院、6日15時手術です。
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現在の左足膝裏の状況です。

皮膚が伸び縮みしない為、約2ヶ月前から、裂けて血や汁が出てズボンを汚しながら生活している状況でした。

今回の手術では、硬くなったこの部分を削除して、新たに皮膚移植するというものです。



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横から撮った写真です。

膝がまっすぐ伸びません。

これだけ、切れているので、四六時中痛いです。


今度の手術で、かなり楽になり、動きが良くなったらいいなぁと思っています。

事故してから、数回手術をしていますが、予約して予定通り手術をしてもらうのは、初めてで、12月には、いろんな検査や承諾書にサインしました。

今日は、明日からの入院準備の為、買い物や荷造りをします。



第6章 人工呼吸器が取れる

3月20日の皮膚移植手術が終わってから…

 3月末から4月初旬にかけて、見る見るうちに、体に付いている管が取れていきました


 毎日のリハビリの手足のストレッチと筋トレに加え、人工呼吸器を取る練習、息をする練習をしました。

 人間、約2か月喉から人工呼吸器で息をしていると、自分の力で(横隔膜や胸の筋肉で)呼吸することもできまくなります。

 リハビリの先生がきて、深呼吸の練習、腹式呼吸の練習をします。今まで腹式呼吸意識したことが無かったので、息をすることが難しく感じました。

 人工呼吸器の酸素を、少しずつ絞っていきました。僕の中では、「そんなホースなんてすぐ取っても平気」と思っていましたが、少し絞るだけでも大変息苦しくなるのです。

 それから、4月に入ってから、喉のホースが取れました。喉の穴のプラスチック製のアダプターは、一回り小さいものと入れ替わり、数日してそれが外れ、大きな絆創膏に、それから小さな絆創膏に…、約2週間かけてふさがります。縫ったりするのじゃありません。面白いのは、穴が小さくなってきて声を出すとき、自分の指で絆創膏を押さえて穴を塞ぐと声が出るのです。声は、嫁に聞くと、おじいちゃんの声のようになっていたようです。


 その人工呼吸器の取り外しと共に、起き上がる練習、電動のベットで上半身を起こすのですが、初めて起きた時は、両耳が「ガー」とすごい音が聞こえ、顔から血の気が引き、どひゃーと汗が出て、熱も出て、3分足りと持ちませんでした。2カ月横になっていると、心臓がそれに慣れ、上体を起こした時、重力に逆らって頭に血を送らないようです。この症状は、少しずつましになっていきますが、今後一か月以上続きました。


 食事の練習、最初は水を飲む練習、薬を飲む練習、これはすんなりいき、2か月ぶりに食事をしました。僕にとって、食事が出来ることはすごくうれしいことでしたが、初めて食べた感想は、すべての食べ物が、消毒の味がしました、作ってから消毒液をスプレーしているのかと思いました。それから、小さく切っているおかずでも口が思ったように大きく開かない為入りません。2回目の食事からは、おいしくいただけました。

 でも、食事する約10分間、上体を起こす苦痛と、火傷しているおしりにかかる荷重による痛みで、僕にとっては大仕事です。


 腰も伸びきって、90°には、曲がりません。

 人工呼吸器が取れてから、10日ほどしてから院内の耳鼻科や眼科に車いすで行った事があるのですが、30分程度起き上っとく事が、かなりやばく「ドキドキ」不整脈になり、急いで病室に帰ってきて横になっても、4時間ぐらい落ち着かない状態でした。


 4月入ってから、初めて計った体重は、46Kgでした。僕は、事故前、メタボで68Kgありました。手足も細くなり、ガリガリです。