「ボンジュール、アン」夫が仕事ばかりだと、ちょっとムカつきますよね。良い妻で居るのは難しい。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ボンジュール、アン」を観てきました。

 

ストーリーは、

子育てを終え、人生のひと区切りを迎えた女性アン。映画プロデューサーの夫マイケルは仕事では成功を収めているが、家庭には無頓着だ。ある日、アンはマイケルや彼の仕事仲間と一緒に、車でカンヌからパリへ向かうことに。たった7時間のドライブのはずが、美しい景色や美味しい食事、ユーモアと機知に富んだ会話を楽しむうちに、人生の喜びを再発見するかけがえのない旅になっていく。

というお話です。

 

 

映画プロデューサーを夫に持つアンは、夫の仕事に付いてカンヌに来ています。有名プロデューサーの夫は仕事で世界を飛び回る毎日。カンヌから海外を周って、パリに向かう予定でしたが、アンは身体の調子が悪く、耳に痛みを訴えます。自家用機に乗ろうと空港へ行くと、耳が痛いようだと気圧の変化で酷くなる可能性があると言われ、仕方なく、海外へ付いて行くのを辞めて、直接パリへ行くからと夫に継げます。

 

 

電車で向かうつもりだったのですが、夫の仕事仲間のマイケルは、車でパリまで一緒に行きましょうとアンを誘います。パリまでは車で7時間のドライブなのですが、アンは不安になり一人で電車で行くと言うのですが、マイケルは美味しい食事をし、観光しながら向かいましょうと誘い、夫もそうすれば良いと言うので、アンも嫌々ながら、それに従います。

 

クラシックカーでアンを迎えに来たマイケルは、あまり車の運転が上手いようでは無く、またも不安になるアンですが、今更断る訳にもいかず、仕方なく進みます。早くパリに着きたいアンですが、マイケルは1時間ごとに休みを取り、昼には有名レストランでの食事を楽しみ、観光地があれば観光をし、結局、その日にはパリには着かず、途中の素晴らしい見晴らしのホテルで一泊する事に。

 

 

何となく、アンに触れたり、熱い目で見つめるマイケルですが、アンは全く動じず、何も起きないまま、旅行は進みます。色々な出来事がありながらも、やっとパリに着くアン達ですが・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

うん、解かる解かるって感じの内容で、ある程度の女性なら、このアンの気持ちが理解出来るんじゃないかなって思いました。アンは、娘が大学に進み、手を離れて、少し手持ち無沙汰を感じているんです。子供って、小学校に入った時、高校に入った時、大学に入った時と、ちょっとづつ手を離れるじゃないですか。自分の事が出来るようになり、親をウザがるようになり、一人住まいをするようになりと、親は寂しいものです。

 

 

そんな時、夫との事を考えると、夫は仕事ばかりで表面的には一緒に居ても、頭はいつも仕事の事ばかり。あーあ、私って何なんだろうって思った時に、ふと、違う男が側に近寄って来ると、危ない危ない!何か起きてしまうかもって事も無きにしも非ずです。(笑)

 

ま、でも、もしかしてって気持ちにはなっても、何も出来ないとは思うんですけどね。でも、思うだけでもドキドキするし、何となくワクワクするし、そんな気持ちもイイんじゃないかなって思うんですよね。何も無くて寂しい思いをしているよりも、ワクワクすることがあっても良いじゃないですか。そんな事を描いた作品が、この映画で、ちょっとステキだなって思いました。

 

 

一歩は踏み出せないけど、でもドキドキワクワクするだけなら、それだけで少し、自分の時間が輝いて来るし、自分に希望も持てるでしょ。そういうのって、大切ですよね。いつまでも母親だけじゃなくて、たまには、”女”に戻る事も必要なんです。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。特に、子供がちょっと大きくなってきた女性の方は観てみると良いんじゃないかな。妻と母親をやっているだけじゃなく、女性でいる時間も大切なんだなって事が解ると思います。男性には、自分の妻も、一人の女性なんだって事を思い出して欲しい。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ボンジュール、アン|映画情報のぴあ映画生活

 

 

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