「流転の地球 太陽系脱出計画」壮大なSF抒情詩です。上映が3時間なのでちとキツいです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「流転の地球 太陽系脱出計画」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

100年後に太陽が老化によって膨張し、300年後には太陽系が消滅するという予測が立てられた。地球連合政府は1万基のロケットエンジンを使って地球を太陽系から離脱させる壮大なプロジェクト「移山計画」を始動。各国の思惑や内紛、争いが渦巻くなか、飛行士リウは亡き妻への思いを胸に宇宙へと旅立つ。一方、量子科学研究者トゥーは禁断のデジタル技術により、事故死した娘をよみがえらせようとする。そして連合政府の中国代表ジョウは、大きな決断を迫られる。

というお話です。

 

 

この映画凄い作品で3時間の大作です。スペースオペラと言って良いほど内容が濃くて、ここであらすじを詳しく書いてしまうと、すんごいことになってしまうので、簡単なあらすじだけにして、感想を書きながら内容を書いていきますね。

 

「流転の地球」の2作目で、1作目はネトフリで配信しているのですが、実は観る暇が無くて、結局観ないで2作目を観てしまいました。それでも十分に理解が出来たんですけどね。

 

要は、太陽が膨張し始め太陽系が終わるということが予測出来てしまったんです。このまま地球滅亡を待つなんて出来ないと言って解決策を探し始めます。なんたって300年あれば何とかなるだろうというんです。

 

 

宇宙ステーションを作り、大気圏を抜けられるエレベーターを作り、宇宙には出ていけるようになります。そして科学者たちが考えたのは、月を地球軌道から外して、地球を太陽系から移動させて新しい太陽を探そうというんです。地球自体を宇宙船のように使って移動するということですね。

 

まぁ、科学的に言うと太陽系は太陽の引力と他の8つの惑星の引力で上手くバランスを保っているので、地球だけ抜けますよ~って言って、上手く抜けられるとは思えないんですけど、まぁSF小説ですからね。私が思うに、どんなに地球が推進力を付けて太陽系を離れようとしても、途中に火星や土星が待っていて、それぞれに引力を持っているので、そう簡単には放してくれないような気がしますが、この映画では、そんな計画なんです。

 

 

で、世界各国の首脳や科学者が議論をして、米国、英国などなどが出てきますが、中国の映画なので、もちろんメインは中国です。月でテロが起こったり、色々とあるのですが、活躍するのは中国のパイロットだけで何とか解決します。そして地球を移動させる為のエンジンのメインプログラムを起動しようとするのですが、月を破壊した残骸が地球に降り注ぎ、スイッチが押せないというピンチにアンディ・ラウ演じるトゥが何とか押して、地球は太陽系から脱出し始めるというのがストーリーです。

 

これ、私の説明だとなーんだって言われそうだけど、映画は凄いスペクタクルオペラと言って良いほどの出来で、素晴らしいんですよ。ちょっと中国メインなのが気になるけど、中国映画だから仕方ないと思ってください。ホント、凄い映画でした。

 

 

アンディ・ラウさんや有名どころが出演していて、ドキドキハラハラで楽しめます。メインは3人かな。アンディ・ラウ演じる科学者のトゥ。ウー・ジン演じる宇宙飛行士リウ。このリウは1作目の主人公のようです。リー・シュエチェン演じるジョウは中国大使で太陽系脱出計画を推進するトップのようでした。

 

ジョウはお爺ちゃんなので、3作目に出てくるかは解りませんが、トゥは今作で死んでしまいますが、その意識を全てメインコンピューターにアップロードしたので、きっと次回作ではコンピューターがトゥになっていると思います。AIとして出てくるんじゃないかな。

 

 

この映画、あまりにも壮大なのでSFの基本概念が取っ払われてしまっていて、観る方も頭を柔らかくして観ないととんでもなく陳腐な映画に見えてしまいます。なので、頭を柔軟にして、地球を動かせるんだぁ。重力も問題無いんだねって軽く考えながら観るようにすれば、凄く楽しめると思います。

 

だけど、一般のSFにあまり興味が無い方が観てもよく解らないかもしれません。太陽が膨張してうんぬんかんぬんと言われても、一般の人はピンとこないでしょ。SF好きだと、結構、色々な小説で太陽が膨張して太陽系が滅亡したとかって話があるので、うんうんってなるんですけどね。確か、宇宙戦艦ヤマトのガミラスも太陽系が滅亡しそうだから地球に来たんじゃなかったっけ。あれ?違うかしら。(笑)

 

 

まぁ、いつまでも太陽が燦燦と照り付けてくれるとは限らないのでソーラーパネルなんて自然を壊すだけのモノは作っちゃいけません。中国企業に税金を流しているだけです。あれ、ちょっと話が反れてしまいました。

 

良い感想が書けませんでしたが、とても面白い映画です。でも、映画館で観るのは3時間もあるので辛いと思います。出来れば、配信で観て、途中でトイレ休憩を取った方が良いと思いました。1作目はネトフリで観れるので、2作目も配信してくれると良いですね。3作目は2027年に公開予定らしいです。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。内容だけなら超を2つ付けたいくらいだけど、時間が3時間もあるのとシリーズものなので1作目をまだ観ていないということがあるので、通常のお薦め作品にしておきます。これ、ハマると「三体」より面白いかもしれません。と言っても、「三体」もまだ観ていないんだけどね。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「流転の地球 太陽系脱出計画」

 

 

 

「流転の地球」