韓国映画 絶対の愛 (2006年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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韓国【韓国映画・日本公開】韓国

 

 

 

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『ソウルメイト』、観てきました…音譜

素晴らしい作品でした…キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

 

 

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絶対の

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解説

 

韓国の鬼才、キム・ギドク監督が放つ衝撃のラブ・ストーリー。セヒとジウは付き合い始めて2年になる恋人同士。2人は強く愛し合っていたが、セヒはジウが自分に飽きてしまうのではないかとの不安にさいなまれていた。ある日、整形を決意したセヒは、ジウの前から突然姿を消す。それから半年後、セヒの失踪に傷ついたジウは、スェヒという美女と出会い恋に落ちるが……。愛のために整形するヒロインを「スカーレットレター」のソン・ヒョナが熱演。

 

(映画.com)

 

アンニョン(^^)/

いつも、ありがとうさんです…キスマーク

 

2020年12月11日、ラトビアにおいて新型コロナウイルスが原因で亡くなったキム・ギドク監督。

過去の性犯罪が告発され、不名誉な形で韓国映画界での活動を停止することになり、海外での活動を考えられていた矢先の死だったようですが、とにかくもうキム・ギドク監督の新しい作品は観れなくなりました。

 

私はキム・ギドク監督の映画をこれまで15本、観てきたんですが、16本目になる『絶対の愛』を2月17日、『飢餓海峡』(1965年)に続いて観ました…カチンコ


 

恋人同士となって2年のセヒ(パク・チヨン)とジウ(ハ・ジョンウ)ですが、セヒはジウの自分への気持ちが以前とは違うものになりつつあると思い込み、二人は気まずい関係になる。

ジウはそんなセヒのかたくなな執着に苦しむがセヒの悩みは深刻だった。

彼女はジウの前から完全に姿を消してしまい、整形外科医に全く新しい顔にしてくれるよう依頼する。

医師は二度と元の顔に戻れないことを念押しして、手術を施した。

その後、セヒのことを忘れられなかったジウだが、セヒとよく行っていたカフェで働いているスェヒ(ソン・ヒョナ)と親しくなる。

次第にスェヒを愛するようになるジウだが…。

 

といった物語です。

 

この映画、ラブストーリーだと思いますが、どうしても彼氏との関係を「新しい」「新鮮な」ものであってほしいと思った女性が整形手術で全く別の顔になる物語で、それはかなり極端な考えだと思うので、そのあたり共感が少し難しかったんですね。

 

私は整形手術に反対ではありません。

特に事故で怪我の痕が残ったり、ご病気で顔つきが変わってしまった方々のためにも整形手術が進歩するのは素晴らしいと思うし、また自分の顔にどうしても自信が持てないのなら、ある程度は段階を踏んで納得がいくよう手術で顔を変えることも非難されるべきではないと思います。

 

しかし、この映画のようにガラッと自分の顔を変えてしまうのは…勇気がいること、以上に、自分ではそこまではできないというのが私の気持ちです。

もしも手術で変えたあとでまた元に戻せるのならいいんですけど、それも今のところ無理な話でしょう。

だからよほどの決意がないとそこまではできないでしょうね。

 

この映画は、ルッキズムがテーマなのかと思ったけど、そうまで現実的な外見至上主義を題材にした映画でもないように思うんですね。

それだったら『カンナさん大成功です!』(2006年)がルッキズムを批判的に描きつつ、それについて考える映画になってたでしょう。

 

 

韓国映画では『整形水』(2020年)というホラー・アニメもありましたが、あの映画もそこまで現実的な外見至上主義と向き合う映画ではなかったように思うし…ホラー映画『整形外科医』(2013年)に至ってはただ怖いだけっちゅう…汗

 

 

 
 

『絶対の愛』は、整形手術、そして人の容貌の話ではあるけど、やっぱりキム・ギドクの映画ですよね、そこからもっと哲学なんだと思います。

人の愛を哲学した映画なんじゃないですか。

 

う~ん…この映画、私もどういう話かは理解して、映画として楽しんだんですが、でもそこまで掴みきれなかった、というのが正直な感想なんです。

まず、自分だったらこうするのに、という思いが先立ち、セヒとジウ、二人の主人公たちの思考に、そこまで感情移入できなかったんですね。

話はわかるんだけど、そこまで自分にとってリアルには感じなかったし、ジウとセヒ、二人に強く気持ちを重ねることはなかったんです。

もちろん映画なので極端な描き方なんだけど、やっぱり私は今のところああまではならへんなああせる

 

でも映画として、ストーリーなどなど、ホントに面白いし、また完成度の高い映画だと思います。

キム・ギドクの映画だけど、なんだか語りなどがカッチリしてる感じで、少なくとも理解はできると思いますし、この映画ならではの独創的な想像力、またハッとさせられる気分がありました。

 

当然、キム・ギドクの世界が好きなら観ておくべき映画ですね。


 

ジウ役は若き日のハ・ジョンウさんなんですが今と変わらないなあ。

2006年の映画なんですけどね。

 

 

整形する前のセヒを演じたパク・チヨン…そうですか~、『狐怪談』(2003年)の、あの彫刻の女の子でしたか。

いえ、出演された映画はけっこう観ていました。

 

 

そして、セヒがいなくなったあとでジウが出会うスェヒを演じたのがソン・ヒョナ…この女優さんはもっとビックリしました。

『ボス上陸作戦』(2002年)の、あの宙を飛ぶ「ブランド女」でしたか。

また毛色の違った映画で全く違う役を演じてはるなああせる

 

キム・ギドク監督の『The NET 網に囚われた男』(2016年)にも出てはったんですね。

 

 

キム・ギドク監督の映画ですが、セリフも多いし、物語に動きがあり、キャストも登場人物の感情が伝わる演技なので、キム・ギドク監督の映画でもわかりやすい映画…のはずなんですが、私は一回観ただけでまだわからなかったと感じてるんですね。

難しいですね、映画って。

 

ただホント、面白いのは間違いないと思います。

「整形出術で別人になる」怖さを求めて興味本位で観ても満足できる映画かもしれませんね、もしかしたらね。

もちろんそんなホラーとかそっち系ではないけど、「どうなるんだ~あせる」というハラハラはありますよね。

私には予想外の展開で、怖かったです。

 

原題である『時間』…どういう意味なのだろう。

そのあたりも難解です。

だったら日本でのタイトル『絶対の愛』の方がまだわかりやすいですよね…。

 

そういった感じで、観てなかったら、また観てくださいね。

 

今日もおおきに、ありがとうさんでした…キスマーク

アンニョン(^.^/)))




絶対の愛


原題:시간 時間
英語題:Time


2006年製作/98分/韓国・日本合作
韓国封切:2006年8月24日
日本公開:2007年3月10日
配給:ハピネット

監督・脚本:キム・ギドク [第13作]
助監督:チャン・フン
撮影:ソン・ジョンム
照明:ナム・ハノ
音楽:ノ・ヒョンウ
美術:チェ・グヌ

出演
ソン・ヒョナ → セヒ(새희)
ハ・ジョンウ → チウ
パク・チヨン → セヒ(세희)
キム・ソンミン → 整形外科医師
ソ・ジソク → 男1
チョンファン → 男2
チョン・ギョウン → 男3
カン・シンチョル → 男4
キム・ジホン → ヨニ チウの友人 写真家
キム・ボナ → ユナ セヒの友人
イム・ヒョンソン → チウの友人1
チェ・ダンソク → チウの友人2
ホン・ギョンヨン → カフェ主人
ソ・ヨンファ → カフェ女性従業員
アン・ソリム → カフェ新しい女性従業員
ユ・ジョン → 合コン 女1
ナ・スユン → 合コン 女2
イ・ソル → 合コン 女3
パク・チオン → 女の子/手紙の女の子
チャン・ジュニョン → 喧嘩男 ミンス
オ・ソウォン → 喧嘩男の恋人
ソ・ジェイク → モーテル主人
リ・ミン → 浮浪者 [編集でCut]
パク・ヒョンギョン → ルームサロン従業員
キム・ユリ → ルームサロン 女1
チョン・ヨンミ → ルームサロン 女2
キム・ミンジュ → ルームサロン 女3
オ・ユジン → 看護師1
チョン・セビョル → 看護師2
チュ・ウンシル → 電話する女
アン・ガンチョン → サッカーボールの男の子
キム・チュンイル → 誤解男
チョン・セホン → 誤解男の恋人
パク・チョンダル → カフェ客
チョ・ソッキョン → 事故車運転手
ホン・インピョ → キスをする男
ユン・ジソン → キスをする女
キム・ヒョンギュン → ジープ運転手
キム・ヒウォン → 接触事故女1/エピローグB女
シン・ユナ → 接触事故女2 ヒソン
チェ・ジンワン → エピローグ恋人
ペク・チェウン → エピローグ恋人
キム・ウォンシク → エピローグ恋人
ペク・クァンドゥ → エピローグ恋人
ピョ・ヨンジュ → エピローグ恋人
イ・ヨンソク → 警備員たち
シン・ソンシク → 警備員たち
ハン・チャンホ → 警察たち
ユ・ヒョンジン → 警察たち

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2月に観た映画】

 

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5日 みんな〜やってるか!(1995年) 見えない目撃者(2019年)

10日 ゼロの焦点(1961年)

12日 スペシャル・エージェント 特殊工作員(2020年) チョコレート・ソルジャー(2009年)

14日 ジェントルマン(2022年)

17日 飢餓海峡(1965年) 絶対の愛(2006年)

19日 タイタンの戦い(2010年) スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー(2004年)

21日 梟 フクロウ(2022年)

24日 力道山(2004年) ブレードランナー ファイナルカット・日本語吹き替え音声(2007年)

26日 子熊物語(1988年) オアシス 4K レストア(2002年)

28日 ソウルメイト(2023年)

 

3月2日 名もなき復讐(2015年) 親切なクムジャさん(2005年)