韓国映画 配信犯罪 (2023年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

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毒親 ドクチン

キム・スイン監督『毒親<ドクチン>』公式サイト

母からの過剰な愛に苦悩する娘の心の闇を描いた韓国発のミステリードラマ。

 

貴公子

映画『貴公子』公式サイト

「THE WITCH 魔女」シリーズのパク・フンジョン監督が、巨額の遺産を巡って繰り広げられる攻防戦を予測不能な展開で描いた韓国ノワールアクション。

 

 

 

今日 4月26日から公開ですNEW

リバウンド

4.26(金)公開『リバウンド』公式サイト

廃部寸前の高校バスケットボール部の新任コーチがわずか6人の選手とともに全国大会を目指す姿を、2012年に韓国を熱狂させた実話を基に映画化した青春スポーツドラマ。

 

 

 

5月3日 公開ですNEW

マイ・スイート・ハニー

映画『マイ・スイート・ハニー』公式サイト

「梟 フクロウ」「コンフィデンシャル 共助」のユ・ヘジンが俳優キャリア27年目にして初めてラブストーリーに挑んだロマンティックコメディ。

 

 

 

5月24日 公開ですNEW

母とわたしの3日間

映画『母とわたしの3日間』公式サイト 5月24日(金)公開

休暇をもらって天国から降りてきた亡き母と、母が残したレシピで定食屋を営む娘が過ごす3日間を描いたファンタジーストーリー。

 

 

 

5月31日 公開ですNEW

アンダー・ユア・ベッド

映画『アンダー・ユア・ベッド』オフィシャルサイト 2024年5/31公開

 

 

 

 

 

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友人から違法ライブ配信のリンクを受信していたことがバレてしまい、恋人のスジンに振られそうなフリーランスプロデューサーのドンジュ。大企業への就職活動に挑みつつ、スジンのサプライズ誕生日パーティーの準備をしていると、彼のPCに謎のライブ配信リンクが送られてくる。違法なサイトと思われるその画面には、スジンと「ジェントルマン」と名乗る仮面を付けた不気味な男が。

あらゆる伝手、人脈、SNSそして頭脳を使いスジンを救うべく奔走するドンジュ。彼はスジンを救えるのか。そして「ジェントルマン」のスジン誘拐の真の目的とは―!?

 

 

 

 

アンニョン~(^-^)ノ

いつも、ありがとうさんです…キスマーク

 

今日、書かせてもらう映画は韓国映画『配信犯罪』です。

ちょっとよくわからない感じの映画なので、いつ観ようかと考えてたら、映画ブログ「マズル刑事」さんのたまさん(299分署)が先に観られてレビューを18日(金曜日)に公開されたので、私も早速、観ることにして、20日に観ましたよ!!

 

それで…この映画は、何も知らずに観た方がいいように思いますので、私は詳しく書かないことにしますね。

 

と、書くともう、ほぼ書くことがなくなってしまうんですがあせる

 

でも、私があれこれ書くよりも、まず、やっぱりマズル刑事さんのレビューを読んでいただきたいですね…ひらめき電球

 

たまさん、299分署の皆様

いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

たまさんのおすすめ韓国映画!「配信犯罪」はパクソンウンが主演!出ずっぱりパクソンウンを堪能!

 

実は、私もたまさんのご感想と完全に同じなんですよ。

なので、さらに書くことがない(;´∀`)

 

 

ですが、まだ観ておられなくって、これから観ようと考えておられる方々に少しご注意を書かさせてもらいたいと思います。

特にセンシティブな方には前もって知ってもらった方がいいこともあると思いますね。

 

『配信犯罪』は、「デジタル性犯罪に巻き込まれた恋人を救うべく奮闘する青年を描いた韓国発のサスペンススリラー」(映画.com)です。

 

映画では性犯罪が描かれますので、それを見ると気分が悪くなる方々はご注意が必要です。

 

ですが、当然だけど、性犯罪を描いてそれを助長したり、観る人にとって性的な興奮を促すような作品ではありません。

むしろ、真逆の作品です。

 

あと、性犯罪は描いているけど、そこまで過激な描写もなかったと私は思います。

 

いつも考えるんですが、そういった、人に対して強制的に性的な行為に及ぶ犯罪(犯罪でなくてもですが)とは、何が楽しいんでしょうかね。

無理に体を触ったり行為に及んで、それが楽しい、快感だというのは本当に理解できませんよ。

相手が自分のことを好きであるからこそ、楽しいし、幸せなんだと思うんですが、恐怖を感じている相手を酷い目に合わせて快感というのが少しも共感できません。

 

しかし、人が苦しみ、不幸であることを喜ぶというのは、意外と多くの人たちが感じるものなのかもしれません。

Yahoo!ニュースのコメント欄なんかを調べてると、確かに、人の不幸を喜ぶ、快感を感じる人が少なくないようです。

あるいは人が不幸になった方がいいと望んでいる本心が透けて見えると言いますか、感情が荒んでいるように感じるのは私だけでしょうかね。

 

事件や事故に対するコメントも、被害者の方々の心情を汲み取れば、出てこないような無神経なものが多いと思います。

その日に、例えば事故や事件で人が亡くなった報道などについては、配慮に欠けた無神経なコメントなど控えるべきですし、そういった報道について自分が思いついたことを反射的に書くのは適切ではないと私は考えます。

 

一見、事件や事故を真面目に考えているようで、露骨にデリカシーに欠けた言葉が多いものですね。

自分が事件や事故の当事者や、その家族、友達だったら怒りを感じるものだと思います。

性犯罪や痴漢の被害に遭われた方々に対しても、その時の服装や、なぜそこにいったのかという理由にこだわったり、誰しもが遭遇するかもしれない犯罪の被害者に対して、そういう言葉が出てくるのは21世紀のこんにちにおいても、見当違いの認識だと思います。

そういったことからも今の社会には人の不幸が楽しい、幸せを感じる人たちが多いのではないかと私は感じます。

あるいは人の苦しみに無頓着だったりですね。

 

映画『配信犯罪』は、そういう問題も考えさせられるかもしれません。

 

インターネットは素晴らしい発明だったと思いますが、それを利用する人たちは倫理的に問題があるかもしれない。

言論の自由とは言うけど、やはり表現してはならない言論もあると思います。

言われる方の立場を考慮すればね。

それは表現する人個人が自分を律しなければ、改善されないでしょうし、改善されなければいつまでも苦しめられる人がいなくならないでしょう。

匿名にせよ言論とは発する方の責任が重いということではないですか。

 

「デジタル性犯罪」については、私は詳しくないんですが、『配信犯罪』を観た限り、いったい何が楽しいんだ、何が快感なんだと思うんですが、インターネットの回線越しに離れた位置から人を性的に虐げる、あるいはその光景を見聞きするのが楽しい、快感なのだろうか。

想像しても、卑しいことだと感じました。

そしてもしも、それが防げない、何もできないのなら、被害者の方ご自身、そしてそのパートナーや家族、友達にとっては身を切られる苦しみになるでしょう。

やはり、人の不幸を喜ぶという残酷な思考が卑しい悪なわけですね。

 

重い問題について書かせてもらったので、長くなりました。

でもこういうことは軽く短く書けないし、言葉を選ぶのも注意深さを必要とされるものです。

どうしても私も慎重になりますが…。

 

映画においては、どの国の映画でも性犯罪を煽るような映画は少なく、性犯罪を批判するものばかりだと思いますが、過去の作品にはそれに当てはまらないものもあるかもしれません。

 

 

原題の「라방」は「ラバン」と発音するようですが、意味はわかりませんね。

英語の題が「Live Stream」なのでそういった韓国語なのかな。

 

ひらめき電球

「ライブ配信」の略語だそうですビックリマーク

 

恋人スジンとの結婚に備え、就職したいフリーランスプロデューサーのドンジュはスジンの誕生日を祝うサプライズパーティを準備していたその時に、謎のライブ配信のリンクが届き、「ジェントルマン」と名乗る謎の男の怪しい部屋を訪ねているスジンを目にすることになり、彼女を救うため必死の孤軍奮闘を強いられることになる ―― という物語ですね。

 

映画としては、たまさんも「途中に大丈夫か?これ?ってなるの」と仰ってますが私も同じ感想です。

 

もっとドンジュの立場になってハラハラドキドキ、切羽詰った気分で観たいところですが、そこまでではないです。

犯罪との戦いなんだけど、映画としては刺激的ではないかなあ。

 

でも、題材的にもちろんそうまで「娯楽的」でなくてもいいはずなんだけど、「ジェントルマン」を演じたパク・ソンウンさんのダイナミックな演技もあるし、やっぱりスリラーやサスペンスってことで、そのジャンルの特性を活かした映画にしたかった前提は作り手にあったと思うんだけれど、それが成功したとは思えませんあせる

 

例えばナ・ホンジン監督の初長編映画『チェイサー』(2008年)なんか被害者ヒジンが助かるかどうか、心臓が破裂しそうなほどドキドキしつつ観たものですが、あの映画ほどの作品ってそうそうないようなんですね。

『チェイサー』と比較して『配信犯罪』は切迫感、緊張感に乏しいと感じました。

 

観た方の多くはそう感じてしまうと思うので、映画にとって不幸ですよね。

そこのところは前もって私も書いておいた方がいいと思ってしまったあせる

 

私はほとんどドンジュの部屋と「ジェントルマン」の部屋だけで描かれるこの映画の雰囲気は嫌いじゃなかったですね。

 

 

でも怖さがないんですよね…。

う~ん…やっぱり作品上、もっともっと怖くしないとダメなんじゃないかなあ。

 

もっと「ライブ配信でパートナーを辱められる恐怖」、「それに対して何もできない焦り」をガーッて感じられたら凄かったのに。

 

しかし ―― ネタバレですが、やはり最後の反転、逆転、真相は鮮やかだったし、驚かされました。

そこで作品の伝えたいことがバーンと来て、心打たれたんですよね。

だから最後まで観て非常に納得したし、やっぱりとてもいい映画だと思いました。

 

この映画、結末を知るためだけでも、観てほしいところがあります。

 

 

チェ・ドンジュを演じるパク・ソンホくんは1993年6月28日生まれ、今年31歳ですね。

輝国山人さんのプロフィール欄で調べたら、マ・ドンソクさんの『ファイティン!』(2018年)ではちょっと「悪役寄り」のキャラを演じてはったのかな…私は詳しくない俳優さんでした。

ドラマを観ておられる方の方がよくご存知でしょう。

イケメン青年だし187cmと背が高いよねー。

 

パク・ソンホくんの公式サイト

 

パク・ソンホくんの演技は素晴らしかったですよ。

こういったスリラーとかサスペンス系の作品、そしてこの映画の内容にとって的確な演技だったと思います。

あと、韓国の人たちの慌て方、驚き方、嘆き方がね~、日本人の私からしたら、いつもですけど、なんか可愛いんですよねあせる

でかい声で「あ~あせる」とか嘆かれるとこっちもドキッときてしまいます。

 

 

チェ・ドンジュの恋人スジン…冒頭でドンジュのある行為に失望し、二人の仲は気まずくなってます。

スジンは映画のほとんどで眠らされています。

先日、感想を書かせてもらった『 江南ゾンビ』(2023年)でも乱暴することを目的に男性たちが女性に薬物を飲ませた疑惑が描かれてましたが、『配信犯罪』でもスジンが水を飲むかどうかでハラハラする場面がありました。

 

スジンを演じるのはキム・ヒジョン。

彼女の出演した映画も観てたんですが、馴染みのない女優さんでした。

チョン・ドヨン&ハ・ジョンウ主演、平安寿子先生原作の『素晴らしい一日』(2008年)では「ソンド女子中学3年生」役だったようで…年齢的に若いですよね。

2002年から2年間出演した韓国のキッズドラマ「マジックキッド・マスリ」で多くの人に知られたそうです。

 

 

「ジェントルマン」を演じるのはご存知パク・ソンウンさん…。

 

いわゆる下積み時代の長かった方ですが『新しき世界』(2013年)のイ・ジュング役でブレイクされたという、それが私が韓国映画を観始める直前のことでしたし、私も大好きな男優さんです。

ホントにたくさんの映画に出演してこられましたけど、主演作品でずば抜けた大ヒットっていうのがまだないんですよね。

そこまでヒットに恵まれてないというか…もう、それがホント何かいい映画でドカンと来てほしいものです。

 

一時期、悪役の印象が強く…でも、おとぼけな役も演じてきはりましたし、苦みばしったかっこいい役も演りはる。

要するにどんな役でも似合う方ですが、『配信犯罪』では「悪役」…汗

 

いや~、「ジェントルマン」…脚本上はおかしくないんですが…あの~、最後まで観るとパク・ソンウンさんがノリノリ過ぎてなんか変汗

でも、そうでないと前半が成り立たないし汗

ちゃん伏線は貼ってあるんですけどね~。

 

ともかくノリノリで青年を困らせまくり、悪の脅迫で追い詰めるパク・ソンウンさんを見るのは映画的には楽しいあせる

 

 

脚本も担当されたチェ・ジュヨン監督は『配信犯罪』が初監督作品だそうです。

 

『配信犯罪』は、韓国社会に大きな衝撃をもたらしたデジタル性犯罪事件である「n番ルーム」事件を題材に作らたそうですが ―― 翻訳された韓国語の文章を私が理解するのも困難で不確かなんですが、全般的なプロットと詳細設定が同じ短編映画「星風船(スターバルーン) 별풍선」が原作であるとナムウィキさんに書いてあります。

 

 

興行的には成功できなかった『配信犯罪』ですがこの映画の理念が正義に基づくものですし、志しのある作品だと思います。

だからなんかもったいないと思ってしまったけど、観てほしい作品でしたね。

 

私が書きたいのはこういったところでした。

今日もありがとうございます、アンニョン(^.^/)))

 


配信犯罪


原題:라방 (라이브 방송) ラバン (ライブ放送)
英題:Live Stream


2022年製作/90分/G/韓国
韓国封切:2023年6月28日
日本公開:2023年10月13日(シネマート新宿)
配給:ファインフィルムズ

原作:ファン・テチョル 短編映画 「星の風船」
PD:キム・ヨファン (PGK)
監督・脚本:チェ・ジュヨン [第1作]
助監督:キム・ウサン
撮影:チン・ヒョヌ
照明:パク・ヨンジン、イ・サンス (チンススタジオ)
編集:キム・ヒョンギョン(トダ編集室)
音楽:チョン・ナヒョン
美術:ユ・ヨンジョン (赤い青年団)
武術:チュ・ヨンミン

出演
パク・ソンウン → ジェントルマン
パク・ソノ → トンジュ(dir_king) チェ・ドンジュ
キム・ヒジョン → スジン トンジュのガールフレンド
キム・ギュナ → チュナ(junha_say) トンジュの友だち
チョ・ジョンウォン → ミニョク(nerozerg) トンジュの友だち
ソ・ジノン → チュウォン(sinmoney2) トンジュの友だち
キム・ジュウォン → ドラゴン
チウン → トンミ トンジュの姉
ユ・スヘ → チヒ
チュ・ヒョンスン → ワンルーム男
ユン・フェジ → スヨン
キム・ギホン → 入金男 ID"ウズラ"
シン・ジヨン → コールガール

特別出演
ソン・ホボム → モグラ

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

 

 

 

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4月に観た映画

 

1日 ドレミファソラシド(2008年)

5日 ラブリセット 30日後、離婚します(2023年)

6日 江南ゾンビ 処刑剣 14BLADES(2010年)

8日 天命の城(2017年)

10日 ルパン三世 カリオストロの城(1986年) 私の頭の中の消しゴム(2004年)

13日 もしかしたら私たちは別れたかもしれない(2023年)

15日 REC【レック】(2000年)

17日 天空の城ラピュタ(1986年)

20日 配信犯罪 アイアン・スカイ(2012年)

21日 ゾルタン★星人(2000年)

22日 貴公子(2023年)

24日 仄暗い水の底から(2002年) 鮫肌男と桃尻女(1999年)

25日 俺たちは天使じゃない(1989年)

27日 龍三と七人の子分たち(2015年) 火車 HELPLESS(2012年)

29日 ハロウィン(2007年) ハロウィンII(2009年)