韓国映画 貴公子 (2023年) 公開中 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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毒親 ドクチン

キム・スイン監督『毒親<ドクチン>』公式サイト

母からの過剰な愛に苦悩する娘の心の闇を描いた韓国発のミステリードラマ。

 

 

 

4月26日 公開ですNEW

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4.26(金)公開『リバウンド』公式サイト

廃部寸前の高校バスケットボール部の新任コーチがわずか6人の選手とともに全国大会を目指す姿を、2012年に韓国を熱狂させた実話を基に映画化した青春スポーツドラマ。

 

 

 

5月3日 公開ですNEW

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映画『マイ・スイート・ハニー』公式サイト

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5月24日 公開ですNEW

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映画『母とわたしの3日間』公式サイト 5月24日(金)公開

休暇をもらって天国から降りてきた亡き母と、母が残したレシピで定食屋を営む娘が過ごす3日間を描いたファンタジーストーリー。

 

 

 

5月31日 公開ですNEW

アンダー・ユア・ベッド

映画『アンダー・ユア・ベッド』オフィシャルサイト 2024年5/31公開

 

 

 

 

 

TSUTAYA DISCAS

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴公子

 

 

映画『貴公子』公式サイト

 

 

アンニョン、いつもありがとうございます~(^-^)ノ

 

ちょっと遅くなりましたが、12日から公開がスタートしている『貴公子』を観てきました…ドンッドンッドンッカチンコドンッドンッドンッ

 

いや~、ホンマ凄かった~!!

観ててあまりの凄さに席から転げそうになるわ、途中でスタンディングオベーションしたくなるほどの超・傑作でしたクラッカー

本年度の私のベスト10入りは確実な映画でしょう合格

ちなみにTジョイ京都さん、私が観た回の観客は私一人でしたドンッ

完全にVIP貸し切り状態ビックリマーク

 

え~、ですので、もう、ホントに観てもらうしかない映画だと思います。

 

バイオレンスと追いかけられとカーチェイスと銃撃戦が大好きなら、この映画はあなたのためのものですビックリマーク

 

それで私の考えですが、この映画、全然難しい映画じゃないので、何も知らずに観た方が絶対いいと思うビックリマーク

 

ストーリーも、誰が主役かさえも知らない方が映画を楽しめると思えてなりません。

 

な~んも知らんと映画を観始めて、その中で徐々に「見えてくる」感覚ホンマ好きですね、ええ。

それが映画を観る醍醐味ではありませんか。

この映画はその面白さが効きまくってると思います。

さすがは ―― 韓国映画!!

 

ひとつお断りしておくと、やっぱりバイオレンスがきついです。

人が大勢死んでしまいますあせる

血も出ます。

そして怖いです。

だけど…楽しいんです。

つまりバイオレンス・エンターテインメントです。

その暴力的、やり過ぎアクションがハードルではない人は絶対に楽しめます。

 

劇場では音もまたえげつないです。

特に銃の撃つ音と殴る音、そして車の走る音が凄まじいですね。

それがまた私は好きなんですよ。

私はなんで映画館で観るかというと、やっぱり音ですね。

でかい迫力の音量で異常な音を聴きたいからです。

『貴公子』は凄い音を聴くことが好きな私にキッチリ満足感を与えてくれましたよ~ドンッ

 

 

STORY


フィリピンで病気の母のために地下格闘で日銭を稼ぐ青年マルコは、韓国人の父の行方を知らない。そんなある日、彼の前に“父の使い”を名乗る男が現れ、マルコは韓国に向かうことに。飛行機の中でマルコが出会ったのは自らを“友達チング”と呼ぶ謎の男“貴公子”。不気味に笑う貴公子に恐怖を感じ逃げるマルコだったが、彼の執拗な追跡と狂暴ぶりに徐々に追い詰められていく…。

なぜ、マルコの前に突然、父親は現れたのか…? 謎の貴公子の目的とは…?すべてが明らかとなった時、マルコはさらなる危機に見舞われる。

 

 

手術が必要な重いご病気のお母さんのため、違法な賭博ボクシングの試合に出場して金を稼ぐマルコ・ハン(カン・テジュ)。

彼は韓国人たちが「コピノ」と呼ぶフィリピン人の母と韓国人の父との間に生まれた青年である。

映画の中でマルコに対してある人が「コピノはてなマーク」と問いかける場面がありますが、マルコにとっては屈辱的な呼ばれ方であることは想像するのが難しくない。

それでも、もしも父親が、母親の手術のためにお金を出してくれたら…。

 

映画ではマルコの父親が見つかり、彼が韓国に行くことで物語が一気に動き出します。

 

韓国行きの飛行機で、唐突に自分のことを「友達」だという不思議な男とマルコは出会います。

 

 

マルコ・ハンを演じるカン・テジュは1995年5月19日の28歳…もうすぐ29歳ですね。

若く見えます。

 

2020年からドラマには出ておられますが、映画は『貴公子』がデビュー作です。

マルコ役の競争率は1980分の1だったそうです。

 

とにかく凄まじいアクションを見せてくれるし演技もいいです。

 

今回の『貴公子』もキャスティングが大成功ですが、パク・フンジョン監督は新しい顔を抜擢して輝かせることに長けてますよね。

 

 

マルコと飛行機の中で出会う不思議な男を演じるのはキム・ソンホさん。

実はこの不思議な男は映画の冒頭から登場して、観客をまず驚かせてくれます。

だからこいつがどんな男か、観客は知ってから映画に没頭するわけですが、何をするかわからん怖さのある人です。

そういった意味で、「何をするかわからんサイコな暴力おにいさん」と言えるでしょう。

 

キム・ソンホさん、ホンマええですよ~。

怖いんですけどね、なんか笑えるんです。

怖いけど、楽しい人です。

本人も笑うんですが、ちょっと他にない笑い方です。

「ニコリ」でも「ニヤリ」でもなく…「ニィー」って感じでしょうか。

何とも不気味、且つ、キュートな笑顔なわけです。

こいつの笑顔が映画のシンボルみたいになってる。

 

キム・ソンホは、『メモリーインドリーム』、『ICE(原題/日本未)』、『タッチング・ザ・ボイド/運命を分けたザイル』といった演劇作品や、『キム課長とソ理事 ~Bravo! Your Life~』、『トゥー・カップス~ただいま恋が憑依中!?』、『100日の郎君様』、『君のハートを捕まえろ!~Catch the Ghost~』といったTVシリーズなど、さまざまなジャンルで確かな演技力が認められている。2020年のTVシリーズ『スタートアップ:夢の扉』、2021年の『海街チャチャチャ』で国内外のファンを魅了し大ブレイク、多くの支持を得ている。そして、本作で満を持して映画デビューを果たす。(公式サイト)

 

キム・ソンホさん、『100日の郎君様』(2018年)に出てられたんですね…。

私はよく知らない俳優さんでしたので出てこられた時、「誰や誰や」と考えてたんですが、知らない俳優さんだとわかって、またそっから一気に好きになりまして…映画を観終える頃にはもはや大ファンです。

 

この『貴公子』で第59回大鐘賞映画祭「新人男優賞」や第32回釜日映画賞「新人男優賞」を受賞されたそうです、

1986年5月8日生まれの37歳なのに「新人」扱いはどうなんだと思いますが、映画初主演ってことでですね。

映画のセリフでも「若く見えるけど歳はいってる」みたいに言ってますが、確かに若い、そしてホンマかっこええ!!

 

キム・ソンホさんのファンの方々がバイオレンス・アクションも好きだといいんですけど…でも俳優さんとしてホンマ素晴らしいお仕事ぶりでした。

 

 

父親のハン社長の膨大な財産を独り占めしよう考える、財閥2世のハン・インチョル理事を演じるのはご存知、キム・ガンウさん。

 

キム・ガンウさんといえば私は善い人のイメージが強かったけど、意外と悪役を演りはりますよねあせる

言っていいでしょうか。

イイでしょうビックリマーク

 

ハン・インチョル、怖いです(>_<)

狂ってます。

あんまり狂ってるので周囲の部下の人たちがよく付いていってるな~あせると思いました。

自分たちの親分がこうまでムチャぶりしてくるのに付いていく健気な部下たち…あせる

前もって段取りが命じられてるんでしょうけど…死ぬってばあせる

騒動は狂ったもんだけでどっか他でやってくれビックリマーク

 

ところでハン理事のお父さんを演じておられるのはチェ・ジョンウさんだったけど…なのに、ほぼ寝っぱなし(>_<)

 

 

コ・アラが演じる「ユンジュ」…どういった人なのか最初はわからないのですが、わかってくる時にゾクゾクきますし、実は自分が置かれた状況が全く見えずに恐れおののいているマルコ・ハンに真相を「説明」する役だったりもする人あせる

それ以上、多くは語りますまい。

 

日本とモンゴルの合作映画『蒼き狼 地果て海尽きるまで』(2007年)や、曽田正人先生の漫画の映画化作品『昴 スバル』(2009年)にも出てたり、日本関係のお仕事ではAraという名で活躍していた女優さんですね。

 

2015年のユ・スンホくんと共演した『朝鮮魔術師』はロマンティック時代劇でとても好きでしたが、『貴公子』のコ・アラも素晴らしいです。

 

 

『THE WITCH/魔女 ―増殖―』に出てはったジャスティン・ジョン・ハーヴェイさんも小さな役ですが再出演です。

 

 

ある人物の「異母妹」であるガヨンを演じるのは『THE WITCH/魔女 ―増殖―』で中国軍団の一人だったチョン・ラエル。

 

そして本物のカメレオン俳優であるイ・ギヨンさんはマルコがただ一人心を許せるキム先生役でした。

 

 

韓国映画におけるノワール映画の比類なき巨匠
監督・脚本:パク・フンジョン 박훈정


2010年 『生き残るための3つの取引』(脚本)、『悪魔を見た』(脚本)
2011年 『血闘』(脚本・監督)

2012年 『新しき世界』(脚本・監督)

2015年 『隻眼の虎』(脚本・監督)

2017年 『V.I.P. 修羅場の獣たち 』(企画・製作・脚本・監督)

2018年 『THE WITCH/魔女』(脚本・監督)
2021年 『楽園の夜』(製作・脚本・監督)
2022年 『THE WITCH/魔女 ―増殖―』(製作・脚本・監督)


思いますにパク・フンジョン監督は日本の映画ファンの方々の間でも人気の監督さんではないでしょうか。

『新しき世界』、そして『魔女』シリーズは人気の高い作品です。
私も監督の作品は『楽園の夜』以外の全部、観てますよ。

 

『貴公子』は「新しき世界』的なノワールなジャンルでありつつ、『魔女』シリーズ的なアクションが炸裂して、パク・フンジョン世界が極まってますね。

私は『隻眼の虎』や『V.I.P. 修羅場の獣たち』も傑作だと思ってるけど、まだその先があったって感じです。

 

『貴公子』は十分に血なまぐさく暴力的な映画だけど ―― これまでのパク・フンジョン監督の映画の中で最も「楽しい」映画だったと思います。

キム・ソンホさんが出てる場面は、どっかコミカルなんですよね。

 

それにしても『THE WITCH/魔女 ―増殖―』がついこないだ公開されたばかりの気分だったのに…ホンマ矢継ぎ早です。

 

 

 

 

パク・フンジョン監督の次の作品 ―― Disney+オリジナルシリーズとして公開される『暴君 The Tyrant』は映画『魔女』シリーズと世界観を共有するスピンオフ作品で、出演はチョ・ユンス、チャ・スンウォン、キム・ソンホ、キム・ガンウ…だそうですね。


 

『貴公子』のパンフレットは900円(税込)でしたが、私は買いませんでした汗

買った方が良かったかなあ…とちょっと後悔してます。

でも、物価は上がり続けますし、私も節約せにゃなりません。

逆に映画を観ていくためにもねあせる

置く場所ももうないし。

 

巨額の遺産を巡って繰り広げられる攻防戦を予測不能な展開で描いた韓国ノワールアクション(映画.com) ―― ほんまその通りの作品で、私ゃもう大興奮でした。

いや~、観て良かった~(≧∇≦)

観たら人を○したくなる!!

 

ホントにホントに、バイオレンスと追いかけられとカーチェイスと銃撃戦が大好きなら、この映画はあなたのためのものです!!ってそれはもうさっき書きましたけど、そうなんですってばビックリマーク

メチャクチャ面白すぎますドンッ

これ観逃すともったいなさすぎてチンチャ不幸です。

 

✨💥✨オススメです✨💥✨

是非、劇場で観てくださいね、絶対🌟

 

今日もありがとうさんでした、アンニョン(^.^/)))
 



貴公子


原題:귀공자 貴公子
英題:The Childe


2023年製作/118分/PG12/韓国
韓国封切:2023年6月21日
日本公開:2024年4月12日
配給:シンカ

PD:ヨン・ヨンシク
監督・脚本:パク・フンジョン [第8作]
助監督:キム・ヘイル
撮影:キム・ホンモク、シン・テホ (C.G.K)、イ・テオ (C.G.K)
照明:チョ・ヨンジュン
編集:チャン・レウォン(キム課長編集室)
音楽:モグ
美術:プロダクションデザイン:チョ・ファソン、チェ・ヒョンソク(ファソン工作所)
武術:ファン・ジンモ (Triple-A)

出演
キム・ソノ → 貴公子
カン・テジュ → マルコ・ハン ボクサー
キム・ガンウ → ハン理事 学術財団
コ・アラ → ユンジュ 弁護士
ホ・ジュンソク → カビョン
チョン・ラエル → カヨン
ク・ボンジン → チョ社長
イ・ギュウォン → 組織1
チュン・ニニョ → 組織2
パク・チョンボム → 組織3
ソン・ヨンゴン → 組織4
リュ・スンム → 韓国男1
オ・ギドク → 韓国男2
ソン・ソンチャン → 理事1
シン・ヨンウク → 中年男2

特別出演
チェ・ジョンウ → ハン社長
イ・ギヨン → キム先生

Caroline Magbojos → ハンの母親
Justin John Harvey → 西洋男
ほか

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

 

 

 

 

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