まぁ~このドラマに関して言えば、
「亀梨くん、キミはよく頑張ったよ…」ってことですね。
TBS 金曜22時
「ヤマトナデシコ七変化」最終回
主演ー亀梨和也
脚本―篠崎絵里子
演出―石井康晴
前回、スナコ(大政絢)の陰の尽力で母親(麻生祐未)との和解ができた恭平(亀梨和也)…
スナコから借りた黒マントを返す時、素直に感謝とスナコへの思いを言えばいいものを…
つい憎まれ口をたたいてしまいます。
そんな恭平がじれったい周りの人間たちは一計を案じて、ドッキリを仕掛け、スナコのピンチを恭平に助けさせます…
…で、スナコにピストルをつきつけるダンテに
「殺すならオレを殺せ」
「売り飛ばしたいならオレを売り飛ばせ」
って涙を流しながら訴えかけるところは良かったけど…
そのあとドッキリでした~って…
( 」´0`)」オーイ
せっかくの亀梨の演技をフイにするところが、いかにもこのドラマのダメさ加減を表してましたね…
最終回ぐらい、もうちょっとどうにかなりませんでしたかね…ホント。
まぁ最後は素直に思いを告げ、ホラー女のままでいい…ってことで、ドクロをうまく使って頭突きされず、キスもできたのでした。
めでたし…めでたし…。
【総評】
「花より男子」の夢再びってことだったんでしょうが、そんなに甘いもんではなかったですね…
スナコのキャラ設定の突飛さ、おふざけな感じが、視聴者を早々に突き放してしまいました。
もっと早い段階で4人の下宿人とスナコがそれぞれ抱える悩みを、明確に出していれば人物に共感がわき、視聴率も落ち込まなかったのでは…と思います。
私めも一時はリタイアを考えましたが、とかく「低視聴率男」のレッテルをはられがちな亀梨が、頑張ってる姿を見て、
ちょっと応援してあげたい気持ちが芽生え、ついに最終回まで見てしまいました…
特に母親とのくだりの演技は、彼が演技者としてしっかりした物を持っていることを改めて教えてくれました。
ビタリと合った役柄で優秀な脚本、演出に恵まれれば、ヒットドラマをこの先、生み出すことも可能なはずです。
今回は脚本がひどかったですね…とにかく。
そんな脚本を書かせるプロデューサーもダメですが…
亀梨以外の内博貴、手越祐也、宮尾俊太郎らも、能力のある人たちだと思うのですが、上っ面の薄っぺらな演技ばかりやらされて、発揮のしようがなかった感じでした。
ただクセの強いスナコを演じた大政絢は、回を重ねるにつれ良くなっていき、力のある女優だな…と感心しました。
まぁ亀梨くんの次回作品に期待したいものです…
良い作品、良いスタッフに恵まれますように…
(o^-')b