普通に描いたら硬い話になってしまうので、民間出身の検査官が女詐欺師を調査官にスカウトするという、かなり強引な設定で面白みを加えたわけですが…
日本テレビ 水曜22時
「黄金の豚～会計検査庁特別調査課」第１話
主演…篠原涼子
脚本…吉田智子
演出…佐藤東弥
黄金の豚ってヘンなタイトルだな…と思っていたのですが、豚の貯金箱のことなんですね。
つまり、国民がコツコツ稼いだお金の象徴で、そこから搾り取られた税金を、不正に使いこんでる悪いヤツらを懲らしめるというのが、このドラマのテーマ。
詐欺師と承知の上で、検査官(宇津井健)は芯子(篠原涼子)を採用します。
最初はイヤイヤで仕方なく始めたものの、正義感に火がつき燃えるまでが今回だったわけです…
高級老人ホームチェーンの経営者と社会福祉庁長官の癒着が今回暴かれましたが…
どうもやはりヒロインが異物すぎて、ウソくささがつきまといますね…
せめて「ＨＥＲＯ」の久利生検事くらいの、型破りな感じでとどめて欲しかった気がします…
篠原涼子はお決まりのぶっきらぼうキャラで、特に新鮮さは無し。
面白いのは大泉洋とのからみで、かつて芯子に結婚詐欺にあったことがあり同僚になってしまったという設定が笑えるポイント。
大泉がやりこめられるのがお約束になりそう。
やる気満々の東大卒の新人を岡田将生がピカピカな感じで演じています。
さえない上司の生瀬勝久といい、八百屋をしている芯子の母親のもたいまさこといい、適材適所のキャスト。
あとはどれだけリアルな話でスカっとさせてくれるか…
絵空事にならないようにしてもらいたいと思います。
今回の評価は…
