日本になじまぬプロファイル…「LADY」総評 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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冬ドラマが始まる際に話題の1つとして、刑事ドラマの内、3本が犯罪心理を扱うという…珍しいネタかぶり現象がありました。





ここらでちょっと変わった刑事ドラマやらないと…ってことだったんでしょう…




他の「デカワンコ」や「悪党」もひねりのきいた刑事ドラマでしたからね。





しかし!


TBS
「LADY~最後の犯罪プロファイル」

フジテレビ
「CONTROL~犯罪心理捜査」

テレビ朝日
「ホンボシ~心理特捜事件簿」



「ホンボシ」は1回も見てませんが、内容的には成功した作品は無かったと言えそうです。





刑事ドラマで心理を扱う難しさを改めて知ることになりました。





目端のきくフジテレビは、途中から心理をからませるのを減らし、普通の刑事ドラマっぽくしてしまいました。





一方の「LADY」はプロファイルのチームが主要キャストだけに、逃げようがなく、犯人像をプロファイルするという現実味のない行為を最後まで貫きました。





犯人像に迫っていくスリリングさを出すためには、かなり脚本の出来に頼るところが大きいのですが、3人くらいいた脚本家はいずれも力不足。





プロファイルのスゴさに感心させられる回は1回もありませんでした。





思うにアメリカではプロファイリングが実際の捜査にも有効活用されていて、それを扱ったドラマも成功したのでしょうが…





日本はいまだにプロファイルなんてよ~という懐疑的なところがあるんでしょうね…





それを払拭するだけの説得力があれば良かったんですが…





どうもイマイチな感じは否めなかったし、全体に薄っぺらでしたね。





そもそも北川景子を主演にしているところが致命的で、平岡祐太や要潤といったまわりのキャストも含めて、おしゃれっぽくしようとするあまり、お遊びっぽく見えてしまったのも、リアルさからどんどん離れてしまい、どうでもいい感じにしてしまいました。





このメンバーで恋愛群像ものをやってくれた方が余程良かったのに…
とそもそもの企画にダメ出ししたい気分です。





まぁ…今後連続ドラマでプロファイルを扱う刑事ドラマは出ないことは確かですね。
(^-^)b