いろいろ盛り込むなぁ~「生まれる。」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマの脚本はバラエティーの構成作家として活躍してきた鈴木おさむ。鈴木にとって初めてのドラマです。





そこでいろいろと視聴者へのサービスを随所に盛り込んでいて…





TBS 金曜22時
「生まれる。」第3話



主演…堀北真希
脚本…鈴木おさむ
演出…武藤淳





例えば冒頭には必ず高齢出産体験者や妊娠中の人のインタビューが流れる…





更に高齢出産をテーマに取材している愛美(堀北真希)が調べてきたデータを、編集長(戸田恵子)にプレゼンするのも毎回のお約束。





高齢出産についてわかりやすく説明してくれる。今回は卵子提供について。





簡単に説明がされ、そのあと実際に卵子提供で子供を産もうとしている女社長(若村麻由美)のもとへ取材に。





何でも手に入れてきた社長が唯一手にできなかった子供が欲しくなり、強引とも言える手段を取ったと聞き…





それはあなたのエゴです…と違和感を口にする愛美。




仕事中に破水(?)した社長は出産、しかし生まれた子供は生まれつき心臓に穴が空いていて手術を繰り返さないとダメな子供でした。




生んだらベビーシッターに預けて仕事すると言っていた社長は仕事は他の人でも代わりはできる…と子供といる決意をする…





若村麻由美がうまく演じていて…引き込まれました。




このドラマは、そんなエピソード以外にも、4人兄弟にいろいろ欲張った仕掛けをしていて、





長男太一(大倉忠義)は実の父親に金をせびられ、職場のデザイン事務所では自分のデザインを同僚にパクられ、その手引きは信頼してた先輩(酒井若菜)がしてたようで…





次男の浩二(中島健人)は、以前白血病になり母親(田中美佐子)から骨髄をもらって死なずにすんだ…しかしどうやら再発してるようで…妊娠中の母親からはもうもらえないかもしれず…




次女の美子(竹富聖花)は
嫌がらせメールに悩まされていて、相談する子が実はその張本人らしく…





…とまぁ、いろいろあるわけです。大倉、中島、竹富の3人がしっかり演じていて、それはそれで期待感はあります。





あといいのは大杉漣演じるチョコ好きの産婦人科医。今後の相談をする田中美佐子とのやりとりは、ざっくばらんでタメになる知識が盛り込まれてます。





…ということで、とにかく視聴者の興味をひこうと頑張っているのが、いい形にはなってますが…





欲張りすぎて肝心のテーマがボヤけない気をつけてもらいたいものです。





今回の評価は…7